山頂から南西方向を眺める エルムいちじま登山口9:07−山頂尾根10:50−山頂10:50−(昼食休憩)−12:05−百豪寺分岐12:56−エルムいちじま登山口13:30・・・(エルムは車を回送のため私だけ) 4月にメキシコで発生した新型インフルエンザが5月17日に人から人への感染が神戸で確認されてから近隣市町に広がり、兵庫県下や大阪府全域の小中高や保育所までの学校閉鎖が厚生労働所から指示が出され、私の孫が入園してる豊中市立保育所も休園となり、共働きの娘から休みの間孫の面倒を見てほしいと要請があり、企業定年のあと引き続き仕事してるが要請のあった火曜日から金曜日まで休みのため引き受けることにしたが、毎週水曜日は定例の山行きとなっていたので火曜日孫に「山に行く?」と尋ねると「おばちゃんも行くならいくよ!」との返事(娘は迷惑が掛かるからと反対した)が返ってきたので、明日朝早いからと早めに寝かせる。 朝6時半に起こし朝食もそこそこに7時に自宅を出発、高速の西紀SAでお菓子を調達してエルムいちじま登山口へ、登山口駐車場には五大山へのルートが記された案内板が設置されており、その中には幾通りものルートが記されているが、今日は山登りが始めての孫を連れてるので「安全で最短な楽な?四十八滝」コースをと中道を登ることにしたが・・・ エルム駐車登山口に設置されてる登山ルート 周遊コースの林道を歩いている間は杖を振り回しながら最初の滝に出ると「滝や」とはしゃいでた孫も、いざ谷筋の登山道に入るや否や「石が滑る、足が届かない、しんどい」等々の愚痴が出始める、さらに谷筋から急な斜面に変わると「もう動けない」と泣きべそをかきながら座り込むことに。
周遊林道を行く孫 山の神に登山の無事を願って
林道から五大山への登山口 登山口で杖を振り回して遊ぶ孫 リュックからジュースとお菓子を取り出し小休憩を繰り返し尾根に出ると、展望が開けてきた理由も有るのか少し機嫌も直り、山頂尾根の鉄塔岩が現れると元気を取り戻したのか、岩の上に攀じ登ったあと岩に腰を下ろし、じっと周囲の風景に見入る。
谷川を何度と無く渡渉して登る
渡渉も終わり斜面の急登が始まり、この辺りからぐずつきが始まる
山頂尾根の鉄塔岩に上がり下界を覗き見る あと10mで山頂 足取りも軽く 他の同行者は隣の愛宕山を往復してくるといって愛宕山へ、私と孫は五大山へと緩やかな尾根道を五大山へと向かい、山頂の三等三角点に私がタッチすると孫も真似るようにタッチ、「爺ちゃんもう登りは無いの?」と聞くので「ここが山の頂上で、もう登りは無いよ」と答えると「ヤッター」と大喜び、で私が「山の上から見るのはすごいだろう?」と声をかけると「すごいことなんかあらへん、しんどいだけ、もう山なんか絶対登らへん」と冷たい返事でしたが、でも何かを悟ったのか遠くの山々や眼下に見える田園風景に見やり、小鳥や蝉の声に耳を傾け、爺ちゃんと言いたいことを考えるような声をかけてくる。
山頂で爺ちゃんと記念撮影 石柱が三等三角点 同行者が愛宕山から引き返す途中「ヤッホー」の声を聞くや迎えに行ってくると言って登ってきた尾根を引き返し、山頂まで戻ってくると、私が教えた通りのことを一つ一つ同行者に説明している。
同行者が来るまで山頂で杖を振り回して遊ぶ 下りで小休憩 昼食休憩を終えて下りにかかると、なだらかな下りでははしゃいでた孫も、急な下りにかかると何度も足を滑らし、またも泣きべそ状態、周りの木々を捕まえて下ることを教えると足を滑らすこともなくなり、ジュースやお菓子との声が増えてくる。
エルムと白豪寺への分岐でジュースを エルムの健脚向き登山口 私はここに下りて来た 最後のピークを登るとき「また登りや」と言うが、やはり下りのほうが気になるらしい、ピークの鞍部で白豪寺とエルムの分岐点で同行者と相談してると、孫が「爺ちゃん車を持ってきて」と今までの泣きべそから一転して強気の発言が飛んできたので、私一人でいちじま登山口へ、孫を同行者に任せて車を白豪寺へ回送すると、寺の裏方面から「ヤッホー」と孫の声が聞こえてきたので「ヤッホー」と答えると、疲れを忘れたかのように登山道を駆け下りてくるではないか。 エルム駐車場から五大山を見る
駐車場より 白豪寺で 寺でゆっくりくつろいだあと国領温泉へ、湯船の中ではしゃぎまわりながら「やっぱ山より温泉の方が良いよ」だって、帰路の車中の人になるや否や、やはり疲れたのかすぐに眠りに就く。
白豪寺の素晴らしいL型担ってる藤棚 花は終わってる 白豪寺の正門 家に着き母親が「山どうだった?」と聞くと「山なんか二度と行かへん」といいつつ山の上でラーメン食べてん、寺で鯉さんに餌あげたよ、温泉は茶色かったよと、矢継ぎ早にしゃべって「でも山はもう行かへん」とダメ押しで私と母親も大笑い、恭ちゃんお疲れさん。
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