阿瀬四十八滝
源太夫の滝と双流滝が合流する出合滝 駐車場8:42−不動尊10:35−駐車場11:40 蘇武岳から阿瀬渓谷に行く予定で尼崎の自宅を6:00に出発、国道482号線で蘇武岳への入り口を通り過ぎたのと、蘇武岳を見ると山は真っ白、雪山の装備を誰もしてこなかったので多分無理だろうといううことで阿瀬渓谷に先に行くことにした。 私にとってはこの阿瀬渓谷で40年来山を楽しんできたが最大のピンチを得るとは?雪が降り続くなか阿瀬渓谷最後で最大の滝見に川原に下り、大石の上に立つと濡れてた石に足を滑らし1m程転落、そのときしたたかに尻を打ちつけ、この文書を書いてる今も立ったり座ったりが出来ない始末、背骨に異常が無かったのは不運の中での幸運と思ってるが、何時山に行くことが出来るのかそちらの方が心配。
モミジが散る遊歩道と名残を見せる紅葉 8:35分に阿瀬渓谷入り口である第一駐車場に車を駐車し、車道を登っていくと滝見への分岐が現れ、指示標に従って川へ下りて行くと、最初に現れた滝の名前が「いもじが滝」なおも上流へと登って行くと「出会いの滝」に、この「出会いの滝」は左手から「源太夫の大滝」と正面からの小さな「双流の滝」交じり合ってる所から名付けられたと思われる。
滝案内と滝見入り口 川音を聞きながら登っていくと「鉄砲の滝」「おそれの滝」「座禅の滝」と見て行くと鋭い爪で抉られたと思える立ち木を見つけ、直ぐに熊のしわだと思ったがそれらしい木屑も無く、足跡らしいものも無く、昨日今日ではないと思うが、それでも恐怖は募ってくる。
いもじが滝
蛇つぼと出合の滝
出合の滝と源太夫の滝
源太夫滝と鉄砲滝 抉られた立ち木からは熊除けの鈴を鳴らし、注意しながらなおも登っていくと「月照の滝」と続き、先に述べたピンチを「渓谷最大規模の滝ー龍王滝(阿瀬五瀑の一つ)」と記された標識を見つけ、川原に下りて見るがそれらしい滝の音も聞こえないので大石に登り、滝と思われる場所を覗いてるときに雪解けで湿った石に足をすくわれ転落。
おそれ滝と座禅の滝 打撲によって腰周りや腹筋がパンパンになった場所を押さえ、ここまで来たからには不動尊までと石段を登ると「龍王滝」の上に不動尊が祭られてあったので手を合わせ、ここから先は積雪もあり、私の打撲から言って無理だと考え引き返すことに、同行者には私の不注意から目的の金山峠に行けなかったことは申し訳なく思っております。
シダに積もる雪 足元は5cm程に 月照滝 この上の龍王滝で転落
熊が食したと思われる立ち木 不動尊の祠 ここから引き返す 下りは打撲に堪えるだろうなと思ってたが、思ってた以上に痛みも感じることなく、ただ炎症による熱のため悪寒を覚えたぐらいで、登りと違った景色を見せる滝の撮影を得て駐車場に、時間的には早い下山のため「殿さんそば」屋に立ち寄り、食後は養父町の道の駅但馬楽座「やぶ温泉」で身体を温め帰路に着く。
雪が降りしきる源太夫滝 道の駅但馬楽座「やぶ温泉」 この40年間の山行きで何度となく転倒したことは数え切れないが、今回ほど強烈に強打したのは初めてで、何時までも若いと思わず年相応の山行きを感じさせられた負傷でした。
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