おこじょ山の会
兵庫県神崎町にある笠形山(939m)の麓に落差70mよの「遍妙の滝」がある、冬の時期寒い日と強い風が数日続くと、滝口から滝壺まで標柱に覆われると聞いていたが、その遍妙の滝が1月14日NHKで一面に凍った遍妙の滝が映し出され、ここ二・三日が見頃と報じていたと山の仲間からメールが届き、全面氷柱に覆われた遍妙の滝を一度は訪れて見たいと思っていた矢先だったので行ってきました。 そのメールを戴いた山仲間のメールには「あなたは危険な所に直ぐ行きたがるが、今回は絶対に行ってはダメだよ」と記されていたが、思いようによっては危険な所だと思うならそんなメールはよこさないと思うが、行って来いと言っているようにも思えたので気を逸せず水曜会の山仲間を誘い二人で行くことにした。
積雪の車道 グリーンエコー笠形に駐車して、真っ白に覆われた雪の車道を登り始めると、先客に踏み固められた足跡はツルツルで滑りやすく、アイゼン装着を考えたが、積雪の無い車道はアイゼンの歯が痛むので、誰も歩いていない個所を選び子育て地蔵まで登ると、滝見遊歩道は狭くなり積雪も深みを増し、踏み跡以外を歩くことが困難になって来たので、転ばぬ先と思いアイゼンを装着することにした。
キャンプ場の風景 子育て地蔵尊 滝下に着くと今日は気温が上がり寒さが緩んだのか、氷柱の合間から水滴が見えるが、それでも滝口から滝壺まで氷柱に覆われた滝は素晴らしい、先客の人に何時ごろからと聞くと「かれこれ一時間になるが、あそこにいる人、と指を差し、私の来る前からあの位置に陣取り微動だもしないので、人物の映らない写真を撮りたくても撮ることが出来ない、場所を開けて戴けないかと言っても素知らぬ顔」と憤慨していた。
子育て地蔵前の滝 積雪が増す遊歩道 アイゼンを装着
氷に雪が積もった偏妙の滝 私もカメラを向けるがやはりその老人が邪魔で下手な写真も撮ることが出来ない、諦めて帰り支度をしていると、簡易アイゼン(二本歯)を装着しただけのご夫婦の一人(旦那)が石に足を滑らせ片足を川の中に、
滝が一面に凍りつく 滝下で氷柱を堪能したあと滝見台から「遍妙の滝」を一望するため、滝見台へと登り、上から滝を見るが氷柱の上に積もった雪のためか、今一つ迫力に欠けるが「動かない人」は今だ同じ位置にいる、何を撮ろうとしているのか、それとも何かの変化を撮ろうとしているのか、それにしてもあまりにもマナーの欠けた人らしい。
氷柱が延びる 滝見台からみた偏妙の滝 滝見台からキャンプ場に下ると、誰もキャンプ場には訪れないのか足跡も無く、まさに銀世界だ、グリーンエコーで昼食を摂り、夕方からの会議に備えて早めの帰宅に着く。
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