近鉄奈良駅9:46−興福寺9:52−春日大社10:25−紀伊神社10:40−春日山山頂11:10−浮見堂11:55−近鉄西大寺駅15:43

 2006年「おこじょ山の会」が春日山初詣ハイクを取り組んだ時、春日山への登山口が判らず、春日大社から新薬師寺を経てならまちをぶらりした苦い経験のなか、今年も再挑戦のつもりで春日山を取り組むことになった。

  

     近鉄奈良駅前                       興福寺へと向かう

 今回は2006年の二の舞にならぬよう地理院の地図で登山口を確認して下見に随行することにした、春日山は春日大社の御神体の山なのか、至る所に入山禁止の立て札が立て懸けられている、地図で見る登山口に当たる紀伊神社にも入山禁止の立て札が設置されてる。

  

      奈良公園興福寺前にて              感謝共生の館?

 入山禁止の立て札の奥を覗き見ると、かすかに人の踏み跡と思える道が奥へと続いてる、悪いとは思ったが少し分け入って見ると、原生林の中に赤テープのマーキングが木々に取り付けられている、やはり入山禁止の山なのかマーキングが有ったとしても、確かな道では無く、原生林の中をかすかに付けられているだけでヤブコギに等しい。

  

春日大社参道と春日大社本殿

 尾根に出ると何処から登ってきてるのか、登山道も鮮明になり、東海自然歩道の分岐から春日山への登山道は綺麗に整備されており、程なく春日山山頂の本宮神社に着く。

  

    紀伊神社からの登山口に入山禁止の立て札       春日山山頂の春日大社奥宮

 本宮神社に入山禁止のルートを登って来た憮礼を詫び、山頂の展望は木々に囲まれ皆無、葉を落とした木々の合間から若草山が微かに見えるだけ。

 再度本宮神社に手を合わせ下山開始、下山は本番のとき原生林の中を登るには道に迷う危険が有るので、東海自然歩道から登る登山口を探るため東海自然歩道へと下ることにする。

  

   東海自然歩道からの分岐                志賀直哉生誕の地から春日山を見る

 登山道の分岐を確認しながら東海自然歩道の林道に出ると、ここにも何故か入山禁止の立て札と鎖が掛けられてるが、自然歩道から若草山への分岐には掛けられてなかったので、車と単車の事なんだろうと思いつつ林道を春日大社へと向かう。

 奈良観光地図を見ながら滋賀直哉生誕地を経て浮見堂で昼食休憩を摂り、帰るには早すぎるので、少し遠回りをして平城宮跡へと向かう。

  

          奈良浮見堂                佐紀神社の裏山辺りから東大寺を見る      

 奈良県庁前から法華寺へは地図を見ても市街地のため判りずらく、右へ左へと歩き法華寺へ、法華寺に着いて本尊の十一面観音、光明皇后の御開帳はと尋ねると、今は御開帳はやって無いとのことで平城宮跡へ、平城宮跡に着くと大極殿(だいこくでん)の周りが工事中とNHKのドラマ「大仏開眼」の撮影中とかで入場できず近鉄西大寺駅へと向かう。

佐紀神社の裏山辺りから東大寺と若草山を見る

 それにしても今日は山歩きよりも奈良市街地を歩いた、歩いた、約8キロ2時間強、しかしアスファルト道は疲れる。