おこじょ山の会
柏原城跡から見る北東から東南の山々 国見の森管理事務所10:20−堰堤10:40−長谷山遊鶴寺(ゆうかくじ)跡10:50−柏原登山口11:02−柏原城跡11:18・11:32−せせらぎ合流点1145−谷の分岐11:52−まつぼっくり休憩所12:08−三国山山頂12:30−モノレール山上駅12:40.13.40−国見の森管理事務所14:00 前回なか・やちよの森の公園黒木山に行ってきましたが、今回も兵庫県が約4億2764万円の予算を計上して県内各地に森の公園として開設してる国見の森公園国見山に行ってきました。 国見の森公園に行く前山崎町には千年藤と言う藤の名所が有るとのことで、まず藤の名所訪れることに、なぜ先に藤の名所を訪れたかと言うと、藤の花は日の出から10時頃まで良い香りを出す習性が有るので、その香りを嗅ぐために山より先に訪れた次第です。 藤の名所と言われる大蔵神社に着くと境内を覆うように藤の蔓が伸び甘酸っぱい香りを漂わせている、この藤は千年藤(960年植樹)と言われ、かおり風景百選にも選ばれてる、私は数多くの藤棚に広がる藤花を見てきたが、ここ大蔵神社の藤花は初めてで素晴らしいの一言に次ぎる。
大蔵神社の千年藤 藤の花と香りを堪能したあと国見の森公園に、森公園の管理事務所で登山届を済ませ外に出ると、モノレールが山に向かって出発するところ、思わずカメラを向けたが何故こんなところにモノレールが?と思った時、西神戸山の会の方がホームページで紹介してたのを思い出した。 私達は下りでモノレールを利用することにして、管理事務所が発行してる森公園のパンフレットを片手に公園を取り巻く山を周遊することにして遊歩道を南へ、遊歩道の途中に遊鶴寺(ゆうかくじ)跡と案内が有ったその下に「行き止まり」の記された標識が、なんなんだろう?と思って遊鶴寺跡に惹かれて登って行くと堰堤に突き当たる。
二両編成のモノレールが登っていく 柏原城跡・国見山への登山口 「行き止まり」の意味はこのことかと思ったが、その横に遊鶴寺跡への案内指標、ここから本格的な登山が始まるので遊歩道散策の方に対して「行き止まり」の指標を出してるのに納得、堰堤を越え山道に入ると急斜面が待ち受け、登山道は九十九折れに登って行くが並みの登りではない、かなりハードだ。 斜面の中腹に広場が現れたと思ったら、そこが長谷山遊鶴寺跡で、案内によると1580年に羽柴秀吉が長水城を攻め落としたときに、これから向かう柏原城とともに焼き払われたと記され、当時この寺の末寺が16〜17寺もあったと云うから大きな寺であったことを想像させられる。
林道から見える二筋の滝 遊鶴寺跡 寺跡から先ほど別れた遊歩道に合流して遊歩道の終点まで行くと柏原城跡と記された指標が現れる、指標に従って山道に入るとこちらからは柏原城には行かないのか、山道は整備されておらずそれらしい道が有ると云った状態で、雑木林による落ち葉が足に気持ち良いが、それも束の間で牧山の斜面をトラバースするときは靴幅しかない道に緊張感が走る。
柏原城跡展望所 柏原城跡から見る播磨の山 緩い尾根道のピークを二・三回越えると柏原城跡に着いた、展望は東から南に掛けて180度の展望が開け、谷を隔てた目の前に三国山の展望所が見える、小休憩のあと三国山に向かうが柏原城跡から三国山に向かう尾根筋には見えるだけでも六ヶ所の大きなピークが聳えたっている。 柏原城跡からの下りは急を極め、登山道の回りの木々が伐採されてるため掴むものも無く、おまけに滑りやすくついに転倒、鞍部まで下ると緩やかなピークが続いたあと、大きなピークが現れるが大きなピークは全てとんがり山になっており、せせらぎ合流点からはハイキングコースとなっており整備が行きとどいているが、その代り少し急な登り下りには足幅に合わない階段が設けられ難儀する。
柏原城跡から最初の指標 ここから周遊道が始まる 展望の良い松ぼっくり休憩所 三国山の山頂に着いたとき、大小合わせて幾つのピークを越えてきたか数えてみると11のピークを越えて来てることに気付く、三国山の山頂には展望所が設置され、展望所からの眺めは360度の展望が開けているが、3月並みの寒波が押し寄せてるため展望台の上には長居は出来ず早々に引き揚げモノレール山上駅へ。
国見山展望台 展望台から見える山々の案内 山上駅前は芝生の広場になっており、私達がモノレールに乗車する時間を管理事務所で13:40分んに予約したので、乗車時間まで約一時間ほど有り、その間を利用して昼食休憩とする。
モノレール山上駅と芝生広場 二両編成のモノレール モノレールは二両連結でレールはアプト式になってるらしいが、乗り心地は素晴らしい、私はこのモノレールに興味があったので先頭車の一番前に座り、進行を見ていたが驚いたことに線路は傾斜してるのに打席は水平を保っている、特に斜度30度は有ると思える傾斜でも水平を保ってることはどのような仕組みになってるのか帰って勉強して見たい。 レールの先端右へ下るところから38度の傾斜が始まる 管理事務所にお礼を述べ、生谷温泉の割引券を戴き温泉に(生谷温泉の割引券は森の公園をハイキングした方のみ発行されるので、モノレールを往復しただけでは発行されない、モノレールは只なので興味のある方は是非訪れてみては)
|