河川敷駐車場10:18−和気富士鳥居登山口10:24−和気富士(城山)山頂10:45−烏帽子岩11:01−岩山11:32−前の峰11:44−鷹ノ巣峰12:02−穂高12:04−涸沢12:11−ジャンダルム12:38・13:10−槍の峰分岐13:17−神ノ上山山頂(370.4m)13:48−山の学校跡14:50 私の故郷は大分県清川村(現清川町)今では新幹線や車で帰省しているが、来阪した時は国鉄在来線しかなく列車が岡山県和気辺りを通過するときに車窓から見る低山の岩盤山に登ってみたいと40数年間思い続けていたが、2013年6月末をもって九州別府市に終の住み家として帰省するにあたり、山の仲間によってその機会を得ることができました。 「おこじょ山の会」が1978年に創立されて、その創立の一員を担って35年山の会と共に過ごしてきた関西を山の仲間がその労苦を讃え、私が帰省するまで和気アルプスを縦走したいと漏らした言葉を聞いたのか和気アルプスを企画して戴き参加してまいりました。 和気アルプスを縦走した感想として、和気アルプスの至る所に北アルプスの山々の名前を付けているように低山とは言えアップダウンが烈しく私が数えただけでも13以上繰り返したのでは無いかと思えるが、その反面岩盤によってか木々も低木で展望を楽しみながら歩く岩盤歩きは楽しかった。 河川敷に車を二台と下山口に一台デポして城山登山口(和気富士)へ、登山口から少し登ると名を忘れたがお宮様が現れ、その横に和気アルプスの総図が記された案合図があり、案内図を頭に叩き込み九十九折れに登ること20分で城山山頂に到着。
河川敷から和気富士(城山)を見る 民家の横から鳥居へ
鳥居を潜るとアルプスの始まり 神社の横から急な登りが始まる
城山直下の展望所から 山頂は木々が在り展望は利かないが少し離れると素晴らしい展望が開け四等三角点の標石が埋め込まれている、山頂から指標に従って先ず第一回の下りを経て登り返すと北西斜面に火床が現れ火床の並びを上から眺めると「味」と言う字に見えるが(帰って調べると和気の「和」と言うことが判った)・・・多分きょうとの大文字山等を模したものだろうと考え山の名前はと地図を見ると観音山と記されていた。
アルプスの指標 城山の四等三角点
城山の山頂
城山からモチツツジの咲く尾根道 観音山からまた下り登り返しているうち烏帽子岩と記した所についたがどれが烏帽子岩か判らず岩山・前の峰・鷹の巣山とアップダウンを繰り返す中で正午になったが尾根筋は低木と禿尾根で陽射しを遮る物が無く前方を見ると山頂部に木々が茂っている山頂部が見えるのでそこまで行くと穂高と記されており北アルプスを模した山名が現れ始め、涸沢・ジャンダルと記された山頂で昼食休憩とする。
幾つものアップダウンを繰り返す
岩盤尾根から見る竜王山と痩せ尾根の岩盤
岩盤尾根を行く 昼食を終え尾根筋から眺められる展望を楽しみながら進むと西南に伸びる分岐が現れ、分岐の指標には槍ヶ峰から鵜飼谷温泉と記しているが、私達は和気アルプスの最高峰神ノ上山を目指しているので温泉と言う名に心惹かれるがアップダウンを繰り返しながら最高峰へ。
槍の峰 和気アルプスで唯一平坦な登山道 アップダウンに疲れた身体を大きく立ちはだかる目の前の山の鞍部まで下ると登山道は二手に判れ、さてどちらか登るのかと目を左右に向けると小さな木片の指標が目に留まり、左神ノ上山、右山の学校と記されている、山の学校への下りは山頂からここまで往復するのだなと思いながら山頂へと最後の登りと思いながら展望の利かない斜面・尾根を登っていく。
山頂の二等三角点
神ノ上山山頂 白石様辺りから神ノ上山を望む 山頂は広く二等三角点の標石が埋め込まれ、360度とは言わないが素晴らしい展望が開けている、目を北の方向に向けると兵庫県と岡山県の県境に聳える山々が見られるが山の形成から判るのは那岐山ぐらいかな?それ以外の山々は県境を越えて登った山は無いので判らないが、それにしてもここまでの行程はアルプスと呼ぶに相応しい山尾根だった。 白石様の少し下った尾根から竜王山から城山方面を望む 山頂で展望を堪能したあと分岐点まで戻り、山の学校と記された指標に従って緩やかに下っていると白岩様と記された切り立った岸壁が現れ側まで行ってみると岩の上にロープが束ねて置いてあり、恐る恐る覗いていると下から登ってきた二人の男性が岩の斜面斜度は30度と45度があるが「この二つの岩も登山ルート」になっているが下りはお勧めでき無いと云う。 神ノ上山山頂で私達より年配の方たちと話をしているとき私が「おだてれば豚でも木に登るが、猫はおだてても木から下りることが出来ない」言ったら、おだてられたのではないがこの先の白岩様を登ってきたといっていたのを思い出しあらためて岩を覗いたが目がくらみ吸い込まれそうになった。
白石様の垂直ルート 緩急最後のくだり 白岩様から痩せ尾根を慎重に下っていると先ほどの切り立った白岩様が横から見えたが、岩盤歩きが好きな私でも白岩様と言われるルートだけは登りたくないと思いながら展望の良い痩せ尾根から北斜面へと変わり下り終えると山の学校と記されたプレートが下げられた広い場所に出た。 山の学校と言う知識が無かったので山の学校は実在のものかと思っていたが、戦時中の疎開学校だったようで今では鬱蒼と草木が生い茂り、その中に学校を思い出させる物が点在している、学校から林道らしき道を下っていくと学校の駐車場にデポしておいた駐車場に着き、河川敷の駐車場へ。
山の学校跡 藤公園の藤 河川敷の駐車場から日本一と言われる藤公園で藤まつりが行われていると言うので行って見るとすごい人出で、藤公園に入るには入園料が要ると言われ、公園横から公園全体が見えるので入園は取りやめ藤の花を楽しんだあと宿泊地である赤穂はイツへ移動。 赤穂ハイツから見える家島に先月行って兵庫県一等三角点巡り最後の三角点に行って来たことを感慨深く眺めながら時間の許す限り夕餉を楽しみ就眠に着きました。
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