三徳寺地蔵寺回廊から北東方面を見る

 登山入り口10:00−地蔵堂10:37−鐘楼堂10:47−観音堂10:57−投入堂10:57−11:15登山入り口11:32

 水曜登山は前回真夏の暑さで歩行距離・時間とも短めだったが少しバテ気味になったので、今回は観光を兼ねた山登り?として三朝温泉近くの三徳山に行ってきました。

 役行者ゆかりの寺として、三徳山の中腹に大きく抉られた岩に、役行者がお堂を投げ入れ鎮座されたところから投入堂として国宝に指定され、後学のため、観光話しにも一見の価値はあると思う。

  

三徳山及び三仏寺の入り口と案内図

 寺参りする訳でもないのに三仏寺入山料400円支払って、投入堂への登山口まで行くとまたも登山入山料として200円徴収された、入り口で登山に際してのあれこれと注意点を受け、いざ出発と一歩踏み出すとまたも「この山は神聖なる山?」であれもこれもダメと持ち込みに制限を言ってる、そのわりに寺院内には拡声器を至る所に配置し、宿坊に宿泊してる子供は走り廻ってる。

  

三仏寺境内

 投入堂への関所を通過するとすぐに木の根っ子がむき出しになった急坂が現れ、難なく通過すると今度は苔むした岩石の坂に変わり、そして大岩が目の前に現れる、見上げると大岩の上にお堂が鎮座されてる、鎖一本垂れ下げこの大岩を登ってこいと言ってる、確かに鎖を持って登るほうが楽かもしれないが、岩自体は花崗岩で凸凹があるため足と平行感覚さえしっかりしておればなんてことはない、私はスイスイト登ったが下りはスイスイとはいかないかも?と思える大岩である。

  

三徳山登山道ゲート

        

急坂に木の根が張り巡っている

        

       岩盤の登り                 地蔵堂が鎮座する大岩登り

 お堂は大きな地蔵堂で、縁側を一周できるが手すりの無い回廊は高所恐怖者にとってはとても一周は出来ないだろう?北面は落ちたら百数十メートルは下らないと思うほどの宙に浮いたところにある。

  

   簡単だよ、後に続け

 岩盤の尾根を進むと今度は小規模な岩の上に鐘楼堂があり、連打しなければ自由に打いても良いとの事で鐘を打ち鳴らし、緩やかに登っていくと大岩が抉られた所に、これも大きな観音堂が鎮座されている、岩を廻りこむとまたも岸壁が大きく抉られた中にお堂が鎮座されている、役行者投入堂である。

  

   尾根の大岩から投入堂の岸壁を見る             岸壁の下に鎮座する観音堂

  

役行者が投げ入れたといわれる岸壁と投入堂

 山岳信仰とは凄いものだ痛感させられる一場面で、大分県朝地町の磨崖仏不動明王を思い出す、下りは心配した箇所も難なくスムーズにクリアし、境内の一箇所をお借りして昼食休憩とする。

  

昼食メニューと三仏寺の鳥居

 休憩のあと本来なら三朝温泉まで来たのだから三朝温泉で汗を流して帰りたいのだが、来る途中岩井の滝があると案内が出ていたので行ってみることにする、滝まで行ってみると岩井の滝は別名「裏見の滝」とも呼ばれていると記載されていた。

  

岩井滝入り口と日本百名水岩井の水

       

岩井の滝 表と裏から

 滝は今まで多くの滝を見てきたが規模こそウンヌンするような滝ではなかったが、滝の落ち口のしたが大きく抉られて滝の後ろを歩けるようになっており、落ちる水滴を後ろから見られるのは、長野県小布施の裏見の滝と似てるが、落差と水量は小布施に負けるが、同行者は初めてと喜んでた。

  

滝と奥津温泉花美人の里

 滝を見学したあと奥津温泉(美人の里温泉)で汗を流し帰路に着きました。