赤城登山口7:45−第二ピーク8:15−駒ヶ岳分岐8:50−黒檜山山頂8:53−御黒檜大神9:05−駒かヶ岳9:42−下山ピーク9:52−駒ヶ岳登山口10:16

 11月10〜11日にかけて群馬県伊香保温泉にて私鉄全国交流集会が行われるので、その集会に参加するために前日の09日早朝尼崎を出発。

 集会は翌日のため開催時間までを利用して日本百名山の赤城山へ登るべく赤城山大沼湖畔へと車を走らせる、高速中央道や信越道を通過する時、周りの景色は紅葉一色に彩られ素晴らしく、赤城山大沼湖畔にへの登り700m地点では紅葉の最盛期で、関西の紅葉と違った真紅の色合いを見せ、その都度車を止めて紅葉に見入る。

  

   妙義サービスエリアから見た妙義山            赤城公園から見た駒かヶ岳

 大沼湖畔の宿に早めに着いたので、宿の主人に夕暮れまでに登れる山はないかと訪ねると、地蔵岳は無理だが見晴山なら行って来れるとのことで早々に出かけることに、ススキ原を通り過ぎると葉を落とした落葉原生林に変わったと思ったら東屋の展望台に到着。

  

    初冬の公園は茶店も閉まっていた             宿から続くススキ原

  

ススキ原の峠から大沼が一望に見渡せ、峠から明日登る黒檜山(くろびやま)を眺める

見晴山展望所からの眺め

 翌日は早めの朝食を済ませ、黒檜山(くろびやま)登山口前に数台が置ける路肩に車を駐車して登り始めると大石の悪路が待ち受けていた、前日宿の主人に登山口を聞き、その尾根を眺めると急尾根ではあるが、優しい容貌を見せていたので楽々に登れると思っていたが、案に反して直ぐに息切れで呼吸を整える。

  

      黒檜山登山口                     尾根から見る宿舎 青木旅館

 尾根道に出ると眺望が開け、南東の赤城山外輪山が一望でき、地蔵岳や見晴山が手に取るように眺められる、登山道は相も変わらず悪路が続き長い霜柱が現れてくる、木々に掴まり登って行くと葉を落とした木々に霧氷が現れ幻想的な雰囲気を醸し出してくる。

  

大岩が散乱したガレバが分岐点まで続く悪路

  

霜柱と霧氷

 駒ヶ岳への分岐を左に採ると直ぐに赤城山最高峰の黒檜山(1827.6m)の山頂に到着、山頂は二等三角点で関西の山と違って山頂を思わせるようなプレートは無く閑散としている、葉を落とした低木の隙間からの展望は素晴らしく、北東の方向には以前「おこじょ山の会」で企画し登った日光白根山や尾瀬の至仏山・燧ヶ岳が遠くに見渡せ、そのときの感動がよみがえって来る。

  

黒檜山山頂二等三角点と山頂から見える赤城山外輪山

  

山頂で記念撮影

 山頂を後にするにあたって今日行われる全国集会の時間を勘案すると時間に余裕があるので駒ヶ岳への縦走に出かけることにして駒ヶ岳へと向かう、尾根道を進むと突然鳥居が現れ神社が祀られた場所に出た、周りの木々は霧氷一色で360度の展望は素晴らしく妙義山や榛名山・谷川岳・朝日岳と名だたる山々が一望できるが写真にはならないので、この感動を目に焼きつけ駒ヶ岳へと歩を進めると、登りとは違った木階段が九十九折れに続いているが北西の山々を眺めながらの下りは集会参加を忘れるほどのルンルン気分にさせられる。

       

      山頂らしい標識はこれのみ、山の名は私が付け加えた   御黒檜大神前の霧氷

 木札に駒ヶ岳(1689.2)と消えかかった字で書かれた場所に出たが、山の山頂とは思えない場所で2m程上に出てみたが何も無く早々に下り始めると、今度はオオダルミをくだるためか鉄階段と木階段が交互に続き、登ってくる登山者と身を交わすのに苦労する。

  

御黒檜大神鳥居と下り階段

  

尾根から見える山々とアップダウンにも階段

  

駒ヶ岳と尾根から見える小沼 左が小地蔵岳

  

    駒ヶ岳からの下りは鉄製の階段と木階段が交互に続く     駒ヶ岳登山口

 駒ヶ岳登山口に降り立つと駐車場に多くの登山者が居て準備体操をしているのを見て、こちら側が正規の登山口だと気づく、車を止めてあるところまで約500m程あるので車道を引き返していると、朱塗りの神社があったので立ち寄り全国集会が開催される伊香保温泉へと向かう。

  

赤城山神社

800m紅葉境界 これより下の紅葉が素晴らしい

 あとがき 前日から雨こそ無いがどんよりとした曇り空で、登山口から山頂までの高低差は450mで、所用時間は約一時間20分と記されている。