木曽御嶽山

 濁河温泉登山口5:35−七合目6:10−湯の花峠6:30−蛙岩6:35−のぞき岩7:05−八合目7:47−五の池小屋9:02−継子岳山頂9:37−9:58(大休憩)五の池小屋10:50−八合目11:35−のぞき岩11:59−蛙岩12:10−湯の花峠12:22−七合目12:42−濁河温泉登山口13:10

 木曽御嶽山は独立峰で、登山者の憧れの山として親しまれているが、実際には最高峰の剣ヶ峰(3067m)麻利支天(2956m)継母岳(2867m)継子岳(2859m)の四山を総称して御嶽山と呼んでいる。

 水曜登山はその一つ継子岳(日和田富士)に上ってみようということで出かけることにしたが、「おこじょ山の会」の仲間も同行したいと言うことで、車二台8名で出かけることにした。

  

宿と登山口

 登山前日は濁河温泉宿泊のみのため、ドライブを楽しみながらの旅となり、温泉着が16時と早く着いたので濁河三滝(白糸の滝・仙人の滝・?の滝)巡りをして宿に入り、明朝は早立ちのため早寝とした。

 27日早朝4時半に起床して登山支度を終え、宿の主がまだ就眠中に登山口へと出発、陽は昇り始めているが針葉樹林帯は薄暗く、大石や割木を敷き詰めた登山道は濡れて滑りやすく、足元に気をつけながら緩やかな道をゆっくり高度を上げながら登るが、奥が深いのか一時間近く歩いてやっと100mしか高度は稼げない。

  

仙人滝付近を行く

          

七合目の展望所

 七合目に着いたときは「まだ七合目か」と、七合目で麻利支天から流れ落ちる豪快な滝を眺めていると疲れも和らぐが道のりは長い、八合目の非難小屋前で大休憩を取り朝食休憩とする、高度も2800m近くなり、まもなく森林限界も間近、私は高い山に登るとき、この森林限界を見るのが好きである。

 

 

 針葉樹林が無くなったと思ったらハイマツ樹林に変わる、この境界線がはっきりしていつも不思議に思ってきた、ハイマツ樹林が終わるころに砂礫の地肌がむき出しになり、人工的に植樹されたと思えるコマクサが花の盛りを惜しむかのように今だ花をつけて私たちを迎えてくれる。

  

   ハイマツ樹林を行く                      ハイマツ樹林から濁河温泉を望む

    

     いわひばりがコマクサをついばむ             四の池稜線

 五の池を通り過ぎて尾根に出ると360度の展望が開け、雲海の中に中央アルプスや南アルプス、八ヶ岳が姿を現した時などは、ほんまに山っていいな〜と思うひと時である。

        

継子岳山頂

 私は御嶽山登山が今回で四回目となるが継子岳は初めてで、継子岳への尾根道で一箇所だけ奇妙な奇岩が現れ「なんで・・」と皆で奇岩に見とれ、継子岳の山頂に立ったときは登りの疲れもいっぺんに吹っ飛び、登頂の握手がでる。

尖った岩が天に向かって立っている奇岩

 尾根から見えなかった北アルプスが山頂から見えるだろうと期待していたが、北アルプス一帯はガスが懸かり、時折見える山々も「あれが何に何の山で・・」と思うだけではっきりせず、登頂で唯一つ残念に思えたことです。

  

山頂三等三角点と五の池から見る剣ヶ峰

  

五の池神社と五の池小屋

 下りは登ってきた道を引き返すことになるが、四の池から中央・南アルプスが良く見える広場で朝食の残り及び間食を摂り、五の池小屋に立ち寄り、剣ヶ峰への登頂を惜しみながら下山にかかる、針葉樹林帯に入ると大石や割木の滑りに気を付けながら下りるため、足腰に負担がかかるのと、一昨日北摂の大船山で脹脛の靭帯を痛めたのが堪える。

継子岳山頂にて(バックが北アルプス)

 登山口に着いたあと、宿のお風呂を借りて汗を流し、14時15分帰路に着く。

 

               (濁河三滝めぐりは雑草のホームページで)