端正な山容を見せる千ヶ峰

 

 三谷登山口10:30−雄滝10:37−岩座神への分岐11:12−千ヶ峰山頂11:50・12:50−雨乞岩分岐13:10−岩座神下り分岐13:27−下山口13:30−車道出合14:20−三谷登山口14:50

 2012年10月31日(水)前日どこか山に行こうと言うので、何処がいいかなと聞くと千ヶ峰に行こうという事で行って来ました。

 平日とあってか三谷登山口に着くと駐車場には一台の車もなく、登山準備をして登山口を出発、千ヶ峰は私にとって今回三度目の登山となる、谷川横の急斜面を登ると直ぐに雌滝・雄滝を見ながら左へ右へ渡渉を繰り返し、植栽林の斜面を九十九折れに登って行くが、この斜面は何度登ってもきつい。

                

             三谷登山口                                               雄滝

    

            岩盤の登山道                              谷筋には大小様々な滝が

 休憩を採りながら尾根に出ると植栽林の中に紅葉の始まった落葉樹が見え隠れするようになってきた、色づいた木の名前は判らないが陽を浴びて透かし見る紅葉はほんまに美しいが、紅葉を見る余裕がない程険しい登りだ、やっと緩やかになったと思う所で岩座神への分岐に出た。

    

           植栽林の急登を黙々と                       尾根道に出ると色づいた落葉樹も

    

            岩座神分岐                               山頂直下の登り

 記憶が正しければ山頂までの半分を登った事になり、山頂直下を除いて緩やかな登りと記憶している、植栽林を抜け落葉樹の林に入るが、植栽林で見た紅葉の他以外まだ早いのか色づきもなく、山頂直下の登りにさしかかる。

    

山頂広場と二等三角点

 急な登りにはロープが残置されているが、ロープに頼ることなく登って行くと2年前には無かった迂回路が出来ていた、その迂回路へと行くと全てが階段になっており、登りのきつさは同じで、ただ直登と違って滑らないので安心できるかなと、思っていると山頂に出た。

    

            山頂の碑                             山頂から見た初期の紅葉

 山頂には誰もいないと思っていたら、三角点の碑のある所に一つのリュックが見えたが人影は無い、私達も碑の前に行くと、リュックの持ち主が縦走路から帰ってきた、彼の話では縦走路に鹿が二頭居たので見に行っていたと言う。

    

           山頂一帯に広がるススキ                               地籍三角点

 昼食を摂りながら彼と山の話をしていると、彼は西脇市の人で兵庫県の山々を登っていると言い、ここ千ヶ峰から笠形山までの縦走を何度か体験し、千ヶ峰への登山道は熟知していると言う、昼食を終え、彼に教えてもらった縦走路からの岩座神への下りを行って見ることにして、彼に礼を述べ縦走路へ踏み出す。

 彼の話ではピークが二つあり、一つ目のピーク雨乞岩の所からの下りはロープを残置しているほどの急斜面だが、二つ目のピークを過ぎた下りに岩座神への標識があるので、そちらの方が同じ急な下りでも少しましかな?と言うのでそちらを下ることにする。

    

      第一ピークにある岩座神への分岐指標                          雨乞岩

 縦走路は天空の道と記されているように快適で、一つ目のピーク雨乞岩に出ると岩座神への指標と、雨乞岩の謂れを記した標識があり、次のピークへと下って行き、ピークを過ぎた下りに小さな指標が現れたが、うっかりすると見逃してしまいそうな指標だから注意が必要。

    

        雨乞岩の謂れを記した標識                           ピークにある電子基準点

    

          ピークにある電子基準三角点                         快適な縦走路

 指標に従って下り始めるが、登山道と言うか獣道と言うかと思える道が下っているが、道を探しながら、尾根から外れないように緩やかな道を下って行くと一つの分岐に出たが、その分岐にも指標があり、迷うことは無いが、この分岐から急な下りになり、木々を掴まえての下りに変わる。

    

        縦走路から下山道の指標を確かめる                     少し色づき始めて落葉樹

 急な下りを九十九折れに下って行くと三つの谷が合流した所に出て、その谷の三ヶ所から水が流れ落ち綺麗な滝を形成している、しばしその滝に見とれ、谷川を渡り緩やかに下って行くと、第一のピークからの下りと合流し、登山道もしっかりして来たかと思う間もなく林道出合に出た。

    

       滑り落ちそうな植栽林の尾根を下る                     三つの滝が合流した谷間

    

      滑り落ちないかと心配そうに見る同行者                       指標を確かめる

                

    七不思議のひとつ垂直に切り立った岩塔                        岩塔の案内

    

          車道出合に登山道の案内板                      峠を少し下った所から見る千ヶ峰

 獣除けの柵を越え、車道を三谷登山口へと引き返して、峠にさしかかった時に山頂で話をした彼が車で迎えに来てくれたが、三谷登山口まではあと5分ほどの処なので礼を述べて別れ、三谷登山口に着く。尼崎への帰着時間に制限があるので一路家路へと車を走らせる。