おこじょ山の会

 国道駐車場9:25−第一ピーク10:15−金梨岩谷大権現10:32−金梨山頂10:5−・11:05−駐車場12:00

 朝来町の山々には何度となく訪れているが、今回は朝来山の北に位置する金梨山の山頂直下にある金梨岩谷大権現の参拝に出かけてきました。

 金梨山は463mと低山ではあるが、ネットによると険しいらしく、私にとっては険しければ険しいほど楽しみな山行きになりそうで登山口に当たる国道312号線沿いの「うどん一心竹田店」の駐車場に車を止め置く。

  

    登山口 標識を国道方面に向けてほしいね        尾根への標識

 国道からは登山口を示す指標は裏向きで見えないが、民家に通じる坂を上がると金梨山大権現と記された指標が現れる、指標に従って500mほど進むと尾根道への指標が現れ尾根に取り付く。

  

   少し開けた尾根から竹田城跡を望む同行者        大権現直下の急な尾根

 尾根道に取り付くと最初は緩やかに登って行くが、途中から斜度25度を超えるのではないかと思えるような急斜面に変わり、短い九十九折れに変わって登るが、ほぼ直登に近く汗が噴き出て来る、木々を切払った展望の良い所で度々休憩をとり、一つのピークに達すると180度の展望が開け、西に竹田城址・南に朝来山と素晴らしい展望が望まれる。

  

大権現前から見る竹田城跡

 ピークから金梨岩谷大権現までは緩やかな登りに変わったが大権現直下から大岩に変わり、またも急な登りになり木製の鳥居が現れる、鳥居の後ろには大岩と大岩が重なり合って古墳の墓みたいな奥行き5m、幅1.5mほどの祠があり、その最奥に金梨岩谷大権現が祀られている。

  

大権現を祀っている岩窟

 金梨岩谷大権現の前からは竹田城址の石垣が素晴らしい曲線を描き、しばし展望に見とれる、金梨山は金梨岩谷大権現の岩の上を少し行ったところらしく、金梨岩谷大権現の大岩を回り込むように大岩の上に出る、大岩の上から緩やかな尾根を少し登ると三角点と金梨山と記された広場に出た。

  

     大権現の上                        金梨山山頂

 山頂からの展望は木々に囲まれ皆無、下りはどうするかと相談の上、登って来た道を引き返すのは芸がないとのことで、何処かに他の道は無いかと辺りを見回すと、北へ通じる道を見付け、その先に赤いマーキングがあったので急斜面を下る。

  

    急な獣道?を下る                     竹田城跡から市街地を望む

 マーキングを見落とさないように進んでいくと、何故か急にマーキングが無くなり、道を間違えたかなと思ったが、尾根から外れなかったし、尾根の両側は切立っており、間違えたとは思えなかったが先をみるとそれらしい道が下っている。

 尾根道は急傾斜で回りの木々を掴まえて下りなければとても下れる道では無い、後ろから悲鳴が上がるたび誰かが滑りこけている、地形を確認しながら慎重に下っているとその昔今は植栽林となっているが田畑があったのか棚田みたいになった石垣が現れる。

 辺りに道は無いかと探すと棚田通よいに使ったと思われる道を見付け、道なりに下ると、登山口から北へ100mはなれた所の国道に出た、車に戻り今回初めて竹田城址を訪れる方がいたので昼食は城跡でと車を走らせる。

竹田城跡

  

                                      金梨山山頂にて

 竹田城址を見学したあと「よふど温泉」に立ち寄り、汗を流したあと帰路に着いた。