私鉄「連帯する会」第29回全国交流集会 (ホテル紅や)

 

 

宿から見た諏訪湖の夕景色

 

 私鉄「連帯する会」の第29回全国交流集会が11月14日上諏訪で開催されたので参加してきました。

 今年6月までは尼崎に居を構えて阪急の仲間と毎年交流集会に参加していましたが、7月に大分県別府市に転居しての交流集会参加となりました。

 

     

列車の車窓から見た木曽路の紅葉

 

列車の車窓から見た北アルプスの雪山

 

 14日当日職場の仲間であったOB二人と阪急梅田駅で落ち合い新幹線・在来線と乗り継いで上諏訪の会場へ、会場に着くと全国各地から大勢の方が参加されており、一年ぶりに再会する参加者と近況を語り合うなか集会が始まりました。
 

    

    神が宿ると謂われる上諏訪駅には締縄が駅舎に張られている         開会前の私鉄歌声サークルのコーラス

 

司会者の開会挨拶に続いて全国世話人代表の小林さんからこの一年の活動報告を兼ねた挨拶に続いて立正大学法学部教授「金 子  勝」さんより「輝く日本国憲法、改憲を許さぬ闘い −日本国憲法はどのようにして生まれたかー」と題する紀念講演がありました。

 日本国憲法誕生を語る前に国政の状況を見ておく必要があるとして、先の衆議員選挙で改憲派を名乗る自民・公明・日本維新の会・みんなの党が憲法改正に必要な三分の二(定数480人中397人・・三分の二は32人)を占め、今年の夏行われた参議院選挙でも三分の二(定数242人中163人・・三分の二は162人)を占め改憲の条件は整ったとして2016年までの間に改憲を狙っており、日本国憲法の現実的な危機が出現したと。

 なかでも改憲派は日米安保は世界で最大なもので、21世紀地球的な規模で協力するとしたうえで、中国との領土紛争を利用した改憲への道で不可欠なのが秘密保護法で共産党を除いて各政党の取り込みを自民・公明が行い、維新の会とみんなの党は秘密保護法案に賛成している。(秘密保護法案の秘密とは、それが秘密で何が秘密なのか判らない、国民一人一人がこれは秘密ではないよなと話しているとき警察からそれ秘密だと言われて逮捕される代物です)

 と、言うように前置きの話のあと、世界で最初に戦争を仕掛けたのは日本で、その後ポツダム宣言を受けるまで戦争に明け暮れ、宣言の後日本軍国主義者の権力及び勢力は永久に除去するとしたうえで日本国民に民主主義と基本的人権の尊重が確立され、軍事産業の維持は許さないとする過程で世界で類を見ない戦争放棄を謳った現在の日本国憲法が生まれた。

 その憲法が自民・公明をはじめとする改憲派がアメリカの要請に応え、憲法改正を口実に改悪を狙っている中で、私たちは戦争放棄を謳っている憲法九条を死しても守る必要があると一時間半にわたって詳しく話されました。

 記念講演のあと分科会・分散会があり、そのあと参加者が一同に集まり大夕食会が行われ第一日目を終えました。

 

    

       活動報告をする「連帯する会」の代表                   記念講演をする金子 勝 さん

 

    
       夕食を前に会場主催者より挨拶を受ける                  夕餉のアトラクション

 

一同に会しての夕食

 

 二日目は争議団の支援要請を受け、そのあと各会から28回全国集会以降の取り組みについての報告が行われたあと、小林代表からまとめの報告を受け全日程を終了し、来年の再開を約束して散会しました。
 

私が所属する会からの発言者

 

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