おこじょ山の会
初めて海外へ 中国北京 世界遺産の旅 写真は訪れた順番に挿入していますが、文書とは整合していません。写真は文の後に。 万里の長城 大分阪急トラピックスが中国北京ツアーを格安で募集しているので一緒に参加しないかと誘われ参加してまいりました。 参加した結論から言って時期的なこともあるが、この時期での北京は二度と行きたいとは思わない、理由として砂ぼこりがすごく、日本での60年代高度成長期の大気に似ており、大気は砂埃に覆われ「黄砂ですか」と聞くと「違う、今の時期は黄砂は無い」と言う、遠くまで見えるがどんよりしている。 北京を訪れた目的の一つが、世界遺産の万里の長城で、もう一つ訪れてみたいと思ったのが日中戦争の引き金となった盧構橋で、あとは中国文化の遺産としてして残された世界遺産を巡るツアーだったがどうでも良かった。 今回トラピックスが募集した案内を見ると、世界遺産として万里の長城・明の十三陵・い和園の他、天安門広場・北京原人発祥の地・盧構橋・北京の下町と記してあったが、実際訪れてみて判った事だが、現地のガイドさんの話では北京市と言っても、北京市の総面積は日本の四国と同じ面積とのことでした。 北京滞在三日間と言う短い日程の中で、宿泊地は北京駅近くのホテル連泊のため、市街地の下町を除いて一つの史跡まで行くのに片道バスで一時間から二時間と言うスケジュールで、目的の史跡に着いても観光時間は30分から一時間と短く、参加者統一行動のため史跡を写真に収めるのが精一杯で、日本語に訳された史跡案内を読む間もない。 史跡を訪れるたび現地のガイドさんが歩きながらそれなりに説明はしてくれるが、事前知識を身につけていない私にとってはガイドさんの歴史についての説明はいかほども残っていない、私の頭の中には先に述べた万里の長城と盧構橋さえ見る事が出来ればとしかなかったためもある。 しかしい和園を訪れた時、この?和園は西太后が権力を駆使して平地を掘り、掘り出した土で山を造り昆明湖と言う池を作ったと聞いて、中学生時代に孫悟空と言う書物のなかに西太后が出てきた事を思い出し、館の大きさ、広大な地を目のあたりにして、日本でも同じだが一人の権力者の偉大さを日本とは違うスケールを実感させられた。 天安門を訪れた時は20数年前の天安門事件を思い出し、現地のガイドさんはその事件に触れる事なしに淡々と天安門が中国の中心地であると説明していたが、天安門事件や盧構橋事件などどんな心境で私たちに説明しているのかと思うと気になったが聞く事は止めた。 北京を訪れて痛感に思った事はマナーの悪さと衛生面、マナーでは道路横断に際し、信号無視や右左折でのウインカー(指示)無しで急に車の前に割り込むため、その都度急ブレーキが掛かり危険この上ない、車の寸止めと言う言葉がぴったりだがバスに載っている私たちはその都度危ないの声、現地のガイドさんの話では、車が行きかう中を渡るのは日本では自殺と言うが、中国では進路を他人に譲る事は勇気が無いと見なされ、他人より一歩前に出る事は勇気があるという事で、誰もが勇気ある行動に出ると言われていたが、これは勇気とか言うものではなくマナーの問題だと思う。 しかしそのような中でもめったに事故は起きないというが一件の事故を目撃、車の量は大阪環状線や東京環状線以上で、車窓から見る車には事故を起こしたような形跡の車は一台も見かけなかった、特にひどいのは交通を取り締まる日本で言うパトカーが平気で割り込みや歩道に車を停めている事だった。 衛生面ではトイレ、トイレで使用したちり紙は便器に流さないようにと、便器に流せば紙詰まりを起こすので備え付けの容器に入れてくださいとのこと、まるで日本の山小屋と同じ、ホテルでも同じだが、さすが大便の紙は容器には入れづらい、観光から帰って部屋に戻ると綺麗に除去されているがこれには参った。 観光地でのトイレで大便用のトイレを覗くと容器はチリ紙で一杯になっている、清掃の人を良く見かけるがそれでも追いつかないのか。 次に飲料水、北京の水は硬水のため生水は飲まないようにと言うが、よく聞けば殺菌が不十分との事で、ホテル内でも水は沸騰したものかペットボトルの水を飲用するようにと、そのためか室内には一人一本のペットボトルが用意されているが、不思議な事に雑菌が混じっている水道水にもかかわらず手洗い場所には石鹸や消毒類も無い。 北京の下町と言われる民家の通りを歩いていると十数メートル置きに大衆トイレがあり、なぜこんなにトイレがあるのかと現地案内人に聞けば、北京では各個人の家にはトイレは無く共同トイレだという、日本では考えられない事だが、北京の冬は寒く厳冬期は大変だろうなと思うが、これもお国柄なのかな。 下町や車窓から眺めていても、またホテル内においても日本では以上とも言える自販機が北京滞在中一つも無く、あとで気が付いたことだがそれでペットボトルが各部屋に置かれている事に気が付いた。 今回北京の旅で一番驚いたのは空気中に砂埃とも言える物が市街地を覆い視界が悪い事だった、現地の案内人の話によると北京は年間を通して雨が少なく乾燥地で、そのため粉塵が大気中に漂っているとの事、そのためか滞在二日目には手はカサカサになり唇にはヒビが入り、姉の化粧品であるリップと手に塗るローションを戴く羽目に。 そんなこんなんでも例え一部分であってもテレビや写真で見てきた万里の長城を肉眼で見て、ほんの少しでも歩いた事が私にとって一番の記憶に残る幸せでした。
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到着から宿
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北京動物園
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ここまでが十三陵
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ここから万里の長城
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ここまで万里の長城
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ここから天安門
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ここまで天安門と故宮
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北京の下町
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天檀陵
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ここまでがい和園と昆明湖
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ここから盧溝橋
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橋の上に居る時中国新幹線が通過
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写真は訪れた順番に左から並べてきましたが、記憶に乏しくどの写真も同じようで、日が立つにつれ薄れて行く、北京を訪れた方は写真で判断してください。 |