笠石の上から北西〜北東方面を見る あらぎ島の棚田 川の砂州に出来たと思われる 水曜登山として何処かの山をと模索している中で、「おこじょ山の会」で今後の参考になればと和歌山県海南にある生石高原はどうだろうと出かけることにした。 生石高原は関西圏の中で砥峰高原と肩を並べるススキの名所として、ススキのシーズンには多くの登山客が訪れる。 生石高原車で山頂まで行けるためと山上ハイクも、ゆっくり散策しても2時間もあれば高原を堪能できるとあって、尼崎の自宅を8時に出発。 車の道路ナビを利用して海南東インターで降り、ナビの指示通り県道180線を進んでいると清水?の集落から急に道路が細くなり、それも急な登りのため、対向車が来たら交わすことが出来ないど!と思っている側から一トントラックや乗用車が次から次と下ってくる。その度交わせるところまでバックや前進と手に汗を握りながら札立峠に着く。 札立峠に着くと道路は一変して広い一車線の道路となる、この道路は何処から来ているのだろうと話しながら生石高原駐車場へ、駐車場へ車を止めて軽装で小屋(食堂)の横を通って高原の尾根に登ってみると素晴らしい360度の展望が開けている。
生石高原駐車場 高原の食堂及び地元の野菜売り場 小屋は高原の中ほどにあるのか尾根の左右は萱の原による緑一色で、尾根筋でなければ久住高原を歩いている錯覚にとらわれる、その中で唯一石岩があるので近づいて見ると笠石と記され、その岩の上に祠が祀られている。
笠石 笠石の祠 岩の上から生石山山頂はどちらだと南北に延びる尾根筋を眺めていると南の方が少し高いので、綺麗に整備されている散策道を登っていると、名の知らない草花の花が目に入ってくる。
岩の上から北西に延びる萱の草原 遊歩道を山頂へと向かう 花の前にはファイルした花の写真と名前が記されているが、覚えられそうにも無い中で唯一ササユリが目に飛び込んでくる、緩やかな登りを登っているにもかかわらず清々しい風によって真夏の暑さを感じない。
遊歩道の分岐に設置されている標識 山頂へ延びる遊歩道 生石山の山頂に着くと山頂の中心部に一際大きな一等三角点の標石が埋め込まれている、時刻は11時半を少し回ったところだが、早い昼食休憩として三角点の横にシートを敷き、360度の展望を楽しみながら「おにぎりと冷たいソーメン」を頂く。
山頂は真近だよ 一等三角点
三角点から北西方面見る 山頂で記念撮影 展望と素晴らしい高原を堪能したあと小屋に立ち寄り、食堂の店員さんに「二川(ふたがわ)温泉」と記した送迎用の車を見たがどの辺にあるの?と聞けば有田方面に下った所にあると言う、だが今日は平日のため入浴は16時からと言って、「ちょっと待ってて」と言って二川温泉に電話で問い合わせて頂き、「今日は団体さんの予約が入っているので14時から入浴できる」と言うので、礼を述べて二川温泉へ。 余談だが、小屋に毎日のように来ていると言う「おじさん」と話していると、私たちが登ってきた車道をシーズンにはマイクロバスを運転して観光客を連れて来てると言う、あの道が狭いといったらここらの林道は走れ無いと言って笑う。「有田への道はどうですか」と聞くと目をつぶっても走れるほどの広い道と言う、礼を述べて駐車場へ。 札立峠から有田方面へ下ると、なるほど車道は広く、これなら大型観光バスでも問題は無いなと思いながら、もし例会として取り組むとすれば少し遠廻りになるが、この道が良いと納得。
国道480号線沿いにある多目的ダム 二川温泉に14時より少し早く着いたが、宿の定員さんにお願いして早めに入浴させて頂き、休憩所に展示している、あの素晴らしい「あらぎ島の棚田」はここから遠いですかと聞くと、車で10分程川沿いに遡ったところと言うので行って見る事に。 棚田を見下ろす展望所に着いて見ると、期待した以上の素晴らしい風景が広がっている、特に田植えが終わって、稲がまだ背伸びせず畦道がはっきりしているところが素晴らしい。
あらぎ島の棚田 蔵王吊橋(観光遊歩道橋) 棚田を見学したあと有り田へ向かう途中、ダム湖に架かる吊橋を見学して有田インターへ、17時30分に帰宅、今日訪れた生石高原に今一度、高原一杯に広がるススキ見学に訪れたいと思う。
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