有馬富士車止9:43−登山口?10:08−第一ピーク11:10−城ヶ岡山頂11:35−12:00出発−金比羅第一ピーク12:20−稲荷神社12:30−金比羅山(加茂山)山頂12:32−(昼食休憩)−13:45−資材置場登山口?14:30

 山の会員仲間から有馬富士の西に城ヶ岡と言う山があり、有馬富士から見ると山頂付近に岩尾根があり楽しめるのではないか言われ、その気になったが、仲間いわく「登山道は無いよ」の一言で俄然誘惑にとらわれ、あれこれネットを駆使して調べたがほんまに登山路らしいものは無い。

白の線を歩いて城ヶ岡から金比羅山へ 金比羅山山頂から城ヶ岡を通して三田市街を見る

 水曜登山の仲間と車で出かけたが、有馬富士公園は土・日以外は公園駐車場立ち入り禁止となっており、公園とは年中無休で開放されていると思ってた私たちは入り口の柵止に車を駐車して城ヶ岡の登り口と思える箇所から一気に山に入り込んだが、公園広場から目指してた尾根より少し行き過ぎたのか手前の尾根に登り始めて入ることに気づき、元の位置まで戻り、改めて木々越しに城ヶ岡と尾根を眺めるが、いま一つ先の尾根の方が城ヶ岡には行きやすいのではないかと谷を渡り向かいの尾根に取り付く。

  

    公園内から見る有馬富士                 大池脇のこの場所から山に分け入る

 ここまで簡単に記したが、道があるわけでもなく、ただひたすら木々越しに目標としていた尾根を目指してヤブコギで来てる、朽ち果てた倒木やサルトリイバラ、枝をいっぱいに広げた木々と闘いながら道無き山をただひたすらに障害物を払いのけながら目標とした尾根に登るのみ。

  

    道らしく見えるが道ではないよ、藪だよ         藪の中、倒木やイバラが行く手を阻む

  

   踏み跡とは思えないシダが覆いかぶさる登山道?    城ヶ岡山頂直下の岩盤尾根

 枯れ枝やイバラに捕まりながら苦労の末尾根に出ると神埼林業と記された標柱が立てられていたので、これから先は道があるのかと期待したが、それらしきものはあるがとても道とは言えない、相も変わらずヤブコギは続くが、それらしき道から外れないように進むとタワと言うか鞍部に出た所で右手の尾根を見上げると、以前誰かが通ったと思えるめぼしき踏み跡を見つけ、又も藪の中に分け入る。

 木々を掻き分け急斜面を攀じ登ってると急に岩が目の前に現れ、この岩が私たちが目指していた岩なのかと眺めいる、岩の尾根は20m以上もあるだろうか、今までの苦労を噛みしめ一歩一歩ゆっくりと登るにつれ展望が開け、有馬富士をはじめ丹波の山々が一望に望まれてくる。

 山頂は雑木林となっており展望は利かないが、岩がある東斜面に出ると、ついバンザイと叫びたくなる展望だ、次の目的地である金比羅山への下り尾根を探してると、三田市東野上からの登山道があるのか立派な?道があるではないか!

  

   城ヶ岡山頂 岩場は何処だと探す二人            木々越しに見る金比羅山

 岩尾ねと違って登山道は斜度が急で木々に掴まっていても滑り落ちるほどだ、鞍部まで下りると金比羅山に登ってると思える足跡を見つけ、足跡に沿って登り始めるが、道は所々で不明瞭となり、その度ヤブコギを強いられる。

  

   城ヶ岡から金比羅山への下り               金比羅山 山上の稲荷神社

 尾根に出た辺りで山頂かと思いきや、尾根は少し下り稲荷神社の祠が現れる、神社から西に向けて整備されてると思える道が南西に下ってる、これも東野上からの道かもしれない、道を横切って植樹林に入ると金比羅山の山頂に出た。

 山頂は城ヶ岡と同様に雑木に囲まれてるが、三角点の標柱が埋め込まれてる所まで行くと城ヶ岡の倍もあるかと思える岩尾根が現れ、目の前には先ほど登った城ヶ岡がでんと居座り、展望は城ヶ岡同様素晴らしい眺めだ、暖かい日差しのなかで山のあれこれを指差しながら昼食休憩とする。

  

 金比羅山(加茂山)356.4mの埋もれた二等三角点   金比羅山から見た城ヶ岡全景

 東野上方面には登山道があるみたいだが、私たちが帰る福島大池方面には、登って来たときと同じように道は無いものと思いながら、一抹の期待を持って探してると、それらしき道とマーキングを見付け下り始めると、またも道は不明瞭になり、尾根から外れないようにヤブコギヲしながら下っていくと広く植林された場所に出た、ここにも神崎林業の標柱が立てられ、やがて林道に出たが、林道を横切り福島大池方向へ続いてる谷道を行くと、朝見かけた公園資材置き場の前に出た、あらためて入り口を眺めてみるが、誰がここに城ヶ岡や金比羅山の取り付き点があると思うだろうか?

 それにしても今日も楽しい?ヤブコギをしたが、今日のヤブコギはサルトリイバラに悩まされた、首から木々の小枝や汗を流すために「鹿之子温泉」で汗を流し帰路に着く。

 赤線大池側から取り付き、若干間違えて、赤線上側に下りる。