ゆずりは橋登山口8:00−第一鉄塔8:25−第二鉄塔8:40−樫ヶ峰8:55−二つ出会い9:14−ゆずりはエデンの園9:58(行者山へ移動)ゆずりは登山口10:12−行者山山頂10:35−338m東峰10:50−(早めの昼食)−11:57−アブェルデ登山口12:28

 午後から雨の予報、雨が降る前に下山を考え近場の山ではあるが早朝の出発となり逆瀬川駅からバスに乗車するも高校生の登校時間と重なり、車内は高校生で満員状態。

 西高校前で下車し、登山口である橋の袂まで行くと04年にはあった樫ヶ峰登山口への案内標識は無く、谷側から関電巡視路から登りに差し掛かると急な登り階段が待ち受けている、尾根に出ても急な登りは相も続いてるが視界が開けた分だけ楽になったような気分にさせられる。

  

樫ヶ峰の山頂

 第一鉄塔まで登ると汗が吹き出し、防寒義を脱ぎ第二鉄塔で小休止、登るにつれ樹林帯と変わり視界が利かなくなる、広々とした台地に樫ヶ峰山頂の標識が現れ、確か三角点があったはずだと辺りを探してみるがそれらしいものは無く、山頂から外れた社家郷が見渡せる所に西宮公共基準点の銅板が埋め込まれた標柱を見つける。

  

    西宮公共基準点の銅板                  整備された樫ヶ峰の尾根

 尾根を小笠峠へと向かっていると、ゆずりはエデンの園方面へ延びてる禿尾根を見付け、あの禿尾根を下りたいとの欲望に駆られ、尾根への取り付き点は何処だと注意深く進んでると、微かに誰かが下りたと思える箇所を見付け、急斜面を木々に掴まりながら下っていると後ろから「ほんまに尾根に行けるん」と声が掛かり「行けなければ尾根に出るまでトラバースするのみ」と答えグイグイ下ってると急に立ち木が無くなり、目的の禿尾根に到達。

  

     樫ヶ峰の尾根を行く                   キレットって何処だ! この先に禿尾根が・・・

 素晴らしい尾根だ、一気に下るのは勿体無い気分だ、尾根は痩せて岩肌が剥き出しとなって、路面は小石混じりで滑りやすい状態だ、両尾根を見ると同様の様相を見せ、わくわくしながら慎重に下り終えると枯れ川に出た、このとき横山晴郎さんの社家郷歩きを思い出した。

          

      禿尾根から二つ出会いを望む                       禿尾根を恐々と

  

禿尾根を下る同行者

 エデンの園の裏手を次の目的地である行者山へと向かい、06年には無かったと思える行者山案内標識板が縦走路入り口に取り付けられている、案内板を見なくてもおよその取り付き点は想像できるので縦走路へと登ってるとき、またも後ろから「単純な道を行っても面白くない」との声に、それではと山頂に延びてる谷を見付け、谷を登り始めるが、これがなかなか・・・

  

       エデンの園裏に祭られてる地蔵尊          行者山に配置されてる案内標識

 一筋縄では行かない谷を木々に掴まりながら登るも三歩進んで二歩下がると言う傾斜面を登り終えると、今度はシダとサルトリイバラに阻まれ容易には前へ進めない、山頂と思える方向へ進むと三叉路の登山道に出た、その三叉路の一角に小石が積み重ねられた所に行者山山頂の木札が下げられている。

  

行者山への直登 その先は潅木の藪

 「すごいのぼりだったね!」と交わしながら小休憩、山頂は木々に阻まれ展望が利かないため展望の良い東峰へと下るため、西峰を通り過ぎ東峰に到着して早めの昼食の用意をしてると、どのルートから登って来たのか十数人の団体が登って来たので彼らが去るまで中断して私達も展望を楽しむ。

  

行者山山頂と山頂での記念撮影

 早めの昼食を終え、急な下りを幾つもあるルートの中からアブェルデ方面に下り、登山口まで下りても雨が降ってないのでバスには乗らず逆瀬川まで歩くことにして逆瀬川駅に付くと同時に雨粒落ちてきた。

  

     西峰から東峰を見る                   東峰から西峰を通して岩倉山を望む

  汗を流すため宝の湯に浸って家路に着く。