風光明媚な夢前町の播磨富士       2007年4月18日(水)

(668m

  岩屋池9:35分ー滑滝10:10分ー新展望台10:35分ー莇野出合10:45分ー山頂11:02

 分(昼食休憩)12:25分ー地蔵岳12:50分ー駐車場14:05分

  早朝の天気予報では午後から雨との予想のなか、尼崎の自宅を7:30分夢前町神種へと向かう。

  明神山の登山口に当たる岩屋池(溜池)横の空き地に9:30分車を駐車、明神山の登山コースは現

 地の案内板によるとA〜Eまでのコースが記されており、私たちは一般的なコースとしてBコースを登る

 ことにする。

       

      岩屋池から望む明神山              明神山の言い伝え(夢前町)

  登山支度を終え9:35分出発、緩やかで苔むした杉林の中をゆっくり進むにつれ、登山道の傾斜が

 急に変わったと思ったら岩盤の滑滝と云う一枚岩(約15m)に10:10分に着。

  

           一枚岩盤の滑滝                   Aコースとの合流点

  まもなく谷筋から左へと変わり尾根への急登となり、汗が噴出す頃に尾根道でAコースとの合流点に

 10:10分着。

  尾根道は細く小休憩のあと、瓦礫交じりの尾根道は斜度も急を増し、斜度40度を越えるかと思え

 る登りと変わり、木々に助けを借りながら、新展望台と記されたところに10:35分着。

      

        莇野出合                       傾斜が増す登山道

  ここは周りの木々を伐採して新しく展望所として作られたところで、眼下に溜め池や「夢のさと農業公

 園」などが眺められる。

  登りの傾斜は益々度を極め、山頂直下では背筋を伸ばすだけで後ろへ仰け反る急登となる、登山

 道の先が明るくなり平地に出たと思ったら明神山(668m)の山頂で11:02分着。

  

        山頂直下のガレバ道                     明神山 山頂

  山頂は曇り空とはいえ360度の展望が開け、北西には遠く氷ノ山や雪彦山、東南には七種山、南東

 には姫路市街や瀬戸内まで見渡せ、近くには昨秋登った薬師峰や鎌倉山の雄姿が美しい山容を見せ

 ている。

  

            七種山連山                       薬師峯の鋭鋒

  展望の素晴らしさに見とれたあと、昼食には早いが寄せ鍋を囲み、12:25分Cコースを下ることに、

 垂直に近い下りを立ち木や岩に掴まりながら慎重に下って行く。

        

               山頂三角点                       Cコースの下り

  特に危険と思われるところにはロープを張っているが、ロープを頼ることはロープによって身体が余計

 に降られ、足元を危ぶくするため出来るだけ自分の手と足で降りることを説明して地蔵岳に12:50

 分着。

  

馬の背と明神山

  地蔵岳を直下に下ると斜度は緩やかになり緊張感は和らぐ、ここからの尾根歩きはいたる所に馬の

 背の岩盤が現れ、素晴らしいの一言。

     

馬の背広場で小休憩

  後ろを振り返れば明神山が富士と呼ばれるに相応しい容姿を見せ、あの直立した所を下ってきた

 のかと感心させられる。

  

長さ10mほどの巨岩の岩間を・・・通れるかな?

  駐車場所に14:05分着、この頃から雨が降り出し、日頃の行いが良いためか登山道中に雨に遭

 わず、楽しくも緊張を要した山行で、登山の汗を流すため「雪彦温泉」に浸かり17:30分帰宅。

  あとがき、明神山は親切心なのか、やたらと案内書きが木々に吊るされ、素晴らしい山も少し興ざ

 めを感じたのは私一人だろうか?

                                                   真名井 一正