1900mまで車で登れる赤石山脈の前衛峰 櫛 形 山(2052m) 11月3日・4日、静岡県焼津市で「私鉄連帯する会」の全国交流集会が開催され、その集会に参加した帰り山梨県アルプス市まで北上し芦安温泉に宿泊。 山梨県の山や観光旅行で国道52号線や中央道を車で走るたび丸い大きな山が気になり調べてみると櫛形山と帰されている、あの山の山頂から富士山を眺めたらさど素晴らしい富士山が眺められるのではないかと、機会があれば一度は訪れてみたいと思って地理院の五万分の一で調べると林道が山頂直下150mまで延びている。 11月の初めとは言え2000mを超える山梨の山は雪対策のため早々に通行止めになる公算が強いので、夕食後宿の主人に林道状況を聞き、その林道は何処から入ればよいのか尋ねると、県民の森から入るのが一番良いと教えて頂いた。 北伊奈ヶ湖の紅葉 5日、20時頃までに尼崎まで帰るため、朝食後早々に宿を出発、旧国道52号を静岡寄りに戻ると県民の森と記された標識を右折して山へ向かう、県民の森に着くと早い時間にもかかわらず、今が最盛期の紅葉狩り客が大勢訪れていたが、私は先を急ぐので櫛形山への指標に従って林道へと車を乗り入れる。
1600m辺りの展望所から見る富士山 林道は舗装を施されているが乗用車一台がやっとの狭い道、対向車が来た時のことを考え、対向出来る場所を確認しながら高度を上げて行き、木々の切れ間に出ると助手席から急に止めての声、止めると素晴らしい富士山が雲海の上に顔を出している。 しばし富士山を眺めながらシャッターを切り、なおも高度を上げていくと急に前からダンプカーが現れる、確認していた対向出来る場所まで戻り、さらに高度を上げていくと広い広場のある峠に出た、広場には数台の車が停車し、思い思いの場所に三脚を立て盛んにシャッターを切っていた。 高度計を持っていないので正確には判らないが、峠辺りで1600mぐらいだろうか、峠からの登りは舗装と地道が交互に続き、地道は小石がや雨水の流れによって大きな溝が出来、ハンドル操作を誤れば車底の擦る音がする。 まもなく終点と思われる所まで登ると近日中に舗装されたと思える綺麗な舗装路に変わり、たぶんあのダンプは工事終了の荷物を取りに来たものと思われる。 林道終点は立派な駐車場でトイレ付きの非難小屋が設けられている、その小屋の外壁に笠形山の登山案内図が取り付けられ、案内図を見ると私が登ろうとするコースで山頂まで50分となっている。 地形図からして今までの経験からせいぜいかかっても20分もあれば登れると思い登山開始、尾根に出て急坂を振り返ると目の前に南アルプスの連山が飛び込んでくる、しばし見とれて山頂でタイムを見ると23分かかっていた。
櫛形山山頂の三等三角点 木々の合間から見る富士山 山頂は三等三角点で山頂からの眺めは南アルプスや富士山方面は木々に囲まれ望むことは出来なかったが、北に当たる国師ヶ岳・金峰山・甲武信ヶ岳が望まれた。 山頂直下の展望所から見る南アルプス 駐車場まで戻り、登ってきた道を引き返し、県民の森で色づいた紅葉を楽しんだあと、旧笠形町で昼食休憩を摂り一路高速に乗って二度の休憩を経て尼崎の自宅に19:45分に帰宅。 北伊奈ヶ湖 今回の笠形山で唯一つ残念だったのは部分的に木々が邪魔して南アルプスの全貌がカメラに収められなかったことである、しかし今回も素晴らしい交流集会と露天風呂から眺める紅葉の芦安温泉と富士を眺めた笠形山でした。
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木々に生える苔 |
駐車場の案内標識 |
駐車場小屋に設置された案内図 |
車道どちらも通行止め 右を確認結果通行可 |
北伊奈ヶ湖 |