和歌山県古座川町

天然記念物の一枚岩全景

雄岳山頂から

 嶽の森山登山口13:00−滑床13:30−平田分岐13:44−一枚岩分岐13:50ー雄岳山頂(376m)13:55−雌岳14:30−相瀬橋登山口15:32

 嶽の森山登山口には天然記念物の古座川一枚岩と言われる大岩の向かいに鹿鳴館食堂で昼食、尼崎の自宅を朝6時に出発して、途中牟礼山(和深富士)に登り鹿鳴館の駐車場に。

 昼食を終えたあと時折小雨が降り注ぐなか雄岳(上ノ峰)登山口に向かう、登山口には標識はあるが、ここかなと思うほどの枯れ草に覆われた細い路地があり、進むとすぐに鹿除けのネットに遮られ登山道が判らない。

        

登山口と登山道から見る雄岳の岸壁

 ネットが外れた所から山の中に入って見ると、嶽の森遊歩道と記された案内標識を見つけ、ここからは整備された道となっている、登山道は九十九折れに登っているとは言え急峻で、足を踏み外したら何処まで落ちるか判らない崖が続き、崖の合間から見る谷は量こそ少ないが幾えもの滝がある。

  

長い〜滑床

 急峻な登りを終えると岩盤の川に出た、滑床である、雨に濡れた滑床を歩くことになるが、滑り転倒しては大変と思い川床を見ると足の歩幅に合わせたように石が削られステップがついてる、念のために足をステップに乗せ動かしてみるが滑ることはなさそうだ。

  

      雄岳への最後の登り                   雄岳山頂

 滑床は両側がV字形になった岩盤で滑床を歩くしかなく、その滑床は百数十メートルも続き、滑床が終わるとまたも急な登りが待ちうけ、平田分岐から直接一枚岩へ下る分岐までは緩やかだったが、分岐を過ぎると天を突く登りとなり、視界が開けたと思ったら雄岳の山頂に出た。

          

雄岳から見る雌岳と山頂碑

 雄岳の山頂は10人も登り立てば、誰かが崖下に落ちるほど狭まいが、展望は素晴らしく360度遮るものが無い眺望が広がり、紀伊山脈の山々が眺められるが、あいにく私には紀伊山脈の山々の名と形状が判らず、ただ見とれるだけ。

  

    狭い山頂で記念撮影                   雄岳からの下り

 目の前には雄岳より少し低い雌岳が凛々しく聳え立ち、その雌岳に向かうべく登り以上に急な坂をロープや立ち木に掴まりながら一枚岩分岐にまで下ると雌岳への急峻な登りが待ち受けてる。

雄岳山頂から見る紀伊山脈の山々

 立ち木を掴み、岩を掴み攀じ登ると大岩が行く手を阻むように覆いかぶさり、どうやって登るんだと辺りを見渡すと、岩の下を回りこむようにそれらしい道が続いてる。

  

   雌岳への登り                        雌岳山頂の祠、その後ろが山頂

 雌岳の山頂は雄岳の山頂よりも狭く、そのうえ祠まで設置されてるので山頂に立てるのは三人がやっと、展望も180度と木々に遮られてるが雌岳から見る雄岳は素晴らしく天を突くようだ。

  

     雌岳から見る雄岳                   岸壁の上が雌岳の山頂

 鞍部まで引き返し、鞍部からの下りは植樹林によって鬱蒼としてるため、整備されてる登山道とは言え足元に注意し、雌岳から一枚岩に伸びてる尾根にはトーフ岩と云われる珍しい岩があるので必見の価値ありと教えられたが、薄暗いなか足元と岩を注意して見て下るが、岩は幾重にも続きどれがトーフ岩か判らず最後の岩だけがなぜか真四角に切り刻んだ石が重ねたようになっていたので、この岸壁がトーフ岩と呼んでるのかな?とカメラを向けるも木々が邪魔をし、その上薄暗いためシャッターを切るのを残念する。

  

相瀬橋登山口

 鹿鳴館食堂の駐車場に留め置いた車の礼を述べ、今夜の宿である古座川河口口の宿に向かう。