釈迦の涅槃姿が見える

第1ピークから見た涅槃像?

  志んぐ荘駐車場10:00−嘴崎磨崖仏10:40−古宮天満宮登山口10:50−第1ピーク11:20−第2ピーク11:42−第3ピーク11:50−鶴嘴山12:12−13:05第4ピーク12:15−第5ピーク13:30−林田・鴨池分岐13:40−車道出合13:55−志んぐ荘14:25

 2007年04月11日芝田山[こげたやま](播磨富士)や2008年01月19日鶏籠山〜的場山を訪れたとき対面の山に岩の稜線が続く山を見て一度は訪れてみたいと山名を調べたら鶴嘴山263.2mと記載されていた。

 播州野歩記のホームページに面白く笑えるほどの文面が記載されていたので、ますます登ってみたくなり尼崎の自宅を7時に出発、山陽道を快適に走ってると加古川ICと姫路東ICの間で事故の為通行止に、車には古いCDナビのためあわてて道路地図を取り出して経路を調べる。

 「志んぐ荘」には予定の時間より40分ほど遅れたが、山から下りたとき「志んぐ荘」の温泉で汗を流して帰ることを考え「志んぐ荘」の駐車場に車を留め置き古宮天満宮登山口まで歩いて行くことに、嘴崎磨崖仏を見学して嘴崎橋袂の古宮天満宮登山口に。

  

対岸から見た嘴崎磨崖仏と説明文を読む同行者  奥の山が第2ピーク

 古宮天満宮の階段を登り、神社裏から山道に入ると直ぐに墓地が現れる、墓地を横切って雑木林を少し登ると憧れの岩稜線が目の前に現れルンルン気分になる、が昨日の雨で岩に生えてるコケ類が滑りやすく、滑って腰を痛めた私に緊張感が走るが、乾いたコケ類は滑ることも無いので乾いてる場所を選び進むが急な一枚岩はどうやってと登る?かと思案したが、今までロープは持つなと言ってきた私が、今回だけは今だ若干の腰痛があることを勘案してロープを掴みピークに出る。

  

古宮天満宮登山口と神社右手裏から登山道が

  

第1のピークまでうまの背の岩盤が続く

 ピークからの眺めは抜群で、鶏籠山から的場山への稜線が釈迦が寝てる様子に見えるため、ここから眺める鶏籠山から的場山を寝釈迦と呼ん出るとのこと、揖保川に架かる姫新線をガタンゴトンと二両編成の気動車が渡る様子を見ていると長閑(のぞか)で岩稜線を歩いてることすら忘れさせる。

  

  第1のピークで岩盤を登る同行者がロープの助けを求める    第1のピーク山頂 屏風岩 

第2ピークの岩盤

 ピークを過ぎ次のピークに向かい始める葉を落とした雑木林の合間から一枚岩の岩壁が目に飛び込んできたが、まさかあれを登るのでは?と思っていたらほんまに登る羽目に、しかし一枚岩の所まで行くと、眺めてたよりも優しくスイスイと登りことが出来た、地図では鶴嘴山のはず、三角点を探すが三角点は無くあらためて地図を確認すると三角点は展望の良い所より50m先にあるらしい、行って見ると雑木に囲まれた登山道の真ん中に標柱が埋め込まれていたが、展望に恵まれてないので基の位置まで戻り昼食休憩とする。

  

第2ピークから揖保川鉄橋を渡る気動車と鶴嘴山を望む

  

第3ピークの岩山と龍野城址の涅槃を眺める

 昼食休憩を終え、お互いの会話でにここまでの登山道では播州野歩記に記載されてた目障りなマーキングが行く先々に在って目障りと記載されてたが、私達が見つけることが出来なかったのか、それとも設置した人が播州野歩記のホームページを見て撤去したのか、目立たない赤と黄色のビニールテープがちらほら見受けられるだけで、面白く笑えるほどのことも無く下りにかかる。

  

    第2ピークから鶴嘴山を望む                鶴嘴山山頂四等三角点

  

     鶴嘴山展望所で記念撮影               落ち葉によって登山路は不明

 山頂からの下りは登り以上の急降下で、落ち葉によって滑りやすく立ち木に掴まえ無ければとても尻餅つくことなく下りれることは不可能、鞍部まで下りれば目の前に急な登りが待ち受け登り始めると落ち葉の下に隠れた枯れ木に足をとられ転び扱けるが、落ち葉の羽音が快い、ただ断念なのは登りと違って岩稜線が無く雑木林だけなのが残念。

        

      鶴嘴山に唯一整備された標識                   大正池の記念碑

大正5年?に築かれた溜池らしい

 今回の予定では東山公園を経て「志んぐ荘」に下る予定だったが、予定を変更して林田・鴨池分岐の鞍部から車道に出たら、車道から真っ直ぐ揖保川に向かうことにして車道を歩いてると老人がタラの木の皮を剥いてたので「なんで剥いてるの?」と聞けば「皮を乾燥して漢方薬として服飲してる」との返事、私も毎日センブリを服飲してるので「主として何に効くの?」と聞けば「特に無いが身体に良いと思って服飲してる」とのこと。

志んぐ荘の前に架かる朱色の吊橋 橋板の隙間から川底が見えスリルを味わえる

 橋の袂から「志んぐ荘」まで戻り、温泉で汗を流し帰路に着く、久しぶりの長い岩稜線とスリルを味わい、大満足の鶴嘴山でした。