四斗谷公民館9:30−妙見寺跡9:55−第一ポイント10:40−とんがり山10:40−第四ポイント11:00−峠の鞍部11:25−550mポイント11:40−570mポイント12:02−西寺山12:30−公民館14:20(西寺山からの下りポイントでは時間を記す余裕無し)

 兵庫県下で「とんがり山」と山の名前が付く山が三つある、その一つに行かないかと云うことで、今回は篠山市今田町四斗谷にある「とんがり山」に行くことにした。

 今田町の「とんがり山」は別名丹波富士・今田富士とも呼ばれているらしく、修行の山で阪急宝塚を8:10分車で出発、地図には「とんがり山」とは記載が無く、予めカシミール 3Dで調べておいた「とんがり山」は登山道らしきものは無いらしく、とりあえず四斗谷公民館まで行くことにする。

  

    四斗谷の溜め池からとんがり山を望む             公民館からとんがり山を望む

 四斗谷公民館は集落巡回バスの回転場になっているらしく、バスの回転に支障の無いように駐車して9:30分出発、農家の方が庭木の手入れをしていたので、登山道を尋ねると「妙見寺の山門を潜って行けば行けるけど、今は登る人も無いので妙見寺跡からは道があっても荒れていると思う」と教えてもらい、妙見寺跡からの山行きは同行者が持っているGPSが頼り、GPSには予め21のポイントを入力しているので、迷っても航跡が残っているので安全に引き返すことが出来るとのこと。

      

    路傍に佇む山頂から降ろされた妙見宮              妙見寺跡に妙見宮碑

 山門前には参詣者もない妙見寺の祠が山から麓に移動されて路傍に佇んでいる。九十九折の参道は時代の変化を表し、道全体が苔むして滑りやすいが妙見寺跡に9:55分着。

  

    妙見宮跡からとんがり山への登山口                獣道化した登山道

 境内の隅に「とんがり山」へと記された小さな木札を見つけ、登り始めたが前日の雨で滑りやすく、荒れた登山道は急傾斜のため周りの立ち木を掴みながら第一ポイントの肩に10:20分着、登山道はさらに傾斜度を強めて行き、上が透けて見えたと思ったら「とんがり山」の山頂(620m)で10:40分に到着。

  

とんがり山山頂にて

 山頂は5〜6人も登れば身動きが出来ないほどの広さで、小さな祠が祀られている、小休憩のあと西寺山に向かうかどうか相談のうえ向かうことにして、西寺山へ向かう道を見つけ10:55分下り始めるが、登山道として整備された道ではないので、これからがGPSが本格的な頼りとなる。

 

     とんがり山山頂から白髪岳を望む              山頂より西寺山に向かう

 急傾斜を立ち木に?まりながら慎重に下り、入力しているポイントに着くたび進路を確認して第四ポイントに11:00着、さらに下り峠の鞍部に11:25分着、これから西寺山まで二つの肩を登ることになるが、道は獣道化してきており再度登るか相談のうえ、ここまで来たら登ろうと言って登り始めるが「とんがり山」以上の急傾斜は道無き道で、爪先登りと立ち木を掴み滑り落ちないよう登って行き、最初の肩550mポイントに11:40分着、少し下って亦も急傾斜を登り第二の肩570mポイントに12:02分着、周りは木々に覆われ視界も無く、息つく間もない平坦道を過ぎると、またも急傾斜が現れ、右肩を痛めている私は足も手も限界に達した時上部が透けて見え西寺山山頂(646.2m)に12:30分到着。

       

      第四ポイントから西寺山を望む                     西寺山三角点

 山頂は三角点で「とんがり山」より少し広いが、訪れる人も無いのか草木がはびこり三人がやっと座れる場所にシーツを広げ昼食休憩とする。

 昼食後は獣道化した道を下るのでは無く、道の無い尾根を下るため方位を確認し下り始めたが、第7ポイントで方位の確認を見落とし、進路間違いに気づき第7ポイントまで戻り、方位を確認して下り始めるが前日の雨で落ち葉が滑りやすく、道と云えば獣道しかなく斜度も登り以上に急降下で、右手を痛めている私は立ち木を持つ手に力が入らず、ついに滑りこけた場所が悪く小石で尾てい骨を打ち、半そでの腕は傷だらけで、特に第16から17のポイントでは断崖かと思える斜度で第20ポイントの民家に着いたときは三人ともほっとした気分になり、車道を公民館へと戻りながらお互いが山を振り返り、よく下りられてきたなと自信をつけ、次は何処の「とんがり山」へ行こうかと笑いを誘い公民館に14:20分着。

  

    道無き尾根を立ち木につかまりながら下りる          第15ポイントで一息入れる

 汗と木々での汚れを落とすため、帰り道にあるぬくもりの郷(こんだ薬師の湯)に浸かり17:45分帰宅。

 あとがき これからの山行は科学の粋を集めたGPSが登山地図に替わって主流になるかも

       GPSとは Gーグローバル Pーポジショニング Sーシステム の略(全地球測位システム)