播磨灘が一望できる

300m未満の低山とは言え素晴らしい展望が開けている京見山山系

 京見登山口9:37−七つ岩9:57−京見山10:35−泣坂峠11:05−見晴台11:32−  12:47−白毛山12:55−とんがり山13:40−才登山口14:17

 このページを参考に登山を計画される方にお断りいたします。所要時分ついては参考になりません、と言うのは実際の所要時分より休憩時間の方が長く、本来なら2時間ぐらいで縦走できる所を4時間40分も掛けていることです。

 毎年9月に赤穂で日本共産党某私鉄労働者後援会の総会が行われるたび、列車の車窓から英賀保の山並みを眺め、一度は登ってみたいと思っていたところ、5月11日付の兵庫民報に京見山についての詳しい登山路が記載されていたので水曜登山に諮り、6月7日・8日の韓国岳と開聞岳登山の足慣らしとして行ってきました。

 登山口は民報の地図と文面から確認できたが駐車場は?寺の境内?それとも路上?と相談しながら現地まで行くと、通行が少ないのか多くの車が車道片側に駐車してる所を見つけ、私達も車列の空きスペースに駐車して登山口へ。

  

       京見登山口                     ウバメカシの林を登る

 昨日の雨で登山道は濡れているが良く整備されているため歩きやすい、上り始めて程なく岩のむき出しが表れ、登りも急を増し汗が吹き出てくる、尾根に出ると七つ岩の案内標識があり立ち寄ってみる。

 

    2008年3月にオープンした「はりま勝原駅」

  

   七つ岩からはりま勝原の町並みを見る           京見山山頂から赤穂方面を見る

 分岐から20mも進むと大岩が目の前に現れ、これが七つ岩かと数えてみると七つ以上あり、その大岩の一つに立って見ると、今年三月にオープンした真新しいはりま勝原駅が眼下に見ることが出来、播磨灘の海岸線や瀬戸内の島々を望むことが出来る。

  

京見山の三角点と記念撮影

 分岐まで戻り緩やかな尾根を登ると大勢の人々が広場で雑談しており、立ち木の横に大きな京見山山頂の標識が立てられている、鎌で周りの下草を刈り取ってる方に尋ねると、京見登山会の方で、京見山に登って来た人々が登ってきて良かったと言われるように常に整備してるとのこと、山頂は広々として先客の方と同じようにのんびりしたい誘惑を振り払い白毛山に向かう。

  

     泣き坂峠の謂れを読む同行者

 下りの途中才登山口から登って来た人と挨拶を交わすと、突然「やられた、一昨日見つけておいたササユリを写真に納めようと現地を訪れると跡形も無く盗られていた」と憤慨してた、ほんに私もそう思う、いくら綺麗だと思っても持って帰るのは良くない、特に高山植物は登山者全員の物であって個人のものでは無い、採取するのではなく、そっとしておくのが花を愛する者のモラルだと思う、さど彼は悔しかっただろう〜な!

  

   四ッ塚古墳の第二古墳

 鞍部に泣坂峠の標識があり、その上に泣坂峠のいわれが書かれ、才と原への分岐点でもある、白毛山への登りに四つ塚古墳の標識が掲げられていたのでその一つに立ち寄ってみる、白毛山は電波塔に占拠され面白くないので先へ進むと見晴し台と記された分岐で見晴ら台に立ち寄ってみると、ほんまに素晴らしい広場で景色に見とれていると、ご婦人が現れよもやま話をしてる間に12時も過ぎたので昼食休憩とする。

          

    見晴らし台から見るとんがり山            見晴台から見る夢前川と西庄の山並み

 昼食休憩のあととんがり山の頂に立つと切り立った岩がはみ出し、岩の上にたつと爽快な気分で、360度の展望の中で眺める景色は仙人になった気分を味わらせてくれる。

  

    とんがり山への登山道と山頂               とんがり山から見る白毛山

 とんがり山からの下りは登山者が少ないのか下草が生い茂り、足元から目が離せない、京見登山会の人も出来たらここも整備してほしいな!才との分岐に出てからは登山道も整備され歩きやすくななった登山道で才の集落を通って車のある車道へ。

  

とんがり山から眺める展望

汗を流すため「加古川温泉みとろ荘」に立ち寄り帰路に着く。