山 蛭 が 棲 む 三 国 岳
三国岳登山口駐車場9:46−尾根10:22−三国峠10:50−三国岳山頂11:12・11:25三国岳登山口駐車場12:15 梅雨入りの6月、朝から霧雨が降ったり止んだりの気象条件のなか、丹波市の三国岳(加美町・青垣町・生野町の境界)に出かけました。 三国岳の登山口に当たる青垣町の青玉神社に立ち寄り、1000年を超えると云う大杉を見学してると、杉の根本にマムシ・ヤマヒルに注意と記されている。 この辺りの山々はヤマヒルの生息地で、以前訪れた千ヶ峰や高源寺でヤマヒルの被害を受けたことは鮮明に覚えてる、見学を終え鳥居の前まで引き返すと同行者の一人にヤマヒルが取りついてる、これからの登山が思いやられるが、とりあえず登山駐車場へ。
大杉見学するため青玉神社へ 三国岳駐車場へ ヤマヒル対策としてスパーツやカッパ・傘と身につけ万全を期したつもりで臨んだが、結果はヤマヒルの方が上手、弱い霧雨が降るなか往復2時間半のためリュックは車に残し空身で出発、植樹林の広がる谷川を渡渉を繰り返しながら登って行き、谷川が尽きるあたで尾根筋から延びる急斜面を九十九折れに尾根に出て小休憩してると同行者の足にヤマヒルが取りつく。
林道から三国岳への分岐 谷川沿いの植樹林 立ち止りは危険と直ぐに登り始めるが植樹林が切れた辺りにアジサイに似た白い花が咲き乱れており、私は心を揺り動かされたが立ち止りは禁物とゆっくりと歩いてたが、同行者の二人が花をカメラに収めるべく藪に分け入る、それが命取りか?山頂で雄たけび!!
九十九折れから尾根に出たところ 三国峠縦走路 三国峠を経て山頂尾根を山頂に向かうも植樹林によって展望は利かず、足元はヤマヒルにとって絶好の隠れ蓑になる草が生い茂り、草を避けるため大木化した桧の下を傘さして山頂に、山頂は南東面の木々が切り開かれ抜群だが山の名前が判らず、おまけに弱い霧雨のためか遠くの山々はぼやけ、山の形から山の名を詮索してるとき同行者の彼女が、足首に違和感を感じると言い出したので、スパーツを外しズボンをめくると、靴下の上から大きくなったヤマヒルが今だ彼女の足首に食らいついてるではないか?(今回、山蛭が足首にくらいついてる写真は彼女のおたけびによって動転し、撮影を忘れた)(同行者撮影のユーチュウブ)
三国峠と峠から伸びる登山道 左は鹿除けの柵 その下草に山蛭が生息してる それを見た彼女はギャーギャーとうるさく私に早く取りのどけと怒りまくるが、私とて素手でヤマヒルを掴むには抵抗を感じるので掴むものを探して取りのどくと、早く下りようと云いだしたが、とにかく今一度ヤマヒルが取りついてないか点検して見ると、もう一人の同行者にもズボンの上に取り付いてたが被害はなく早々に下りにかかる。
三国岳山頂 下りは立ち止ることなく一気に駐車場まで駆け下り、車に乗る前スパーツ、カッパ、傘と点検してると、今度は私のズボンの上でヤマヒルが動いてたが実害はなく早々に「道の駅かみ」へ、道の駅は定休日だったため軒下を借りて昼食休憩を終え、西脇の「ヘソ温泉」で汗を流し帰路に着く。
山頂から見る南東部の山々 「道の駅かみ」から眺める三国岳 彼女がヤマヒルに咬まれたのは多分白い花を撮影に藪の中に分け入った時に、スパーツの裾から侵入されたと思われる、6月から8月のジメジメした丹波の山々や鈴鹿山系、比良の山々はヤマヒルが生息してるので曇りや雨の日、湿度の高い日は避ける方が無難だと思う。
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