おこじょ山の会

 登山口バス停10:25−妙見谷入り口10:36−林道終点10:50−妙見滝11:00−金剛山山頂広場12:20・13:10−林道出合14:20−登山口バス停14:52(バスの時間は14:50分・・乗り遅れ)

 八月に「おこじょ山の会」が金剛山妙見谷からカトラ谷コースを企画したので下見にいてきました。

今まで「おこじょ山の会」として金剛山への企画を何度となく行ってまいりましたが、そのほとんどが冬季から春先にかけてで、それも千早一般ルートで、今回のように谷筋を登り下りするのは初めてで、妙見谷口・カトラ谷口の取りつき点を探すのが目的とどんな谷なのか、また会員皆が参加できる登山道なのかを調べるためでした。

 金剛登山口バス停から金剛ロープウエイへと車道を行く途中二つ目の橋を渡ったところから谷筋を登って行くように地図に記されているので、二つ目の橋を渡ると「登山者の皆様へ云々・・」と記された看板を見つけてので、間違いなくこの谷筋の林道を遡っていくのだと確信したが何の指標もない、地図には妙見滝の固有名詞書きされていると言うのに、また地図には滝から上は素晴らしい沢登りの道が開けていると記されているのにだ

  

      妙見谷へバス道を行く                妙見谷の入り口

 林道は荒れ果て所々に崖崩れを起こし大小の石が散乱している、林道の横を流れる谷川には大小の滝が連続しており素晴らしい眺めだ、その林道が急に無くなり、その先に細い道が続いている、細い道を登って行くと滝音が聞こえ、その滝の前に妙見滝と記されている、間違いなく妙見谷に取りついていることを改めて確信する。

               

     林道終点 ここから田に道に入る                       大小の滝が現れる

 これから先はと辺りを見ると滝の横にロープを残置した道と谷川を渡っていく道がある、私はロープが残置された滝横を登り、滝の上に出ると谷川はV字方をした渓谷化している、これはと思って谷向かいを見ると斜面に道が付いている、川を渡り向かいの斜面に取りつくと、滝下から迂回して登ってきた道と合流した。

  

            最初の難所                  妙見の滝

道は谷川に沿って続いており、谷川にある小さな滝の箇所では急な登りとなり、斜面に続く道は片足がやっと乗るぐらいになっていて、足を滑らすと谷川へと言う箇所がしばらく続く、危険な個所やロープの残置がなくなったあたりから谷川を登ることになるが、比較的歩きやすく危険な個所はなくなる。

  

   沢登の道 沢には幾つもの滝がある            滝の上を行く 道は細いよ

 谷川の登りが急になった辺りから水量もなくなり源流まで登ったと思われ、上の方を覗くと木々の間から透けて見え、頂上に近づいたかなと思って尾根に出ると見覚えのある新道に出た。

  

    足を滑らせないよう岩崖を登る      この箇所から上が急な登りで、登り終えると尾根に出る

 新道から葛木神社に出ると、神社前はウイークデーとは思えないほどのハイカーが思い思いの場所で昼食を摂っていて、私たちもそれなりの場所を確保して昼食休憩を摂ることにしたが、日本の山の中で関東の高尾山をしのぐ日本一登山者が多い山であるだけのことはある。

  

    金剛山 山頂広場にて                  下ったルートを振り返る

 昼食後、カトラ谷への下山口を地図と照らし合わせて探すが金剛山は何故か本道以外は指標の無い山で、社務所でカトラ谷の下山口を聞くが、広場の下から右へ下る道があるのでそこが下山道と言われたが、行って見たが指標もなくある一つのことが気になっていて辺りをその気になっている物を探すがそれも無く、今一度本道に戻って谷へ下る道を探していると、何も持たずに千早口から登ってきた男性に尋ねると、親切にカトラ谷の下山口まで案内して戴き、その場所は社務所の人に教え戴いたところで、その男性曰く「二月にカトラ谷で滑り落ちて死亡事故が発生したような谷で、お勧めはしないが気負付けて下るように」とアドバイスをいただき、礼を述べて下り始める。

  

   木造の梯子 金属製の梯子もあるよ              こんな箇所が幾つもある

 下り始めると登山道は急を極め、注意をしながら下り終えると谷川に出た、谷川を何度となく渡渉を繰り返していると、ここも妙見谷と同じように大小の滝があり、その滝の横を下るために残置されたロープや梯子があり、登りっ違って必要以上に注意と神経を使う。

カトラ谷の滝

 カトラ谷は妙見谷と違って、いたるところに倒木があり、倒木の上へ下へと越えながら下って行くと、道も緩やかになり登山道もはっきりしてきた辺りまで下ると、谷川の取水口なのか小屋が現れ、その先に林道が見える。

登山口近くにヤマボウシの大木があり、枝一杯に花を付けていた

 林道を千早登山口まで下ると、そこに数十年前まで高野豆腐を作っていた老舗があり、今では土産物として豆腐を売っている店で豆腐を買っている間にバスが出てしまい、次の河内長野までのバス時間まで一時間待たねばならないと思っていると、富田林駅まで行くバスが15分後にあることが時刻表に記載されていたので、そのバスに乗って帰路に着きました。