おこじょ山の会
(かならせやま)758m 万里の長城から奇岩に見入る孫 7月20日、孫が小学校に入学して初めての夏休み、娘を説得して初めてのおじいちゃんと九州への旅行、旅行と聞声が良いが本当はおばーちゃんの墓参り、只墓参りだけでは夏休みの思い出にはならないので、私の趣味に付き合って貰うことにして、宇佐市院内町?の孫でも登れる鹿嵐山雄岳に登ることに。 20日孫の終業式が終わるのを待って迎えに行き、私の姉と同行者の都合で新大阪18:22分の新幹線と在来線で中津へ、 列車が好きな孫 新幹線N700系の前で 21日、孫と姉・同行者と四人で鹿嵐山へと車を走らせる、鹿嵐山は758mだが約400m近くまで車で登れるので標高差はそんなにない、第二登山口の駐車場に駐車して登山開始、ネットで調べた結果登山道の大半が木立の中を歩くと記されていたが、真夏の駐車場では気温31度近くあり焼けつくような暑さだ。 水分補給の水分と歩き持って食せるエネルギー源をたっぷりリュックに詰め込み登り始めるが、真夏の生き物で蛇には気を付けなければならないので長い竹を拾って登山開始、雄岳までの登り所要時間は1時間30分と記されているが、私達は真夏の暑さと登山には慣れてない孫と姉のために山頂まで二時間半かけて登る予定だ。
鹿嵐山第二登山口 登山届けを出す姉 ご機嫌に谷筋を登る孫 植樹林の谷筋をゆっくり登るが直ぐに汗が噴き出して来る、谷筋から斜面に変わった所で小休憩、登り始めて25分程で地蔵峠分岐に出た、地蔵峠分岐は耶馬渓へと続いてる所で3〜4分下った所に地蔵尊が祀られてるので是非お参りをと記されていたが、帰りに立ち寄ることにして尾根道を雄岳へと歩を進める。 地蔵峠分岐から少し登ったら展望の開けた素晴らしい奇岩が織りなす岩尾根に出た、案内によるとこの辺りを万里の長城と記されてる、ほんまに万里の長城と呼ぶにふさわしい両側が切り立った崖の上に細い尾根が百数メートル続いている。
万里の長城から見た奇岩 ロープを掴まえてののぼりが続く 孫もこんな場所は初めてなのか奇岩と展望に見とれたあと両側が切り立った岩の細尾根を走りだしたので手を離せない、細尾根が終わると同時にロープが設置された急降下が待ち受け、はしゃぐ孫にも緊張感が走ったのか「じいちゃんどうやって下りるの」と聞いて来る、手と足の位置を伝えると同時に手を添えて下り終えると、今度は緩やかなアップダウンが鹿嵐山の取り付き点まで続き、取り付き点と思える鞍部で小休憩。 鞍部から上を眺めると大きな斜面と35度はあるかと思える急斜面に九十九折れに続いてる登山道が、登りはじめると至る所にロープが残置されてる、あと700mと記された辺りから登りは爪先上がりで登れるが下りが心配だ、あと500mと記されたところでロープを掴まえつつ登る孫が着かれて来たのか「じいちゃんあと何メートル」と聞き始めてきた。
山頂の木陰を求めて 山頂一等三角点 斜面が終わり尾根に出ると傾斜度はさらに増し、立木にロープが張り巡らされている、あと300mと記されたところでロープと立木に掴まり爪先上がりに登って行くと急に尾根が緩やかになった、山頂への尾根に出たよううだ、残り100mと記された所から2分もすると木立が開けた広場に出た、鹿嵐山山頂雄岳に着いた、孫と二人一等三角点の標石にタッチして低木からの展望を楽しむ、口には出さない孫も山頂を踏んだことに凄く感慨深いようだった。
山頂で鹿嵐山の能書きを読む姉 山頂で記念撮影 私は九州の山々については有名な山しか知らないが、写真で見る地形から英彦山や湯布岳が間近に見える、しばし展望を楽しんだあと昼食休憩とするも日陰は無く、やや藪の中に入り込むようにして昼食、陽射しがきついので早々に登って来た登山道を引き返すが、尾根の下りは落ち葉がしっかり積もってたので滑りやすいのが心配。
急勾配の尾根を下る 万里の長城尾根から見た鹿嵐山 尾根の下りにかかると孫と姉はロープにしがみついて下るも思った通り姉と孫が交互に尻もちをつき、ロープより立木を掴まえて下るように指示してやっと鞍部まで下り終える。
下りで孫の顔より大きいキノコ見つけご機嫌 万里の長城岩からしか嵐山を振り返る 地蔵峠まで下ると地蔵尊へお参りと記された案内にひかれて地蔵尊まで下ってみると立派な地蔵尊と管理小屋があり、小屋の管理は耶馬渓方面の方が管理してるのか整備された参道がある。 地蔵尊 孫が賽銭を・・・ 谷筋の谷川でタオルを濡らし顔を拭いて駐車場に、家に帰り着くと明日私の妻の墓参りの事を考えると時間的に余裕があるので、姉に車を借りて墓のある別府へ。 別府に行く途中日出町に遠見塚と言う標高115.4mの一等三角点があるので立ち寄ることに、孫にそのことを伝えると「もう山には登らない、山に登るなら行かへん」と言うので「車で山のてっぺんまで行けるから登らへんよ」と言うと「そんな事言っても絶対に登るやろ」とかえってきたので「登っても階段三つぐらいかな」と諭して遠見塚へ。
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