おこじょ山の会

       猪名川町に佐保姫伝説が残る

三 蔵 山

登る二つの山が見えるところで

 杣の空き地8:30−今井岳9:10−墓苑9:45−三蔵山10:15−杣の空き地10:55

                              (藪こぎでの時間のため参考にはなりません)

 夕方17時より職場同僚の定年送別会出席のため、それまでの時間近くで登れる山と云う事で能勢町に山城の面影が残ってると云われる山蔵山に行って見ることにした。

 三蔵山の予備知識のないまま車を登山口が有るのではとそれらしき場所に止め、登山口を探したが見つからず、今井岳の麓に栗園があったので、そこからならと思い行って見ると墓苑に通じる道が有ったので、とりあえず墓苑まで行って見ることにした。

  

      墓苑から三蔵山を見る                 今井岳へヤブコギで登る

 墓苑に着いて見たが今井岳への登山口は無く、今井岳へ通じる尾根を探し藪こぎで登ることに、木々が葉を落とした木立の中に一歩踏み込むと倒木あり、シダあり、枯れ木ありと低木の枝がはびこっていて手でかき分けかき分けして進むが手や顔を引っ掻き、やや急な登りは落ち葉で足が滑り、足で登ると云うより腕力で木々を掴み登って行く。

 山頂尾根に出るとそれらしき登山道が現れ、少し登山道を戻って見ると登山道は西尾根へと続き集落へと下ってる、山頂に着く?と山頂表示は無く過去登った人のプレートがいくつか立木にぶら下げられてるので、かろうじてここが山頂なのかと判る。

山頂を示す標識の無い今井岳

 次は対面に見える三蔵山へ登るため登って来た尾根を尾根から外れないように下り始めるが、登りと違って何度も落ち葉によって滑りこける、登り始めた墓苑に出ると向かいに尖がった三蔵山が見える。

 三蔵山の麓まで行って登山口を探したが、ここにも登山道らしきものは無い、またも藪こぎ覚悟で山に分け入って尾根を探す、尾根を探し当て尾根を登り始めると、獣道なのかそれらしき道が有り、所々テープが巻きつけられてるが、やはり道ではなく木々を掴まえて攀じ登ることに、今井岳と違って木々の隙間が広く登りやすいが、ガレ石が浮いていて緊張感が走る。

  

      三蔵山へ道無き急斜面を登る            三蔵山山頂の四等三角点

 山頂は四等三角点で城跡の名残があると言われていたが、山頂周辺をそれとなく探したが判らず、下山後地元の人が木の切り出しをしてたので話を聞くと、城跡の名残は山頂から4m程下った南東側にあり登山口もそちらにあると言う。

三蔵山で東方から北の方向を見る

 山頂からの展望は葉を落とした木々の合間からかろうじて望まれるが、春から秋にかけては、多分皆無ではないかと思われる。

 下りは登ってきた方向ではなく車を置いてる方向の尾根を探して一気に下り始めると天狗岩と言う大きく突き出た、高さ10mもあるかと思われる大岩が現れた、大岩から浮石に気をつけながら急斜面を木々に掴まりながら下り終えると、下りた場所が湿地帯で、おまけにイバラがはびこっており、林道に出るのに難儀した。

天狗岩と言われる大岩

 車に戻ると猪名川町に「佐保姫伝説(さほひめでんせつ)」があると言うので「姫ケ渕」まで行って昼食休憩とすることにした。

佐保姫が身を投げたと言われる姫ケ渕

 山での汗を流すため「宝の湯」まで戻り、汗を流したあと帰路に着くや否や定年送別会に出席し、22時過ぎ家路に着く。