日出町に経塚山と言う低山ながら山の山頂にミヤマキリシマの原生林があり、ミヤマキリシマで有名な久住山や由布岳・鶴見岳より一足先に見頃を迎えると聞いていたが、先日友人が経塚山に行くと今が盛りの満開だったと聞いた。 その話を聞いて直ぐにでも行きたかったが他の所用で行く日程が取れずイライラしながら国土地理院で経塚山を調べてみると、隣の山に二等三角点の標が見える、経塚山から行けるだろうと詳しく調べるが山続きでは行けそうもないが、もし行けたら何とかなるだろうとカレンダーに記した予定表とにらめっこ。 14日の午後の日程が空いていたので昼食もそこそこに車で出発、山の場所は宇佐に行くときに案内標識を目にするので大体の見当はつく、案内標識を頼りに経塚山の登山口にあたる電波塔の駐車場に着く。 経塚山の山頂で地図を見ながら地形を見ていると、この近辺の山に詳しい人が登って来た、三角点のある山の名は地図には記されてないので指を指しながら「あの向こうに見える三角点のある山に行きたいのですが、登山口が判れば押して頂けないですか」と聞くと「私はこの近辺のガイドをしているので教えるが、歩きか?車か?」と聞くので「車です」と応えると「この山から直接に行く道はない、一旦広い車道に出て、右へ200mぐらい行くとザビエル云々と記された案内表示があるので、そこから山道に入ると良い、しかし道は地道で狭く気を付けて行くと、道の終点辺りに少し広い所があるので、帰りの回転はそこでするとよい」と教え戴き、なおザビエル云々の標識は小さいから気を付けて言われながらも、気が付いた時は10m程通り過ぎバックで戻る。 地図に無い山の名をその時「あれは七ツ石山」と言ってザビエルが日出の城下町から別府の鉄輪温泉奥を通って大分の大友宗麟が居る城まで行き来した山越えの道であるとも 細い道と車の腹を擦りはしないかと不安になりながらも教え戴いた終点の少し広い所で回転するとそこが登山口だった。登山口から山頂までの高低差を目測で測ると約150mと判断、連れの客足から考えて約20分と検討する、時間は13:40分、三角点の写真を撮って車に戻っても14:30分頃には戻れると計算して登山開始。 登山道は整備されており歩きやすいが、真夏並みの日差しが注ぎ暑い、山頂と山田湧水との分岐から登山道は一気に斜度を増し、切り開かれた箇所まで登ると展望も開け、気持ち良い風が通り過ぎる、登山道も緩やかになり、道の両側には野イチゴが赤い実を付けているので、イチゴを食しながら登って行くと樹木の中へと入って行く、前方を見ると山頂を示す標柱と石の塊が見える。 山頂は海に面した斜面の木が切り払われ、素晴らしい展望が広がっているが、天気の良さがモヤを発生して別府の市街地がかすんでしか見えない、澄み切った日では国東半島を始め四国や別府・大分市街地が望めたのではないかと。 山頂着が14:05分、しばし休憩を採ってからゆっくり、景色を楽しみながら下山、下から吹き上げて来る風が真夏のような陽射しを忘れさせてくれる、車に14:30分頃到着。 家に帰る途中に尼蔵嶽と言う450m位の山があり、車道から100m以内で登れる山があり、そこは三等三角点の山で、登って見ようかなと登山口と思われる所に車を停めて、山道に入ると新緑の草木が広い林道を埋め尽くしていたので諦めて帰路についた。 (ミヤマキリシマ咲きほこる経塚山) |
駐車した直ぐ傍に登山道がある 山田湧水との分岐点 |
迷うことの無いように案内標識が至る所にある 綿竹の林を行く |
|
綿竹林を抜けると急斜面が待っている、陽射しがきつい |
安定した木立の中の登山道 木立を過ぎると両側に野イチゴが・・・ |
迷う道でもないのにテープが幾つも巻かれている 木立を抜けて振り返ると経塚山が目の前に |
|
山頂を思わせる石 この石まで行くと山頂を示す木柱が見える 石の塊があることからなずけられたのかな? |
二等三角点の標柱とハレーションをおこして見えないが七ツ石山と記された山頂記 因みに点名は豊岡 |
山頂から見る日出の市街地 登山口の標識には経塚山の案内が |