車道東床尾山分岐駐車場9:32−糸井大カツラ9:45−助右衛門の桜10:00−衣谷精錬所跡10:05−西床尾山分岐10:50−作業小屋11:05−東床尾山山頂11:25・11:25−車道12:10(車道途中12:15で昼食休憩)13:10−鉄鈷山第一ピーク13:35−鉄鈷山山頂13:47−車道東床尾山分岐駐車場15:10

 

 今日の水曜登山はその昔金の採掘が行われてたと云われる東西床尾山に登って見ようということで出かけました。

 西床尾山登山口について見ると狭い駐車場には先客の車で駐車スペースがなく、相談のうえ急遽予定を変更をして東床尾山から鉄鈷山(かなとこ)へのコースに変更し、林道を東床尾山登山口の駐車場まで行くと林道は昨年豊岡まで開通したとのことで立派な道が先へと伸びている。

           

        東床尾山登山口                             大かつらの木

 登山道は広く糸井の大カツラまでは整備されており、以前福井県の三周岳を訪れたときも大カツラがあったが、全体の周りでは糸井の方が大きいが一本の木としては福井県の方が大きかったように思える。

  

                                    大カツラから登山が始まる

 広い登山道も此処までで、ここから東床尾山の本格的な登山道が始まる、谷川に架かる橋を渡り谷川沿いに登ってると対面の斜面に助右衛門の桜と記された案内が出ていたが桜の花は終わり青葉へと変わっていた。

  

 登山道は対面の斜面に変わると九十九折の急な斜面に変わる辺りから体調が良くなかったのか貧血気味か低血糖なのか判らないが冷や汗が噴出し、飴を口に入れてゆっくり登ってると体調も戻り、尾根に出ると尾根は西床尾山への分岐で、尾根を少し登ると作業小屋兼非難小屋が現れ、目の前には東床尾山が優雅に見える。

           

      大小の滝                     西床尾山への分岐

  

分岐と作業小屋

 東床尾山の山頂は360度の展望が開けてるが、あいにく天気が良すぎたのか靄がかかり遠くの山々や丹後の海を見渡すことが出来ない、昼食時間には早いので鉄鈷山へ通じる尾根を下っていくうち、最後のところで尾根を間違えたのか谷に下りてしまったので豊岡へ通じる林道に出て昼食休憩とする。

  

東床尾山山頂 と 一等三角点

 昼食を摂っていると一人の青年が声をかけて来たので鉄鈷山への話をして、昼食後豊岡が見渡せる展望所の駐車場から鉄鈷山へ登ってると山の名前は判らないがピークの頂に三等三角点が現れ、その傍に助右衛門の桜の所で出会った二人ずれの熟年が「鉄鈷山で青年があなたたちが登ってくるのを待ってるよ」と云われたので、萱の枯れ草で滑る鉄鈷山への最後の登りを終えると「青年が30分近く待ってました」と云う。

  

     鉄鈷山への尾根を歩く                  林道で昼食支度

 鉄鈷山からの下りを一緒にしたいと言うが、私たちが下る道は駐車場へ向けて下るために登山道は無いがそれでも良いのかなと問えば「それでも良い」と云うので、地図を出して駐車場への尾根道を探し、道の無い尾根を下り始めると、さすが彼もびっくりしたのか「ほんまにここを下るの?」と・・・

  

  鉄鈷山への名の知らないピークで三等三角点が         鉄鈷山山頂

  

鉄鈷山山頂から西床尾山(左)と東床尾山(右)を見る

 急な尾根を下ってると途中で尾根が無くなり谷への下りとなり、谷に下りると私たちのように谷から鉄鈷山へ登った人が居たのかマーキングが木々に取り付けられている、谷の谷川を右へ左へと渡渉しながら下って行き、視界が開けたと思ったら目の前に私と彼の車があり、「彼曰くなんでどんぴしゃと辿り着くことができるの?」と不思議がり、彼も今まで何度か藪こぎしたことがあるが、まともに思ったところに着いた験しが無いとか。

    

イワカガミと急斜面の道無き植樹林を下る

  

    道無き谷を下る                     出たところが駐車場

 彼から良い経験を学んだと例を述べられたが、けして私たちのような山歩きはお勧めできない、しっかりした登山道をお願いしたい、彼と別れたあと、汗を流すため「よふど温泉」に浸かり帰路に着く。