昨年23回交流集会以降、阪急職場で取り組まれた活動を報告し討論に参加致します。

いま社会で大きな問題となっているワーキングプアを始め派遣社員・偽装請負が国会で取り上げられていますが、私達の職場にパートや非正規の方が入社されてから5年が経過いたしましたが、昨年07秋闘において「入社三年経過したら社員へ」と言う要求に対して、会社から「分社会社の従業員に対しては、2005年労働協約改定交渉結論に基ずく労使協議会において引き続き協議する」との回答を得て、今年一月の労使協議会において「パート労働者においては3年を経過した時点で契約社員の試験を行い合格者には契約社員に、契約社員については現在5年契約を3年に短縮して、一年を経過した時点でHRS社員への登用試験を行いHRS社員へ」との結論を引き出し、不充分であるが社員への道を引き出すことが出来ました。

 しかし、この間多くの非正規の方が正社員への道に不安を抱き辞めていいたことは残念です。

 これは私達が組合役員に事あるごとに訴え続けた成果だと思います、この成果は08年4月より実施され、非正規社員の36名が試験を受け9名が不合格となった結果に対して、私達は労働組合に不合格となった疑問点を問いただすよう申し入れてきました。

 乗務職場では三年に一度のクレペリン検査実施年に当たり、乗務職場から駅職場では慢性的な要員不足が続くなか、駅への転用者を多くするのではないかと不安が広がってることをふまえ、組合本部に「クレペリンの名を借りた悪用は許してはならない」と申し入れをお行なって参りました。

 私達の運動は「労働組合と共に」との活動のなかで、私達の会員も定年者が相次ぐなか、副代表である斉藤充男さんの定年祝賀会に、組合三役を始め各支部の代表が参加され、総連宮下委員長のメッセージが届くなど、私達の活動が「労働組合と共に」と言うことが組合の信頼を得たことではないかと自負していますが、けして労働組合の提案に対して全面的に賛成するのではなく「節度ある批判と道理ある説得」で活動して来た結果だと思います。

 私達の活動は正社員が定年退職等で減少していくなかで、非正規の方々と接触を広げ、彼等の悩みや相談を聞き、気軽に語り合える場を作り、仲間を増やす活動を展開していくことを訴えて報告を終わります。