今回は記録ノートを忘れた為、タイムは記憶のみで正確では在りません。

 多賀八幡神社10:25−神座の窟(いわや)11:35−伊勢山11:50−神座の窟12:05(昼食)−空木城跡13:25−伊勢山登山口14:15

 水曜登山は甲賀の錫丈ヶ岳に行く企画を立てていたが、当日朝の天気では甲賀地方は大雨洪水警報が発令されていたので残念せざるを得ず、我が家でどうするか協議した結果、天気は西から回復の兆しを伝えていたので、とりあえず西に行けば何とかなる、山は車の中で相談しよと言うことで出かけかけたら大雨が降りだしたが、それでも阪神高速に乗り西へ。

 車中で以前から登って見たかった伊勢山へ行ってみようと相談がまとまると、同行の彼女が昨夜見た「横山晴朗」さんのホームページに伊勢山登山記録が出てたが、登山口が何処かは記憶してないとのことで、昨年土砂降りのなか登ったトンガリ山の北に位置してることだけは判っているので、そこまで行けば判るだろうと車を西に走らせるが、一年前は阪神高速だったか山陽自動車道だったか思い出せず、また車のナビは故障で車に備えてる地図を広げ、伊勢山を探し出し、国道29号線を北上してると見覚えのトンガリ山が見えてきた。

  

    昨年登ったとんがり山

 このとき昨年は山陽道を来たんだと思い出し、トンガリ山からの尾根に沿って北へ進めば伊勢山への登山口を見い出せるだろうと国道から離れ民家が両側に立ち並ぶ道を北上するが、登山口を訪ねる人は無く、公民館の前まで行くと「神座の窟」と記された所の矢印が多賀八幡神社になっていたので、今度は神社を求めて神社の境内に車を止め、軒先を見ると大きなスズメバチの巣があり、ハチが頻繁に出入りしてるが、ハチの巣に3m以上近づかなければ襲ってこないので登山支度を終え、多分あの山が伊勢山だろうと見当つけて歩き出したのが、またも藪漕ぎの始まりとなった。

  

    足を滑らしながら攀じ登るヤブコギ             ヤブコギヲ終えてほっと一息

 山に向かう道が植樹林の道とは知らず、登山道と思って食樹林帯の中を登っていると道は見当つけた山とは違う方向にトラバースぎみに左へと進むではないか、それだけではなく山の尾根に出たところから道は下って行くではないか、途中右に登る道があったが、これは峰相山への道だと思い真っ直ぐ進んだのが間違いだったと思ったが、今では気づくのが遅い。

 ヤブコギに意を決して尾根を登り始めるが、昨年のトンガリ山以上の急傾斜だ、立ち木に掴まりながら登るが、昨夜雨が降ったのか斜面は滑りやすく、大丈夫かと声をかけながら登るが遅々として高度を稼げない。

 山頂間近かになると大岩が現れ、左手の斜面は切り立った絶壁の岩盤が見え、大岩を乗り越えると360度の展望が開けた山の頂に着いた、周りを見渡すと芝の群落地と記された案内標識が設置されていたが山の名は記されてない。

          

ヤブコギで出た山頂と絶壁

 湿度120%を超えるかと思える蒸し暑さの中、汗を拭くため腰に挟んでたハンカチに手をやると、ヤブコギのとき木に引っ掛けたのか無い、リュックからタオルを取り出し汗をぬぐいながら南の方向を見るが峰相山に隠れて見えない、北の方向に少し高い山があるので、あれが伊勢山と違うかなと尾根道を歩き始めると、目の前に大岩が現れ、その下に「神座の窟」と記された案内板を見つけ、ヤッター〜間違って無かったねと喜び合い、大岩の上に登り360度の展望を楽しみ、北に目をやると明神山が尖って見える。

        

         窟の案内標識               大岩の上でロッククライミングのやり方を聞く

 空身で伊勢山を往復して昼食休憩を摂る事にして岩の上にリュックを置き伊勢山に出かける、一度のダウンアップで伊勢山の山頂に着く、山頂は広いが木々に囲まれて展望は皆無、三等三角点にタッチして引き返す途中下山道を確認して大岩の上で昼食休憩を摂るも、大岩の上だけに日陰も無く照りつける日差しが暑い。

  

伊勢山山頂

 早々に切り上げ下山に掛かると窟と云われる所以の洞穴があり、穴の中に入って行くと、絶壁の岩が崩れ落ち光が差し込んでいるが奥は薄暗く、不動明王ともう一体が安置されている、穴からの眺めは素晴らしく、よく考えてみると私達が昼食した大岩の下は、この空洞になっており、穴への出入り口は体内くぐりとなっており素晴らしい窟だと感心しあう。

        

       大岩の上から伊勢山を望む                     窟の入り口

 窟からの下りはヤブコギの登りに匹敵する急斜面で、両側に虎テープが張られてるが、ロープは揺れて危ないので立ち木を捕まえて鞍部まで下りると、鞍部に空木城跡と記された指標があったので行って見ることに。

  

    窟奥のお像二体                     窟内からダルヶ峰方面を望む

 空木城跡の山頂も広いが立ち木で展望も無く、小休憩をとってる途中から夕立になり早々に引き上げ、健脚向きと記された下りを伊勢岩屋の森公園東屋まで降りて、東屋で雨宿りをしてると雨も上がり、「神座の窟」を眺めると絶壁の岩に大きな穴が開き、「神座の窟」にカメラを向けると電池切れで残念。

         

     窟の体内くぐり                        鞍部の指標

  

空木城跡

 伊勢岩屋の森公園入り口の車道に出ると、なんと立派な伊勢山登山口と記された案内板があるではないか、多賀八幡神社入り口から200mも離れてない所に、神社が判らずいま少し進んでおれば、この登山口を見つけられたと悔やんだが、今日も楽しい(苦労するが)ヤブコギが出来たことは山へ登るための一つの勉強にもなったと話してるとき、彼女が横山さんのHPに登山口は「警察犬訓練所の看板があるところが登山口と記してた」と思い出したが、後の祭り。

  

     空木城跡の大岩二対                  伊勢・岩屋の森公園案内図

公園を後に登山口へ

 車道の交差点に(ゆたりんの湯)へ3kmと記された案内があったので、温泉で汗を流したあと伊勢の歴史街道を見学したあと帰路に着きました。