播磨一ノ宮  

 林道途中9:40−登山口10:30−アイゼン装着10:45(600m地点)−虚空蔵菩11:48− 黒尾山山頂12:22−12:52−13:10−登山口13:50−駐車14:30

 富松水曜の会は今回播磨の雪山と言うことで宍粟市一ノ宮町の一山(ひとつやま)に登るべく富松町を7:10分に出発。

 宍粟市一ノ宮町市民局に一山登山ルートと積雪量を訪ねる為に立ち寄り、「車はノーマルタイヤだがどの辺りまで行けますか?」と訪ねると「本道から林道に入った地点で無理」と言われ、「近くで同じぐらいの山なら何処が登れますか?」と訪ねると「直ぐ近くに黒尾山があり、鹿除けの柵を過ぎた駐車場までは行けるとおもいますが?」と助言されたので急遽変更して黒尾山に登ることに。

 

  林道が深雪で車が進めないため林道を歩く           登山口に設置されてる登山ルート

 昨夜からの雪のためか鹿除けの柵を抜けると直ぐにノーマルタイヤでは先へ進めない凍て付きと積雪で車を降りて林道を歩くことにする。

  

日当たり尾根の雪が凍結しているのでアイゼンを装着

 スパーツを装着して林道を歩くこと50分で登山口に、登山口には登山ルートが掲示されており、私たちは急坂中央ルートを選び山頂を目指すことに、不動滝口から登山道に一歩踏み入れると一気に急坂となり尾根の途中岩場?に登り出る辺りから雪質も凍て付き始めアイゼンを装着。

  

   斜度30度に近い尾根を這って登る           登るにつれて積雪が増す

 アイゼンを装着して登りはじめると小雪ちらつく登りは増々急となり両手を駆使して這い登らなければならないほどの急坂、私も数多く低山の雪山を体験してきたがこんな山は初めて、行者分れ辺りまで登ると積雪は50cmを超え、おまけに激しい降雪となりリタイヤを考えたが、虚空蔵菩薩堂まで420mとの指標に励まされ虚空蔵菩薩堂まで登り、それでも降雪が収まらなければ引き返すことで歩を進める。

  

   深雪に足を採られラッセルを交代しながら登る        山頂直下の虚空蔵菩薩堂

 虚空蔵菩薩堂まで登ると雪も止み青空が顔を出す、山頂まで460mの指標に気を好くして歩を進めるが35度を思わせる急坂の深雪で歩は遅々として進まない、前方に木々の無い明るさを見つけたときは「ヤッター山頂だ!と心から叫び」膝上まで雪に埋まりながら晴天の山頂に立つと、360度の展望が開けているが残念ながら遠方の山々は降雪とガスで遠望は利かないが山頂に立ったことを仲間と喜び合う。

  

粉雪も止み薄日が差し始めた展望所で小休憩

  

    黒尾山の山頂に立つ                  山頂に設置されている山方位案内板

 山頂で温かい昼食をと考えていたが、おにぎりだけを食して下山に取り掛かる、下山を開始直ぐに深雪に足をとられ転倒が続くが、アイゼン装着地点まで下ると登りであった雪も溶け落ち葉がアイゼンに付着して歩きづらくなる。

  

    山頂で記念撮影                       山頂から氷ノ山を望む

 登山口でアイゼンを外し、第二駐車場まで下ると林道の雪もすっかり無くなり林道の砂利道を車留め置きまで戻り、一宮温泉「まほろばの湯」に向かったが、道を間違え引き返す途中の道の駅で持参したカレーうどんを食し「しそうよい温泉」で汗を流し帰路に着く。

  

     一宮町の国道から黒尾山を望む            一宮町の(よい温泉