おこじょ山の会

展望所から見る草千里

 OB有志7名で九州宮崎・鹿児島・熊本をぶらっと回ってこないかと車一台で出かけてきました。

 大阪南港から船で宮崎港に渡り、今から30数年前は新婚旅行のメッカとして一躍有名になった青島から鵜戸神宮を回り、「棚田100選」認定された坂元の棚田を訪れると稲穂はまだ青々としていたが畦に植えられた白と真紅の彼岸花のコントラストと入選された案山子が迎えてくれた。

  

    船から見る夜明け                       青島駅

    

青島

  

       青島の洗濯岩                    鵜戸神宮本殿

鵜戸神宮

  

      鵜戸神宮                        白の彼岸花

 棚田の自然を満喫したあと「日本の滝100選の滝」関之尾の滝を訪れ宿へと向かうが、今夜の宿はラムサール条約に登録された藺牟田池湖畔の「いこいの村」、藺牟田池には渡り鳥であるハクチョウが定住し、湿原地特有の池塘が広がっている、池は数万年前に山の爆発によって出来たと記され、その周りには七つの低山が取り囲んで、季節を問わず多くの方が訪れ登山に散策に訪れるらしい。

  

坂元の棚田

  

      棚田の案山子                      関之尾の滝

 

         いこいの村全景                      藺牟田池と湿原地

 「いこいの村」はかけ流しの温泉で、のんびりと温泉を楽しんだあと、明日の工程を語りながら美食に酔い就眠。

宿のガラスに映った藺牟田外輪山(七つの山があり、縦走コースが整備されている)

  

      サービスエリアから見た桜島                  球磨川

 翌日熊本県の球磨川を経て阿蘇山へ、藺牟田池に来た道を鹿児島インターまで戻り鹿児島SAに立ち寄ると、昨日はガスによって裾野しか見えなかった桜島が山頂にガスを抱いて全体像が見え感激する。

 高速を降り山間の国道を走っていると九州唯一の急流を持つ球磨川が現れる、球磨川は船下りでも有名だが残念ながら船下りをしている観光船を見ることは出来なかった。

 八代から高速に乗り熊本で降り阿蘇山へ、阿蘇山は平日にも関わらず大勢の観光客で賑わい、さすが世界に誇る火山だけはあるなと、噴火口から火口を覗くと底にはエメラルドグリーンの水が溜まり、その周りからはガスとも蒸気とも言えるものが噴き出している。

  

    噴火による避難壕

阿蘇火口湖の全景

 阿蘇山を後にして今夜の宿である別府へ、別府の宿は参加者がやっと泊まれる小さな我が家で、我が家に着く前別府温泉で最大級のホテルを構える杉乃井で温泉に浸かり我が家へ。

国道212号線から見た阿蘇山

 大阪に帰る日車は陸路を走るため何処に立ち寄る時間もなく、高速から国道、そして高速とただひたすら車を走らせ三宮に18時前に着き列車にて帰路に着く。