鞍掛峠から見る山並み

 鞍掛橋9:55−鞍掛峠11:05−鞍掛橋12:05

 朝5時滋賀県の天気予報では曇りから午後には晴れに変わると報道されてたなか、残雪の御池岳に登って見ようと早朝自宅を出発して、国道306号線から鈴鹿山系の山を見ると、霧に覆われて合間から真っ白になってる山々が見える。

 国道306号線は全線が開通しておらず鞍掛峠橋までしか行けない、鞍掛橋に着き山を見上げると昨夜降った雪なのか山頂付近は真っ白になっている、登山準備をしてると粉雪が舞い始め、雪山に来たかいがあったと思ったのはこの時まで・・・

  

   鞍掛橋に設置されてる登山届け箱      巡視路の標識とかすかに見える御池山への案内紙

 いくつかある登山口のなか、冬山登山道を登ることにして登山口に着いて見ると、登山道は斜度40度はあるかと思える斜面を九十九折れに登ってる、この登山道は植樹林に設けられてる送電塔の巡視路になってるらしい、粉雪は相変わらず降り続き、登るにつれ昨夜降った雪のためか巡視路が定かでなくなってきた。

  

     定かでない巡視路                    第二の鉄塔を過ぎると雪も深くなる

 尾根に出ると霧の合間から遠くの山が見えるが、時折横殴りの風雪が襲いかかって来る、この調子では鞍掛峠からの尾根歩きが思いやられるが、峠に着いてから続行するか中止するかを考えようと・・・幸いこれから峠までは山の尾根をトラバースして行くので風も当たら無いが、次第に雪が深くなってくる。

 第二の鉄塔を過ぎ鞍掛峠に出ると強風の風雪が待ち受け、登山続行は無理と考え中止することに、峠には登山者の安全を見守ってくれてるのか地蔵尊を安置してる祠が有り、その地蔵尊も雪を被っている、周りの木々は真っ白な樹氷と化し、カメラを向ける手も直ぐに凍えて来る。

  

鞍掛峠の地蔵尊も吹雪を受けて寒々と

 中止して引き返すなか最初の尾根まで戻ると、登りであった雪は融け始め、登りのとき付けた足跡も無くなり、緩やかな植樹林の中で登山道から外れたが心配するほどの事も無く、鞍掛橋まで戻ると雪はすっかり無くなっていた。

  

鞍掛峠から御池岳への縦走路に広がる樹氷

 登頂を中止したとは言え帰るには早すぎるので、大君ヶ畑の集落公園で昼食休憩のあと、彦根市内に雨壺山と言う標高150mほどの低山に一等三角点があるので立ち寄ってみようと彦根市内に向かったが、その雨壺山が何処にあるのか判らず、とりあえず市役所の振興課を訪れ、親切に教えいただいた位置を確認して雨壺山へ。

  

雨壺山の一等三角点

 雨壺山は千鳥ヶ丘公園にあり、登山口は新神社から登るほうが良いと教えいただいたので新神社に着くと、高低差10mほどの丘があり、登って見ると以前は墓地であったといわれる中央に一等三角点の標石が埋め込まれていたが、周りは葉緑樹に囲まれ展望は皆無。

 三角点を訪れた後も帰阪には時間があるので、明智光秀の居城が在ったと言われる佐和山(231.5m)へと向かったが登山口が判らず、観光のために建築されたと思われる、今は朽ち果てた佐和山城?を見学して帰路に。

  

    雨壺山の登山口  新神社                観光用なのか朽ち果てた佐和山城?

 御池岳に向かう国道306号線沿いの電柱に「至福の湯」と記された日帰り温泉案内が在ったので立ち寄り、汗を流して高速に乗ったが高槻バス停付近で車5台による事故のため予定より一時間近く遅れて我が家に着く。