生瀬駅10:10−鉄橋11:20−桜の園入り口11:35−武田尾駅12:00 私の所属する職場では年に二回健康維持のため、労働組合が中心になってハイキングを行っています。 誰もが参加できる場所選びに苦労されてるようですが、今回はアップダウンのないJR福知山線の新線敷き設で廃線となった路線跡が現在ではハイキングコースとなっており、廃線は武庫川渓谷に沿っており、渓谷美に広がる紅葉でこの季節は多くのハイカーが訪れています。
県内屈指の交通量脇の歩道を廃線敷へ 廃線敷に入ると武庫川随一の渓谷美が始まる 私達が訪れた18日は平日のも関わらず多くのハイカーが渓谷美と紅葉を求めて訪れており、最寄り駅である生瀬駅には他のグループ2組が待ち合わせていました。
歩きやすいのはこの短いトンネルまで トンネル抜けると巨大な岩山が・・・ 全員が揃ったところで私達も出発、県内でも車の通行量3・4を競う国道176号線の歩行者道を廃線入り口へと向かうが、一人しか通れない歩行者道の横を大型自動車が通過するのはやはり怖い、廃線敷に入ると直ぐに武庫川沿いに広がる紅葉が目に飛び込んでくる。
渓谷美とトンネルに向かう仲間 電灯持ってるかな? 廃線敷は部部的に砂利や枕木が取り除かれているが、全体的にはそのままに捨て置かれ昔の名残を残している、この武庫川渓谷に兵庫県はダムの建設を予定してるという、なぜダムなのかと聞けば100年に一回訪れるかどうかの治水対策と言うが、過去武庫川が決壊した例はあるのかと聞けば、江戸の中期に今の逆瀬川辺りが決壊した例が古文に残されているというだけで、ダムを建設しなければならない理由は何一つ無い、ゼネコン対策か?
トンネルを出て紅葉に歓声を挙げる仲間 足元に気をつけながら紅葉を観賞し、上流へと遡るにつれトンネルが現れ、短いトンネルは良いが少し長いトンネルやカーブしたトンネルは明かりが届かず、足元を照らす懐中電灯が必要となってくる、トンネル内は砂利や枕木がそのままに捨て置かれてるため特に注意が必要となってくる、ハイキング案内には電灯持参と記されてあったが、それでも無灯火の方が数名、トンネルは大小合わせて武田尾まで7箇所あり、そのうち電灯なしでは歩行困難なトンネルは2箇所でした。
渓谷美を楽しみながら進む仲間 錆が進む鉄橋 枕木が落ちて通行止に この廃線敷は西宮市と宝塚市が市民のためにハイキング、自転車道として広く利用してもらうと計画していたが、ダム建設の話が県から出たため頓挫してしまい、武庫川に架けられた鉄橋もペンキが剥げ落ち無残な姿を晒してる、私が最初に訪れたときは開放された年だったため綺麗な朱色の鉄橋で、鉄橋の真ん中を歩けるようになっていたが、今回は側面の巡視路しか許可されてなかった。
渓谷に広がる紅葉 紅黄色が写真で出ないのが残念 腕が悪いのかカメラが悪いのか? また、武庫川沿いには日本の代名詞である桜の研究に貢献した笹部新太郎の「亦楽山荘」があり、ここへの登り口も廃線跡からとなっている、武田尾からここまでは綺麗に整備されておりモミジが植え込まれ、今が盛りと色づき訪れる人を楽しませてくれている。
桜の園と大野山登山口 武田尾駅へのモミジ通り 武田尾には数件の土産物屋と食堂や古くからの隠れ宿としての武田尾温泉があり、昨年の集中豪雨では土産物屋や食堂が床上まで浸かり、昨年訪れたとき家主は経済面から行っても引越しを考えてると言ってたのを思い出した。 JR武田尾駅 高槻行きの普通車が入駅 ハイキングを終え、職場懇親会を行うため列車にて中山寺まで行き、懇親を深め帰路に着きました。 参加の皆さんお疲れでした。
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