ニュージーランドのトレッキング (九日目)

ミンタロ小屋からダンピング小屋

 ミンタロ小屋8:10発−小休憩9:10−峠着く小休憩10:00−峠の避難小屋11:45−大休憩のあと12:00出発−小休憩12:20−小休憩13:35−大休憩14:05−ダンピリング小屋着16:45               「今日のコースタイム 14km 7時間」

 朝目覚めると今日も良い天気だったが、朝小屋番の話では午後から天気が崩れるとの話、今日は峠越えが控えているため峠に出るまで雨が降らなければと願いつつ小屋を出発。

  

    ダンピング小屋を出発 またも原生林が続く           一人づつしか渡れない吊橋

 歩き始めて1時間ほどは緩やかなと言ううかほぼ平坦な道を進むとガレ道に変り登りへと、森林限界を越えた辺りから景観が開け、登るにつれ山々が変化し周りの景観に目が奪われる、昨日からここまでの景観の無い歩きとは打って変わって素晴らしい。

  

森林限界を過ぎると展望が開けてくる

 しかし、歩き始めて直ぐに木々の合間から見えていた峠の小屋は歩けど歩けどなかなか辿り着かない、峠直下に綺麗な池が現れた所から、岩を刳り抜いた細い道と変わり、その個所を抜けると峠が見えてくる。

  

   やっと峠に到着                        ケルンにて

 峠に着くと多くの人がケルンを背景に写真を撮っている、私たちもケルンを背景に写真を撮って貰ったが下から見えていて小屋は見当たらない、小屋は何処にあるのか尋ねると今一つ小山を越えたところにあると、池塘がある小山を越えると避難小屋が現れ、小屋の中で休憩していると雨が降り出してきた。

  

   峠のケルンで記念撮影                  ケルンを過ぎると地糠が現れる

  

  緩い登山道を4時間かけて高低差600mを登る   峠の避難小屋 ここで雨が降り始める

 雨具に着替え眼下に見える小屋に向かって下り始めるが、ここでも一気に下るのではなく大きく迂回を繰り返して下るので中々辿り着かない、樹林帯まで下ると谷川が現れ、谷川は大小様々な滝となって流れ落ち、大きな滝のあるところでは木道階段が設けられている。

  

     岩をくりぬいた登山道                  下山道のほぼ中央に架かる橋を渡る

 山小屋まで降りると、この小屋は私たちが泊まる小屋ではなくガイド付きの小屋で、私たちはガイド無しの小屋で休憩を採っていると、目の前にニューz−ランドで一番の滝があると記されて標識があったので、小屋にリュックを預け行って見ることに。

  

   下山道には至るところに大きな滝が現れる        下山道に小鳥が出迎えてくれる

 滝の下まで行って滝を眺めると、一目では眺めることは出来ないほどの高さがある、それも雨が降っている関係もあるが水量がすごい、滝の下では話が出来ないほどの轟音を立て、滝の説明を読む(英語なので多分間違いないと思うが)と全体の落差は580mと記され、滝は三段になっており、その中で上から280m・220m・80mとなっている。

少し遠くから出ないと滝の全体像は見えない

 小屋まで戻り、私たちの宿泊小屋までこれから1時間の道のりを歩き始めるが、雨に濡れたリュックは肩に重く圧し掛かってくる。

  

   小屋の周りには写真の小鳥が沢山いる           滝への案内標識

              

滝を背景に

 小屋に着くと先客の方たちが濡れたものを思い思いの綱や服掛けに掛けており、私たちも空いている箇所を見つけ乾かしに引っ掛けるが、湿度が高くなかなか乾きそうにもないので食堂に行って見ると、暖炉のそばに乾燥綱が張られていたので、外に干してあった濡れ物を移動。

  

   滝の高低差を記した案内板                ダンピング小屋到着

 夕食後は少しましになった胃ではあるが、明日の行程を考えて今日も小屋番の話はパスして早めの就眠に着く。