おこじょ山の会

能登ヶ峰展望所から見た鈴鹿山系の山々

 

 黒滝公民館9:05−第一ピーク9:55−第二ピーク10:00−能登ヶ峰10:10−展望所10:23−鹿の楽園10:35・11:45−696mピーク12:07−ドラム缶下山口12:30−林道出合12:55−黒滝公民館13:35・・・甲賀流忍の宿「宮乃温泉」

 鈴鹿山系仙ヶ岳の西側に鹿の楽園と言う珍しい山が有ると云うので、どんな山なのか確かめて見たくて登って見ることにした。

 新名神から滋賀県道507号線を黒滝集落まで行き、能登ヶ峰登山口に当たる黒滝公民館駐車場に車を止める、登山準備を終えて一歩登山口から登山道には入ると急斜面が待ち受けていた。

  

        黒滝登山口                   緩やかな尾根で小休憩

 急斜面の登山道を緩急付けて10分ほど登ると尾根に出たが、緩急の登りは一向に止まない、尾根道の中間あたりまで噴き出す汗を拭き拭き登ってると東側の斜面が開け、田村川を挟んだ向かい側に鈴鹿山系の山々が一望にできる場所んが現れ小休憩とする。

  

能登ヶ峰山頂の三等三角点

 一つのピークまで登ると登山道は緩やかになり、昨日の夜降ったと思われる雪が植樹林の中に残雪が現れ、第二ピーク辺りでは真っ白になっている、少し下ってまたもやや急な登りを終えると植樹林の中に少し切り開いたと思える中央に三等三角点の標石が見える。

   

    能登ヶ峰山頂で・・・                 植樹林を抜けると180度の展望が開けてる

 三角点の回りを見渡すと誰が取り付けたか能登ヶ峰の標識が木に取り付けられていた、植樹林のため展望は皆無のため休憩する間もなく、先へと進むと木々が切り開かれたシダ枯の素晴らしい展望所が現れ、しばし素晴らしい展望に見とれる。

鹿の楽園から見る鈴鹿山系

 展望に見とれたあとは急斜面を木々に掴まりながら下り、鞍部に出た所から少し登ると今までとは違った風景が現れ、今が盛りと言わんばかりのアセビの大木が可憐な花を付け、私達を迎えてくれた。

  

鹿の楽園広場と巨木の馬酔木

 アセビの樹林帯を少し登ると360度の展望が開けた鹿の楽園と言う広場に出た、鹿の楽園と言われる所以(ゆえん)が直ぐに判るほど、足元は奈良公園以上の鹿の糞で埋め尽くされ、腰を降ろす場所もないほどで鈴鹿山系の山々を眺める余裕は無い。

   

        鹿の楽園広場                    巨木の馬酔木(アセビ)

 それでも時間は早いが鈴鹿山系の山々を眺めるのはこの場所しかないと思って、極力鹿の糞が無い場所を探し、シートを敷いて昼食休憩とする、昼食を摂りながら何処かに鹿が私達の様子を窺ってないかと目と耳を凝らしたが出発まで鹿は現れず、次の目的地と言うより下りにかかるが、これが急な下りで木々も無く掴まえるものも無く慎重に下る。

 鞍部まで下ると鹿の道が次の山へと縦横に出来ており、私達の道はと目を凝らしてると一つのマーキングを見つけマーキングに従って696mのピークに出ると、マーキングも見失い、あるのは鹿道ばかり、右へ左へと鹿道よろしく緩やかに下って行くと多くのマーキングが付けられた下り口を見つけ、いざ下りに入りかけたら、同行者がネットか知人に聞いたのか下りは朽ち果てたドラム缶のあるところからの方は良いと云うのでドラム缶を求めて進むと、ドラム缶の上に黒滝下山口と記された朽ち果てた札が掛けられたいた。

  

   下山口に迷ったらこのドラム缶が目印          何度も滑りこけても写真撮る余裕も?・・・

 一歩下りに入ると斜度35度を思わせる急斜面の下りが待ち受け、その下り道も植樹林の枯れ落ちた枝葉で埋まり道も判らづ、掴まえる木々も無く直とうよろしく下ってると、後ろから「ぎやー・ぎやー」と滑りこける声が聞こえてくる。

  

     鹿の楽園下山口                 宮乃温泉玄関(甲賀流忍びの湯と記されてる)

 やっとの思いで林道に出ると、林道の横には田村川の清流が川底を見せ、その清流が山の疲れを忘れさせてくれるように黒滝公民館まで軽やかに連れて行ってくれた。

宮乃温泉外風呂の壺湯

 帰路の途中汗を流すべく「宮乃温泉」で汗を流し帰路に着く。(浴室の入り口に掛けられてる暖簾に、男湯はサスケ、女湯にはくの一の暖簾が掛けられ、甲賀忍者発祥らしくてほほ笑んだ)