駒の尾登山口10:45−中国自然歩道分岐11:30−駒の尾山頂12:05・12:45−分岐13:05−ダルガ峰(ナル)13:35−ちぐさスキー場車道14:35(ゲレンデでワラビ採りに時間を費やす)

 「おこじょ山の会」が5月29日、兵庫県で三番目に高い岡山県との県境に位置する後山(うしろやま)を企画したので、今日宝塚市にある蓬莱峡の例会をパスして、登山口確認に行ってきました。

 天気予報では兵庫北部および南部に雨の予報を出していたが、私自身今日を除いては下見に行く日程が取れないので、登山口の確認と言うことで雨が降ってもと言う気持ちで行って来ました。

 尼崎の自宅を7:35分に出発し、中国自動車道の加西SA辺りを通過中には前が見えないほどの雨となったが、作用ICを出るときには霧雨に変わり、地図を頼りにちぐさスキー場へと走らせていると、以前三室山を訪れた時確認していた後山行者登山口に着いたが、今日の目的は駒の尾登山口を探すことである。

 出発前ネットで調べると駒の尾登山口はちぐさスキー場手前1.5kのところにあり、大きな標識と数台は置ける駐車場が完備されていると記されていたので、スキー場に近づくにつれ標識を見落とさないよう注意して走らせていると、駒の尾登山口と記された立派な標識が現れ、その前にアスファルトで区画された立派な駐車場が完備されていた。

  

       登山口                        トラバースの登山道

 雨もすっかり上がり、登山口も確認できたことでどうするかと思案したあと、雨が再び降り出したら引き返すということで、とりあえず駒の尾山まで登ってみようということで登山の用意をする。

  

     峠の分岐                           長い丸太階段

 登山口を地図で確認するとダルガ峰(ナル)の麓に当たるらしい、植栽林の中を何処まで続くのかと言うほど尾根や谷を緩やかにトラバースしながら登って行くと、ある谷で急に引き返すように上り始めるが、ここも緩やかな九十九折れに登って行くと急に目の前が明るくなり、中国自然歩道の分岐に出た。

 自然歩道は二人並んで歩けるほど良く整備されて、指標にしたがって行くと丸太階段が現れ、丸木も最近取り替えられたらしく新しいが、長い急な階段が続いている。

 階段を登り終えると、周りはネマガリタケの竹林と変わり、足元を見るとタケノコが目を出しているのでタケノコ採集に採りかかる、足元のタケノコばかり見て登っていると、目の前にコンクリートの立派な小屋が現れた。

  

     タケノコ採集に励む                     非難小屋前

 小屋の中を覗くと、家族連れの方が昼食を摂っていたが、中は暖炉と土足禁止の板の間があり、十数人が避難できるようになっていた。

 小屋から数分で駒の尾山山頂に着き、山頂は360度の展望が開けているが冷たい風が強くゆっくり展望を楽しむ余裕は無い、風の当たらない場所を探して昼食休憩とする。

  

駒の尾山頂から見える山々

  

駒の尾山頂から見える山々

 食事を摂りながら雨上がりの澄み切った展望を楽しんでいると、?と思いながら良く見ると瀬戸内が大きな湖のように見え、その向こうには淡路島まで見える。

  

駒の尾山山頂

 昼食のあと分岐まで戻ると、このままダルガ峰を経てちぐさスキー場経て抜けようというのでダルガ峰へと向かう、目の前に尖がった山が現れ、これを登るのは大変だなと思っていると指標は左へ行けと指している。

  

宍粟市50名山のダルガ峰山頂

 指標にしたがって行くと登る気配は無く水平に尖がった山を回り込むようにトラバースして雑木林の広い台地へと出た、この台地は何処までと思っていると、一際明るくなったところにダルガ峰の標柱が現れる。

  

ダルガ峰から見た山  

 ダルガ峰から5分も歩くとちぐさスキー場のゲレンデが現れスキー場からの登山口に出た、さて何処を通って下ろうかと下山路を探していると、リフトの下にワラビを見つけ、今度はワラビ狩と称して下りながら車道に出る。

  

     スキー場からの登山口                  ちぐさスキー場のゲレンデ

  

    ワラビ採集に夢中の二人                  水芭蕉の群落

 車道を駐車場へと向かっていると、ミニ公園と記された公園の中に青々あと茂った水芭蕉の一角があり、公園の中を歩いていると花目をつけたクリンソウの一角が現れる。

            

     クリンソウの群落                               車道脇の滝

 駐車場に着くとマイクロバスが止まっていたので、話を聞くと私たちと同年齢の団体が行者登山口から登り、ここに降りてくるので待っているという。

 雨ならぬ上天気になり汗をかいたので、帰りの県道筋にある「エーガイヤちぐさ」で汗を流し帰路に着きました。

 (エーガイヤちぐさの入浴料金は自己申告で65歳以上200円65歳未満は400円と格安です)