GPSの軌跡 |
駐車場10:02−登山口10:15−分岐点10:20−山頂11:37・12:20−三角点山12:27−分岐点13:05−駐車場13:12 今朝の天気予報では午後の降水確率20%、テレビで見る雲の動きは15時過ぎに雨の兆しを示している、外に出て空を見ると空はどんよりしているが鶴見岳方面はガスがかかって何も見えないが午前中は大丈夫だろうと思い姉さんに聞くと山に行くという。 雨具をリュックに詰め込んで9:10に由布岳から見た優雅な倉木山へ、倉木山は初めて登る山でネットで調べる限り往復3時間とある、10時過ぎに登り始めても12時頃には山頂に着き、その間は雨も大丈夫だろうと思い、途中のコンビニでおにぎりと非常食を買い求め倉木山駐車場へ。 駐車場と思える所に車を止めると雨乞牧場の関係者らしい方が通りかかったので、倉木山登山の駐車の許可を得て登山口の案内を乞うと親切に教えていただき登山開始。 |
倉木山登山者専用の駐車場 倉木山林道登山口 入口には登山口の指標は無く木枝にテープが巻きつけてあるだけ |
牧場内に設けられた林道を登っていくと牧場関係者の車回転場所の広場で突き当たり、広場の右側に倉木山への指標が設置されていた、指標には倉木山登山口と記され指標に従って5分も登ると右側緩やかな道、左急坂の道とある、今この文書を記しているなかで所要時間は緩やかな遠回り道の方が10分余分にかかる(標識に右ルート1時間10分、左ルート1時間と書かれていたように思うが定かでない、写真には消えかかった見時は見えない)なと記憶している、でどうすると聞けば緩やかな道にすると言うので緩やかな道へと行く。 |
牧場内の登山林道 回転所の登山口 |
後で記すが下りの時左ルートを下ったが右ルートの緩やかな道を登って正解だったと判る、緩やかな道は杉や桧の植栽された山の斜面を緩やかにトラバースして登り、時折植栽の隙間から優雅な由布岳が望まれ、曇り空の風こそない気持のよい気温の中ゆっくり登っていると関西の友達から今朝の新聞(赤旗日刊紙)読んだ!「帰って見ると彼女が神戸の戦争法案反対集会に行った写真が載っていた」とメールが届いた、読む暇がなかったと返事して歩き始めるあたりから雨が降り出した。 |
整備された登山道 どちらへと迷った分岐点 |
雨は植栽林の中なので雨具無しで登って行けたが、最後の登りに変わる尾根筋に出たあたりから植栽は無くなり、雨も小降りと変わり傘が無くても大丈夫だが念のため傘をさして登る間もなく山頂に着いた、私の予想よりは15分ほど余分にかかったが登山経験のない姉を連れてでは良しとする 倉木山と記された標柱から250m地点に三角点の峰があるので地図で確かめれば良いのに、目の前にそれらしき峰が見えたのでその峰に向って行くと整備されてない登山道は先ほどの雨で笹が濡れており足元のズボンはびしょ濡れ、峰について三角点らしいものを見つけたが三角点ではない、三角点はと探すが見当たらない、地図で確認すると見当違いの方向に来ている、怒られながら元の倉木山山頂に戻る。 |
山の斜面をトラバース的に登っていく 植栽林の合間から見る由布岳 |
山頂で昼食休憩を採る時分には雨もすっかり上がり、所々青空も見えるが油断は出来ない、午後の方が降水確率は上がっている、昼食も終わり地図で示している三角点の峰へ、倉木山の三角点は双耳峰になっているのか倉木山山頂から見ると三角点峰は真北に位置している、山頂から三角点峰までダウンアップとなり、その間150cmを超える笹が登山道を覆い、三角点峰に着いた時はズボンはもとよりシャツもずぶぬれになった。 |
ゆっくりだが快適に登って行く |
斜面の巻き道から尾根道に出たところ 傘を指して萱の新緑を登る |
萱や熊笹の中をゆっくり登ってくる姉さん 倉木山山頂 |
目視で間違えた三角点峰 萱が生い茂る中を間違った峰へ |
境界標石を三角点と間違えかけた石 倉木山まで戻って昼食休憩 |
間違った峰までの往復でズボンはびしょ濡れ 三角点への峰へ向かう |
その三角点は登山道の中にあり、下を向いていなければ蹴躓(けつまずく)く恐れがある、私も指標に目を取られ蹴躓いて三角点を見つける事が出来た。 |
登山道上にある三等三角点 顔が見えないほどの笹竹の林 |
三角点を写真に撮り「来た道へ引き返すか」と聞けば、「下りは急道でも良い」と言うので 急な尾根道へと進むが笹は相も変わらず登山道に覆いかぶさり、水滴がズボン裾から滴が滴り落ちる頃にやっと植栽林に変わり歩きやすくなった。 歩きやすくなった尾根道も、今度は急傾斜以前に雨にぬれた黒土は滑りやすく、土・日にこのコースを下ったと思える足跡はどれも登山道を通って無く、登山道脇の安全な個所を選んでいる、私たちも滑ることが無い安全な個所を選んで下っていると身近に銃声の音が続け様に三発聞こえてきた、鹿か猪撃ちだと判るが、間違えられたらかなわんので大きな声で「登山者がいるよ」と声をかけるなか姉さんは2回転倒していた。 |
湿って滑りやすい黒土の急登尾根登山道を下る |
分岐点まで下り終えて「やはり三角点峰から引き返すべきだったかな」と言えば「こんなにひどい道と判っていたらね」と、濡れたズボンを履き変えねばと話しながら駐車場まで戻ると軽トラが停まり、軽トラの荷台を見ると二頭の鹿がまだ血を流しながら横たわっている。 軽トラの運転手と話を交わすなか、彼は40年以上の鉄砲撃ちをやっており、先ほどの銃声はその時のものだと言う、鹿や猪が倉木山に居たとしても鉄砲は決して倉木山の方へは向けて発砲しないと言う、なぜならいつ何時誰が倉木山に登っているか判らないので、この鹿は反対側の牧場に居る鹿を仕留めたもので、あと9頭いるのを確認しているが、今日二人で鹿狩りに入ったのに相棒が無線に答えないので鉄砲を撃つことに危険を感じたので引き揚げて帰るところだと言う。 |
仕留められた鹿が軽トラの荷台に まだ牧場内に居る鹿 この鹿全てを捕獲すると言う |
色々なお話のお礼を述べて、登るときに牧場関係者に少し先にヒメユリが咲いていると言うことを聞いていたので探しに行ってみたが見つける事が出来なかった、帰るには早すぎるので次の山である伽儖岳へと車を走らせる。伽儖岳の登山記録は「こちら」で・・・ 山頂部から急登尾根は竹笹やススキ(萱)が登山道に覆いかぶさって通行が困難と伝えると、近日中に登山道の整備に行くとのことでした。 |