ニュージーランドのトレッキング (四日目)

ルートバン二日目

 小屋出発8:25−小休憩9:00−峠避難小屋(1277m)9:55−コニカルヒル山頂(1515m)10:45−避難小屋昼食休憩12:40発−小休憩13:45−小休憩14:30−宿泊小屋レイクマッケンジ着15:50・・・コニカルヒル山頂の名前はGEZOARDEと言う名

 風邪はほぼ治り、腰痛は少し痛みがあるものの気になる痛みではないが、今度は胃に痛みが生じてきた。

    

山小屋を後に峠へと登りにかかる

小屋裏の滝上から振り返る 山の頂の白いのは雪

 この胃の痛みは過去に経験のある胃下垂による痛みとよく似ており、昨夜の食事が消化されず胃に残ったままの状態で、過去の経験から2週間は痛みが残るが、引き返しても英語を話せない私にとってはここまできたら走破するしかない。

  

小屋を出てからは大岩や一枚岩の登山道が続く

 朝食後に胃の弱い私にとって持参した消化剤と痛め止めの頓服を服用して、次の目的地に向け小屋を出発。

  

登るにつれ風景が一変して行く、この辺りは景観に見とれ登りも苦にならないが、胃が痛み出してくる

 小屋からはコニカルヒルと言う峠に向かって標高差約800mの登りが続く、登りは緩やかに登って行くが、大きく迂回を重ねながら登るため目の前に避難小屋が見えていてもなかなか辿り着かない。

  

振り返ると素晴らしい景観が開けてくる

登ってきたルートを振り返る

 しかし今回のトレッキングで得た景観はこの登りが一番素晴らしい景観を醸し出してくれた、雲ひとつ無い青空の下、両側にそそり立つ谷筋を九十九折れに登るなかで、風景が次から次へと変化し、腰痛や胃の痛みを忘れさせてくれる。

  

    峠に近づくにつれ風景が一変してくる           コニカルヒル峠

 峠の避難小屋に荷物を預け、標高差300mと思える山へ登ろうと歩みだすが、この登りは大きな迂回も無くほぼ直登のため25分ほどで山頂に着いたが、山頂は風が強く、それも冷たい風で、360度に開けた展望をゆっくり楽しむ余裕も無い。

  

   峠の避難小屋                      避難小屋に荷物を置いてコニカルフル山へ

 風の冷たさと強さで多くの外人さんは登って一回り展望を楽しんだら直ぐに下山してしまう、山頂は日本の山のように何々山と記された標識も無く、唯一本の鉄柱があり、その鉄柱にGEZOARDEと書かれているので、英語のわからない私にとっては、その名が山の名前かなと納得して下山にかかる。

  

山頂を?を示す鉄柱

  

コニカルヒルの山頂にて

  

山頂直下からここまで歩いてきたルートの振り返りと池

 避難小屋で昼食を摂り、これから宿泊小屋まで下りとなるため、胃下垂にとっての最適は胃の上下運動にあり、この下りで胃の痛みが重くならないようにと、消化剤と痛め止を服用して出発。

  

     至る所で登山道の補修が行われている      木の枝が白いのは全て苔 名は知らない

  

   長い下りを終える                      夕食の献立 レイクマッケンジ?小屋にて

 下りの途中と平坦な道で二度の小休憩を採って16時前に宿泊小屋に到着、やはり下りで胃の上下運動が響いたのか、小屋に着いたあたりから胃に重みが増して痛みも少し強くなる、過去の経験からこれから3・4日が最悪の状態になることが予想される。