高源寺9:45−大岩展望所10:42−ハングライダー基地11:15−岩屋山山頂11:35−12:30岩屋北峰13:10−岩屋東峰13:38−高源寺向山14:10−民家14:30

 ハングライダー基地として有名な岩屋山に行こうとのことで自宅を7:05分車で出発、登山口は青垣町の花の寺として有名な高源寺から登ると言う。

 高源寺で思い出すのが以前「おこじょ山の会」が例会で取り組んだミニバスハイク千ヶ峰登山が現地雨天のため中止しとなり、何処へ行くかと云うことで高源寺を訪れたとき、参加者のほとんどが山蛭の被害に遭い、地元の話では「高源寺は花の寺として有名だが、地元では山蛭の寺」として冬季以外は誰も入山しないとの話を思い出した。

        

高源寺山門と三重の塔

 高源寺三重塔横が登山口で、登りはじめると山すそにベージュ色の花が咲き乱れ、見ると三俣の木花で、木花が終わる辺りから登山道は急を増し、尾根に取り付くところに「冒険の道」と木札が掛けられており、面白そうだなと思ったとおり大きな岩が立ちはだかり、ロープや階段が設けられ行者めぐりを思わせるスリル満点の登山道へと変る。

        

             三俣木の花                  冒険コースの大岩  

 立ち木に掴まり岩に手を掛け慎重に上り詰めると車道が現れ、一気に緊張感が抜けガクン、車道はパラグライダー基地及び岩屋山電波塔への道である。

  

          木々に掴まり急坂を登る            パラグライダー基地から

 基地では数人の方が飛行に挑戦しており、山頂へは尾根筋を通って二等三角点の山頂に、昼食休憩の後登山道の無い山を北回りに下山することにして、山頂で地形を確認して目視とGPSを使ってヤブコギへと下山開始、尾根から外れないよう北から東へ尾根筋を歩いていると、尾根筋に何者かが歩いた足跡があり、鹿の糞が尾根筋に沿って至るところにあり、この足跡は鹿の道だと判明、その道も私が勝手に名付けた岩屋北峰から東峰へと続き、私達を無事に下山できるように導いてくれように続いている。

  

       二等三角点                      山頂で記念撮影

     

     岩屋山の全容                          梅とトサミズキ

 高源寺の向山まで尾根を歩き、眼下に高源寺が見える辺りから一つの尾根を下り始めてもなお鹿の道は続き、鹿除けの柵に沿って民家まで続いていた。

   

無事下山で記念撮影とトサミズキの花

 私達が降りついた所は民家の裏庭で、庭の手入れをしていた奥さんに侘びを言って、しばし雑談のあと次の目的地である氷上町のカタクリ園に向かい、「国領温泉助七」で汗を流し帰路に着く。

 

案内板とミヤマカタバミ

 岩屋山から北峰尾根を歩く道中鹿四頭に出会う、冬食料の無い季節に人里まで降りて行くために自然に出来た鹿道だろうね。