宍粟50名山 禅師山(434m)

展望尾根から見た風景  下の街は山崎市街地

 登山口10:00−禅師山尾根分岐11:03−禅師山山頂11:25−禅師山尾根分岐12:00・12:45−登山口13:30

 山仲間から宍粟50名山の登頂を目指し、未踏峰の山で禅師山があるので行かないかと誘われ行くことにした。

 自宅を8:00出発、高速を経て山崎へ、禅師山は以前訪れた国見の森公園の向かいにある山で戸原小学校前の登山口に、駐車場は無いが小学校前の道路に駐車スペースが出きる膨らみがあり、車の走行に支障ないように止める。

 周りの田畑には今が盛りの彼岸花が咲き乱れ、真紅の花が出迎えてくれる、登山口は慰霊塔のある石段に丸木の指標が立てられているが車だと見落としやすい、出来たら慰霊塔のある道路側に少し大きな案内板でも設置されていたらと思う。

    

       民家の庭に生えている彼岸花                        登山口  100m右側に駐車場所がある

 登山口を入ると直ぐに鹿除けの柵が現れ、柵内に入ると尾根道と谷道の指標が現れ、私たちは谷道を登り尾根道を下ることにして谷道へと進む。

    

          谷道と尾根道の分岐                     墓地の横にある鳥居 谷道はここから始まる

 谷道は利用者が少ないのか荒れており、登山道は有って無いに等しい様相を呈している、そのなかで唯一登山コースを示しているマーキングを頼りに登るが、道はガレ石の連続で浮石と滑りやすく足元に気をつけて登っていると道を見失いかけない。

    

         谷道に入る所にある県の案内板                    何処に道があるのか・・・マーキングが頼り

 休憩を採りつつ登って行くが、このとき休憩していたのが下山後に災難にあっていることに気づく、四人のうち私を含め三人がヤマヒルの犠牲にあっていた。

    

        登山道か涸れ谷川か判らない道                 多分ここでヤマヒルの犠牲に? 座っている方は犠牲なし

 見晴らしの尾根に出ると戸原小学校・禅師山と記された指標が現れた、尾根道は良く踏みこまれた道で、一般的には尾根道を利用していることが窺われる、尾根道を禅師山へ少し登ると禅師山廃寺跡(養法寺)と記された広場に出た。

    

            尾根分岐                                      廃寺跡

 寺跡を過ぎると急な登りとなり登り終えると反射板が現れ、禅師山は反射板を廻りこむように続いており、反射板から少し下って二度ほど登りなおすと少し広い広場に出た、禅師山山頂だ。

    

禅師山山頂

 山頂には四等三角点の標石が埋め込まれ、その後に新しく設置された禅師山を示す標柱が宍粟市によって立てられている、山頂からの展望は周りを木々に囲まれて皆無のため、昼食休憩は谷道からの出合い尾根まで戻り、展望を楽しみながらすることにする。

    

尾根展望から明神山と国見の森公園を眺める

 昼食休憩を終え、戸原小学校へと尾根道を下り始めるが、これがなかなか急峻な登山道で立ち木に捕まりながら下っていく、特に急を極める所は九十九折れになっているが、これが登りなら大変だと、やはり登りは谷道のほうが良いなとヤマヒルの犠牲に気づくまで勝手に思う。

    

                急峻な下り                        下り尾根から禅師山を眺める

 車に戻り靴を履き替えようと屈んだとき、ズボンが血に染まっているのに気づき、裾をめくってみるとヤマヒルにやられた痕があり、他の人も靴を脱いで確認すると、一人はまだ靴下の上から血を吸っているヤマヒルが出てきた。

 国見の森公園・長水山と夏山に二度ほど訪れたことがあるが、そのときには誰もヤマヒルの犠牲にあってないので、禅師山も大丈夫だろうと思っていたがヤマヒルがいた、通りかかった地元の人に聞くと、ヤマヒルは居ると言う、地元の人も山に入ると犠牲に合うと話していた。

禅師山山頂にて

 気を取り直して汗を流すため生谷温泉へ、今日は26日のため風呂(26)の日として入浴料金は半額になっており、ヤマヒルの犠牲を半額と言うことで癒して帰路に着く。