瀬戸内が素晴しい雄鷹台山

                                            2006年12月7日(金)

  某機関紙に投稿されている「西神戸山の会」横山晴朗さんの(ふるさと兵庫の山)シリーズを毎回楽

 しみにしている一人として今回は赤穂市の雄鷹台山に惹かれて行って来ました。

        

      雄鷹台山登山口指標            後山(おやま)の全景 白いところを直登

       

               瀬戸内を望む                     ヤマモモの林を行く

  尼崎の自宅を7:30分に車で出発、坂越登山口に9:40分到着、登山準備を終えて9:45分に登

 山口を出発、やや急な登りはすぐに終わり、後ろを振り返れば瀬戸内の海が開け、感嘆 をあげなが

 らしばし見とれる。

      

          後山から尼子山を望む                     後山の三角点

  名もない山のピークに立つと360度の展望が開け、北東に一際目を惹く尼子山の岩山がデーンと

 居座り圧倒させられる。

  ピークからの尾根道は大型の自動車が通れる広さの道が、両側にヤマモモの木を三重に植えられ

 ずーと続いている、横山さんの説明では防火林帯としての道幅になっているらしい。

  少し下り地肌がむき出しになって荒れた急な道を喘ぎながら登り切ると三等三角点の後山(おやま)

 の山頂(251.1m)に10:45分到着。

  

      ピークから見る雄鷹台山の全景                  サザンカの林

  山頂からは湾に浮かぶ天然記念物の生島をはじめ赤穂岬で九月にお世話になった赤穂ハイツなど

 が遠くに見え感慨深く見とれる。

  少し下った鞍部を左にコースを採り、兵庫県の県木ヤマモモのトンネルを小鳥のさえずりに耳を傾け

 ながら夕鷹台山(おたかだいやま)山頂(243m)に11:30分到着。

  

         雄鷹台山山頂              赤穂市街と赤穂城址(中ほど右の薄みどりの屋根)

  

         大岩が続く登山道                  大岩に安置された八十八石仏

  山頂からは赤穂市街地や赤穂城址が手に取るように眺められ、早く着き過ぎたので相談のうえ早い

 昼食を終え、登りに眺めた尼子山に登ることにして早々に昼食を済ませ出発。

  下山道は緩急を繰り返す道のなか両側にドウザンツツジが下山口まで植え込まれ、散り遅れた紅葉

 が真紅に染まり、五合目辺りから石仏があちこちに安置され下山口に西国八十八石仏と案内 が出て

 いた。

  

       登山道に八十八霊場碑              急な階段を下りた所が赤穂登山口

  下山口に12:35分到着、地道の車道を駐車地へと戻り、途中長楽寺13:10分に立ち寄り、横山さ

 んの案内にない尼子山の麓へと車を移動。

          

             尼子山登山口                 急で細い道を登る 

  登山口が判らないため誰か人が?と思っていると公園で作業していた方に登山口を尋ねると、その

 方は高野(こうの)町自治会長さんで快く駐車する場所と登山口を教えていただき、登山道 はつい最

 近整備して歩きやすいですよと・・・

  

       山頂から張り出した大岩                   山頂の祠と鳥居

  寺院裏の登山口を13:50分出発、案内板には山頂まで約40分と、登りはじめると午前中に登った

 山とうって変わって目視した山のごとく急傾斜の登りをゆっくり休憩を取りながら四等三角点の山頂に

 14:30分に到着。

         

        山頂三角点                       大岩の上で

  登りの要所要所に廻りを切り開いて展望所を設け、一息つける心遣いが嬉しい、山頂には二つの鳥

 居と祠があり、祠の場所からは南東の展望しかないが、一際大きな大岩の上に怖ごわと立つと視界も

 大きく開け、次の目的地である温泉入浴を考えるとゆっくりも出来ず14:45分下山 開始。

        

              尼子山の全容                     面白い名のバス停

  急斜面の下りは周りの木々に掴まりながら慎重に下り、駐車している高野公民館に15:30分着、国

 道250線沿いで相生市の白龍城に立ち寄り疲れた身体をゆっくり温泉に浸し、18:35分に自宅に

 帰着。

                                                    真名井 一正