石榑峠(いしくれとうげ)9:00−小峠登山口9:17−長尾滝9:45−大堰堤10:17−尾根取付点10:46−尾根平11:35−竜ヶ岳山頂12:00−13:00重ね岩13:22−石榑峠13:51 5月13日、悪天候でリタイアした鈴鹿山系の竜ヶ岳に再度行ってきました。 天気予報では午後から天気が崩れると報道していたが、前回と違って石榑峠に着いて見ると天気は崩れる気配はなく、逆に良好の方向に向いてるように思える、登山準備を整え三重県側の登山口にあたる小峠へと車道を下るが車道は荒れ果て廃道化されてる。
石榑峠は大型車通行止めのコンクリートが置かれてる 竜がヶ岳へは小峠から谷川に下りる 小峠から竜ヶ岳へは谷川を下って行き幾度となく渡渉を繰り返したが、水量のない今日は難なく渡渉が出来たが、水量があればとても渡渉は出来ず小峠からの登山は中止せだるを得ない。
ここから川歩きが始まる 安全ロープが張られた川を渡る
谷川を何処まで下るのか? 長尾滝への長い階段を降りる 石榑峠から約250m程下った所で長尾滝と記された落差10mを超える滝が現れしばし見とれる、竜ヶ岳への指標は滝からなおも下って行くので、いったい何処まで下るのかと心配になったが、やっと二つ目の谷川出会いで谷への登り指標が現れる。
長尾滝 慎重に大石の川を渡る 谷川は水量もなく堰堤が現れるたび堰堤横や堰堤に設けられた階段を登ることになる、幾つの堰堤を超えたか判らない所で大きな堰堤が現れ長い階段を登ることに、堰堤上の広河原で小休憩を採ってるとき今年初めて蛇(縞蛇)を目撃したが、登山道はなおも河原を登って行く、いつになったら尾根に取り付けるのかと汗を拭きふき谷川が尽きるあたりにやっと尾根への指標が現れる。
谷川から離れ第二ノ谷川への分岐点 大小の堰堤に架けられた梯子やロープを伝って登る
長く大きい堰堤に取り付けられた階段を登る 急な尾根道 至る所に安全ロープが・・・ 尾根に取り付くと同時に登山道は急を極める、登っても登っても一向に高度を稼げたように思えないほどの急登が続く、谷すじの木々の合間から覗き見ると、今まで汗を拭きつつ苦労して登ったが今だ石榑峠より低い、やっと石榑峠より高い位置まで登った時可愛いタヌキに出会う。
尾根平らに群生するアカヤシオやシロヤシオ
尾根平らで花見を楽しむひと時 森林限界を抜けると竜ヶ岳が目の前に 急な登りからやや急な登りに変わった辺りからツツジの花が咲き現れ、尾根平らと呼ぶに相応しい個所に出ると真紅や真っ白なツツジが咲き乱れてきたので、花の名に疎い私が綺麗だねと言うと同行者の一人がこの花はアカヤシオ・シロヤシオと教えてくれる、花を愛でながら尾根平らを進むとまたも急な登りが目の前に現れる。
山頂直下の登り 周りは一面熊笹 山頂二等三角点
広い山頂と山頂に設置されてる方位 森林限界になったのか木々がなくなり辺り一面熊笹に変わるといっぺんに展望が開け、誰ともなく「すごい〜」の声が発せられる、眼の前には雄大な竜ヶ岳がデンと居座ってる、高低差は100mか?展望を楽しみながら笹林をゆっくり登り終えると360度の展望が開けた竜ヶ岳の山頂に立つ、山頂は日差しを浴びてるとはいえ風が冷たく昼食休憩を摂るには寒く、風の通らない場所を探して昼食休憩とする。
昼食後のひと時と山頂尾根 花を見る余裕の無い急な下り 下りは山頂尾根を縦走して石榑峠への尾根を下ることに、縦走を終え尾根の下りにかかると目を見張るほどの急斜面が待ち受けている、一歩いっぽ慎重に木々を掴まえたりしながら下って行くと大岩を積み重ねたような大岩が現れ「重ね岩」と記されている。
国道からも見える重ね岩 岩の上はスリルがあるよ 大岩に攀じ登り岩を楽しんだ後、斜度もやや緩やかになったと思ったら、登山道が今度はU字型に抉られ、とても下れる状態ではないためか新しく樹林帯の中に登山道が作られつつある所を木々に掴まえながら下る。
U字型に抉られた登山道 迂回路はほぼ藪コギ 木々の合間から国道が見えたと思ったら駐車場に、下りは登りと違って高低差が半分しかなく一時間足らずで下りてしまった、登山装備を解き、この地に来る途中車窓から確認してた「八風の湯」で汗を流すために「八風の湯」に着いて見ると、ここ「八風の湯」は今までの日帰り温泉と違ってまず値段が1200円と高い、どうするか思案したが周りには日帰り温泉は無く入浴したが、他の入浴者と違って汗を流すだけの人と区別した入浴基準を設けてはと思った次第です。 永源寺温泉 「八風の湯」 今日の登山は河原歩きと急斜度の上り下り、深い緑と木々花、山頂の笹林と富んだ山の素晴らしさを一度に味わった山行きでした。 |