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皆さんおはようございます。阪急連帯を考える会の石原です。16春闘ではベア2000円、年間臨給・年間一時金4.82ヶ月+家族給分で5.4ヶ月と一律8万円で、そしてシニアパートナーには特別一時金の支給で妥結いたしました。 賃上げは昨年を下回ったものの2年連続のベアを獲得と5.4ヶ月一律8万円の妥結のなか、妥結アンケートを取ると「まぁまぁが65%」を占めましたが、しかし会社は過去最高の利益を上げるなか内部留保をガッポリため込んでいます。 4月1日に三重県南東沖で地震が発生し、緊急地震速報が発信されたにもかかわらず列車は緊急停止させることなく、知らぬは運転士ばかりと4月29日シグナルを発行し訴えてくるなか、今度は10月21日14時07分鳥取県中部で震度6強の地震があり、大阪でも震度4の大きな揺れがありました。 京阪線では大きなダイヤ乱れがあり、阪急への振替の手配がされ、その対応で阪急京都線でも22時過ぎまでダイヤ乱れがありました。 今阪急ではお客様第1主義が提唱され、身だしなみ、言葉づかい、お客様の対応やクレームがあったかどうかが問われ、各駅管区から接遇コンテストへの出場、各乗務管区から車掌コンテストや小集団での見学会などの体験等も取り組まれ、このコンテストがボランティアなのかサービス残業なのかグレーゾーンのなかで取り組まれています。 阪急労働組合の松井労組委員長は定期大会で野党共闘について一定の成果と述べ、「今回の参議院選挙は安倍政権での憲法改正に批判的な政党が選挙協力する形で野党共闘が実現した、選挙区32の1人区で当初の予定を下回ったとはいえ、11議席を野党統一候補が勝利したことから、野党共闘には賛否両論がありますが、私は一定の成果があったのではないかと思います。共産党と共闘することについて一部の有権者の厳しい声もありますが、今最も大切なことはくだらない政局よりも、民主主義を守り、戦争のない平和な日本を作ることだと思います。現実を考えるとこうしなければ今の政権与党には勝てませんし、思いのままやられます・・・」と述べています。 9月21日大阪の近鉄東花園駅で乗客の理不尽なクレームに逆上した若い車掌が高架から制服制帽を脱いで飛び降り、重傷を負った事件は社会的に大きな問題になっています。 今私たちは仲間とともに17春闘のアンケートが200枚を超える組合員に当るなか、アンケートはするのが当たり前と言う職場もあり、アンケートの中にあるあなたの声欄の中に「正規・非正規の格差を縮めて欲しい」「運転士と指導員と見習がほとんど同じではやってられない」などの意見が寄せられています。 仲間を増やす活動では、ある会員は一緒にデモに行かないかと声かけると4人が参加し、職場の話や政治的な話などが話題になるなど、また他の会員は貸し切り電車で職場交流や、模型運転会を開き仲間のきずなを強めるなど仲間への誘いを行っています。 そんな中でも今、私達の活動に求められているのは職場での信頼を高め、誠実に対応することが大事で、それに対しての目標を持ち期限を切って当たり、それをお互いの仲間が共有し展望を持つ事が求められています。その為には職場新聞であるシグナルや阪急民報を活用し、今では職場から仲間の居なくなった正雀工場に対して、職場新聞の配布を今でも門前で続けています。 職場新聞であるシグナルでは乗務員から寄せられるパンタグラフの異常な消耗や、事故による振替によって起きる車両運転間隔や乗務員の手配などの問題点等を取り上げるなか、お客様第一主義やクレームについての記事を取り上げています。 「安全の確保は輸送の命」であると言われていますが、いま輸送に携わる者は何が一番大事なのか職場組合員と対話するなか、仲間増やしに邁進することを決意し、これで私の報告を終わります。 |