2007年3月20日〜22日 第一日目(20日) 一昨年の台風23号によって故郷の山林が被害を受け、昨年夏の帰省でマムシ出没による被害を避 けるため山の被害状況を確認できなかったので、マムシが冬眠から目覚める前にと思い、前夜宇佐市 まで帰り、姉の車を借りて生まれ故郷の清川町(合併前までは清川村)へ、久しぶりの帰省のため豊後 竹田市と緒方町を廻って帰ることに、豊後竹田城址は桜で有名であり、滝廉太郎の「荒城の月」で知ら れる町でもあります。
大分自動車道院内付近から左由布岳、右鶴見岳を望む 別府SCから鶴見岳連山を望む
高校時代に通っていた豊後竹田駅 桜の名勝、竹田岡城址の桜
城が城址になった謂れの説明文 東洋のナイヤガラと言われる原尻の滝 原尻の滝(東洋のナイアガラ)周辺の田畑にチュウリップが植えられ4月上旬には色とりどりの花も観 賞できるとあって多くの観光客が訪れるが、訪れたときは開花もなく数台のバスツアー客が滝見物に訪 れていた。
ダイナミックに流れる滝水も4月の末になると川水が田圃に取られる為、中央だけの滝になる 生まれ故郷の山林は過疎化と老齢化のため、いまや山に入る人もなく植林後放置され山道も今は荒 れ放題となり、かすかに道であったと思えるほどにブッシュ化して、笹や雑草を押しのけ杉林に辿り着 く。 幸いにも二箇所の山林は台風の害にもあわず、世話になっているお家にお礼の挨拶をして別府の我 が家へ。 第二日目(21日) やまなみ由布登山口(9:30分)−2Km地点(10:10分)−3Km地点(10:45分)−双耳峰 鞍部(11:10分)−西峰(11:30分)−東峰(12:25分)−登山口(14:50分) 今日は由布岳登山へと出かける、帰省するたび由布岳か鶴見岳・久住山へと出かけていたが、いつ も新緑の夏のため茶褐色いろの由布岳を登山口から見るのは初めて、山頂部は4日前に降った雪の ため白く、超軽装で出かけてきた私たちは雪山装備はおろかおにぎりとお茶だけ、相談の上行ける所 まで登ってみようと、やまなみ登山口を9:30分に出発。 野焼きされた登山道をゆっくり進み、放牧牛の山林への進入防止柵を越えると道は小石交じりの緩 やかな登山道に変わる。
これから登る由布岳を眺める 登山道途中から眺める西由布岳の残雪 道が細くやや急な登りに変わる2Km(1130m)地点に10:10分、九十九折の登山道は歩き易く、 木々も低木に変わる頃には由布院の街並みが眼下に広がり3Km(1309m)地点に10:45分に着。 開花時には真紅に変わるミヤマキリシマツツジ群生地まで登ると、道は急登とガレ場に変わりほどな く双耳峰の鞍部に11:10分到着。
由布岳西峰のクサリ場を攀じ登る 西峰の岩壁に取り掛かる 小休憩のあと下から見た雪も心配なく、由布岳の難所で三角点のある西峰への岩場に取り掛かる、 要所要所に転落防止の鎖が設置されているが、鎖を頼るのではなく三点確保で登ることの注意点を アドバイスして、岩壁のトラバースもクリアし11:30分西峰山頂に到着。
湯布院町郊外から由布岳の双耳峰を望む 西峰の難所、カニの横這
西峰山頂で登頂記念撮影 西峰山頂から眺める積雪の東峰岩嶺 山頂から見る東峰の登山道は雪のため白く、昼食にも早いので登頂記念撮影を終えて東峰への登 山を開始するため慎重に鞍部へと下る。 西峰から見た東峰の雪は凍結の心配も無くスムーズに足を運ぶことが出来、西峰と違って岩場や岩 壁も無く一般向きとなっているため山頂には多くの登山客が昼食を摂っており、私たちも12:25分昼 食休憩とする。 由布岳東西の峰登頂祝して一本の缶ビールを二人で分けて乾杯し13:00分下山開始、下りは 相棒がスキーで痛めた足が痛いのか、ゆっくりしたペースで登山口に14:50分着。 由布院の町を観光したいと言うので行って見たが、あまりの観光客の多さにびっくりしたのか、観光は 取りやめて海釣りをしたいと言うので帰宅。 帰宅後海に出かけてみたが、あいにく護岸工事のため釣りも出来ず残念。 第三日目(22日)今日は大阪に帰る日だが、九重町に「九重“夢”大吊橋」が 平成18年10月 30日完成したと聞いたので立ち寄って見ることに、この橋からは日本の滝百選に選ばれた「震動の 滝」が一望できるとあって 、宇佐市へは遠回りになるが、昨日と同じ道を飯田高原久住登山口まで 行き、登山口から眺める久住硫黄岳は真っ白に雪を抱いている。
飯田登山口から久住硫黄岳と噴煙を望む 平治岳の登山者を登山案内してきた柴犬 ここまで来たのだからついでに牧ノ戸登山口まで足を伸ばし、瀬の本展望所から雄大な阿蘇外輪 山を眺めたあと「夢の吊橋」へ、駐車場には拾数台のバスと自家用車で満車状態。
夢の吊り橋 震動の雌滝
震動の雄滝 夏には自然の水流滑り台となる龍門の滝 吊橋は人の重みで落ちるのではないかと思えるほど行き来しており、私は「震動の滝」を写真に収め たいがために500円の通行料を払い、渡って見るがあとから後から人が押し寄せてくるので落ち着い て写真に収めることが出来ず、早々に引き上げ「龍門の滝」に立ち寄り、奇岩が立ち並ぶ椎屋ヤバケ イを通って姉の家に15:00着。 西耶馬渓の奇岩・七福神石 姉に車を借りた礼を述べ、尼崎の自宅に20:30分帰宅、気になっていた山林の下見に帰ったが、 思いがけないドライブを楽しむことが出来ました。 姉さんに感謝・感謝。 真名井一正
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