おこじょ山の会

 一日おきに降り続く梅雨空、登って見たい山は数あれど災害が伝えられる今年の梅雨、そんななかでも比較的山頂まで車が登れると云われてる兵庫県淡路島の一等三角点、、私が兵庫県で登頂出来てない一等三角点は次の山である(田君谷山・雛倉山・家島・釜口山・竜宝寺山)

 この中で釜口山(475.66m)・竜宝寺山(254.35m)は淡路島にあり比較的低山と云うことで雨が降っても行けるだろうと行ったのが大きな誤算だった。

 淡路島に渡った時点では曇り空で雨も降りそうな気配もなく、淡路島公園花さじきで花を観賞したあと釜口山を目指す。まずは公園に咲いてた花を観賞下さい。

公園内の牧草地

お花畑

  

      牧草地で牛が草を育んでいる                    毛糸花

           

    

    

    

 地図を頼りに釜口まで行ったが、釜口集落から釜口山への道を探すが集落には幾つもの道が有り、どの道を言ったら行けるのか判らず、誰か外に出てないかと探してると草刈りをしてる方がいたので、釜口山を訪ねると、「釜口山は知らないが月の山観音なら知ってると云う」釜口山は月の山観音の後ろ山なので礼を述べて車を走らせるが、林道は車一台がぎりぎりに通れる道だ、何時この道が行き止まりになるのかと不安を抱きながらゆっくり登って行くと月の山観音に出た。

  

    月の山観音堂                             釜口山へ

 月の山観音に着いた辺りから雨が降り出して来た、月の山寺横にまだ山の奥えと続いている道が有るので小休憩のあと車を走らせると登りもきつくなり、車道には倒木が横たわり、取り除いてゆっくり登るにつれ、楠科の落ち葉が車道一杯に積もり、油を含んだ落ち葉が濡れてタイヤがスリップし幾度となくバックしては登り返すが、これがなかなか・・・落ち葉を除けては登り返し、車を後ろから押したりしながらこれより高いところは無いと思える所で地図を見ると、どうも200mほど行きすぎてるように思えるので、車から降りて徒歩で引き返していると、それなりのマーキングを見付け、道なき道を登って行くと平たくなった所に地中に埋まった一等三角点の標石を見付けた。(傘を差しての写真は手振れで上手く撮れなかった)

  

釜口山の一等三角点

 それにしてもこれほど神経を使い、手に汗を握って喉をからからにして訪れた三角点は無い、ネットには三角点の横に天測点が有ると記されていたので、天測点の意味が判らずに天測点探しに木々の合間を傘をつぼめて探してりると、三角点から10mほど離れた所に見付けたが、天測と言うぐらいだから星の位置を観測するための物なのか。

          

         天測点                   落ち葉が滑ってなかなか登れなかった坂 

車を押して跳ねられた泥が衣服に

 車に戻り地図を確認すると道の先は群家に通じてたので、ゆっくり車を走らせてると二股に分かれた片方が通行止め、そかしターン出来ないので出来る所まで進めると名前の判らない無住の寺に着いた。

 車をターンさせて、もと来た道を引き返すことに、登りで苦労した所は下りでも滑りハンドルを取られる、

民家まで下り終えた時はほんまに喉からから・・・雨の日は釜口山はお勧めできない、地理院の方にお願いします、三角点への指標と登山道の整備をお願いします。

 釜口集落に公園があったので東屋をお借りして昼食休憩を摂ったあと、竜宝寺山の三角点をどうするかと迷ったが、雨も小降りになり時間もあるのでとりあえず行くことに。

 

 竜宝寺の山門に着くとまたも雨が降り出してきた、竜宝寺山は竜宝寺奥の院の裏にある山のため奥の院に行く道を探すと、寺横に車道と長い階段があり、階段を登って行くと駐車場に、その駐車場から先ほどの倍近い階段が延びている、階段を登り終えると立派な奥の院が現れる。

         

       竜宝寺の山門から寺を見る                     奥の院への長い階段

 竜宝寺山は奥の院の後ろで高さは視覚的には寺院と同程度で、登り口を捜すが寺を建て替えるときに山の斜面を削り取ったためか登り口は無く、迷った末脆い砂礫の斜面に傘を杖に登り始める、山頂と思える10m手前に出ると回りはイバラのある低木に覆われ、傘で払いのけながら山頂と思えるところに出たが、山頂?は笹に覆われ三角点を探すがなかなか見つからず、何かが足に躓いたと思ったら、それが三角点標石だった。

          

笹に隠れた竜宝寺山の一等三角点

竜宝寺奥の院

 全身雨に打たれびしょびしょになりながら点石を写真に納め、砂礫の崖をどうやって降りようかと慎重に寺院に降り立つと、今日の目的を達した気の緩みが出てきた。

竜宝寺

 竜宝寺まで降りて、お互いの服装を見比べて自然と笑いが・・・車に戻り走り出すと雨も上がり、今日の三角点詣では釜口山と竜宝寺山に取り掛かったときだけ雨に降られ、車が走ってるときは時折陽も射すと、何と運の悪い三角点詣でだったんだろう。

 雨に降られ、衣服は泥だらけになっても気迫と根性で登頂した一等三角点でした。