姫路市林田町 

とんがり山から峰相山へ

 峰相の里登山口10:45−尾根10:58−神岩11:13−とんがり山山頂11:30−大国岩11:56−社跡12:15−峰相山山頂12:20−展望所12:40・13:15−144P−13:25−107P分岐13:30−峰相の里公園13:40ー登山口13:50

 207年7月4日に雨の中とんがり山まで登ったが、その先峰相山までは行けなかったので峰相山まで行って見たい願望がずっとあり、調べてみると短時間で周回できることが判り行って見ることにした。

 いま、「おこじょ山の会」の記録を整理していると1993年11月4日に一度訪れていることが判ったが、今から20年前のことで訪れたことさえ記憶にない、例会の回数を見ると271回となっている、今の回数は830回で歳と共に記憶が薄れて何処の山に登ったのかさえ判らない、困ったもんだ。

 記憶にある登山口に車を留め、まずはとんがり山を目指して登り始めるが尾根道までの道は急登で、ロープが残置されているが所々数本の糸が切れロープを利用しての登りは出来ない、草木を掴み尾根に出ると展望が一気に開ける。

     

       とんがり山への登山口                                   尾根への急な登り

 尾根からとんがり山方面を見ると、その中央に神石(亀岩)がで〜んと居座っている、大きな神石(亀岩)の下に神石と名付けられた真新しい能書きが姫路青年会議所の名で設置されていた、神石(亀岩)の上に立つと360度の展望が開け、とんがり山名付けられた尖がった山が目の前に見える。

     

         尾根筋を「とんがり山」へ向かう                        神石(亀岩)の謂れを記した能書き

     

               亀岩の上に立つ                            とんがり山への急を極める登り

 とんがり山への登りは急を極め、ここにもロープが残置されているが、ここもあっちこちで数本の糸が切れロープを利用しての登りは出来ない、低木の木々を掴んでの登りになるが難を極める、記憶にあるとんがり山の山頂に立つと南西の方向180度の展望が開け、姫路市街や竜野市街、的場山から新竜アルプスが一望に見える。

     

左 とんがり山と記された山頂  右 とんがり山の四等三角点

 とんがり山と記載された標識から20mほど進むととんがり山を示す四等三角点の標石が埋め込まれていたが展望は木々に囲まれて皆無、ここから峰相山までの尾根歩きは自然歩道らしく整備され、揺れる新緑の葉から日が差し込み、時折爽やかに吹き抜ける風が心地よい。

     

大黒岩分岐と大黒岩に挑戦する同行者  無事山頂に立ったよ

 展望は利かない心地よい尾根道を進むと大黒岩と記された分岐に出た、大黒岩と記された指標の先を見ると大きな岩が10mほど先に見える、とりあえず行ってみると「あの上に登って見たい」と言って同行者が岩に取り付く、同行者は難しいところから取り付いているが、私は登り口が設定されているところから登ってみたが、神石の上から見る展望とは一味違った展望が開けしばし見とれる。

     

        上伊勢への分岐 この道は伊勢山に通じている            社跡か山城跡か?   三輪塔が立ち並ぶ

 分岐から峰相山への尾根道を落ち葉の爽やかな音を立てながら進むと上伊勢と記された分岐が現れ、その右側には二つの祠と三輪塔が並んだ場所があり、その謂れを記したものは無かったが、三輪塔から察して社か山城の跡ではないかと思われる。

     

              峰相山の分岐                               峰相山 山頂

 社跡を少し進むと峰相山を示す指標が現れ、峰相山の山頂に立ってみたが、山頂は木々に覆われ展望は皆無、山頂を示す物も無く諦めて書写山への指標に従って展望所へと下りにかかる、途中観音堂と記された分岐が現れたが、観音堂は目的ではないので一つのピークを下ると素晴らしい展望所が現れる。

     

展望所から見る「白鳥城」

 展望所からの眺めは目の前に岩崎山(標高114m)頂上に、3年の年月と数十億円にのぼる巨費を惜しみなく注ぎ込み建築したノイシュヴァンシュタイン城を真似た「白鳥城」が華やかな姿を見せている、城と播磨の山々を眺めながら昼食休憩とする。

     

     展望所からの下りで見るトンガリ山                             144mピークからの下り

 昼食休憩を終え下りにかかると、右側にとんがり山が見えるがとんがり山と思えない山容を見せているが、下りはトンガリ山の登りと同じくらいの急斜面が現れ、ここにもロープが残置されているが利用することが出来ないので木々を掴み慎重に下る、下り終えると目の前にまたも大きなピークが現れ、ピークを越え下り終えると名の無い分岐が現れたので、車を留め置いた位置関係から右へ下り始めると直ぐに道は無くなり、どうしたものかと考えたが、今までの経験からヤブコギ宜しく一気に下ろうと相談の上、木々に掴まりながら下まで・・

     

          木々を掴まえてヤブコギに下る                           峰相の里公園

 下に降り着くと高い鹿除けの柵が張りめぐされ出ることが出来ない、何処かに扉がと探していると同行者が降り着いたところから10mほどのところに開閉扉を見つけ、外に出ると登山のマーキングが施され、道は柵内から右へ延びており、ヤブコギも無駄ではなかったと感心する。

トンガリ山登山口に設置されている案内板

 柵の外は峰相の里公園になっており、管理のご婦人が草花の手入れを行って、溜め池では二人の方が竿を点していた、バーベキュー広場を横切り車道を登山口まで戻り、汗を流すため林田天然温泉「ゆたりん」に浸かり帰路に着いた。

  「2007年7月4日のトンガリ山」 「1993年11月4日の峰相山は後日一覧としてホームページに載せる予定」