神秘な白水ダムと白水の滝


 


 
 白水の滝 右への岩から無数の清水が湧き出ている

  13年6月に県立竹田商業の同窓会が大阪梅田で行われた際、同級生の元市会議員が滝を見るのは好きなら是非帰省した折り竹田の白水ダムと白水の滝をお勧めしますとの助言を戴き、この夏休みに豊中市から一人で来ている孫の恭哉と宇佐の姉さん、同居の義姉4人で訪ねてきました。(この時点では尼崎市から別府市へ転居している)
 別府の自宅を9時頃出て国道10号線を走っていると宇佐の姉さんが三重町にある内山観音を訪ね、そのあと清川村の畑に立ち寄って白水ダムに行こうと言うので急遽三重町の内山観音へ。


     
        駐車場から見る般若姫の像                           内山観音寺
 
  内山観音は私が高校生の頃長兄に連れて行ってもらった記憶があるが、それから訪ねたこともなく、その時の記憶は全く忘れている。
 内山観音に着くと大きな姫像が木々の上から顔を覗かせているのを見て、「こんなんあったかな〜」と首をかしげながらお像のある山へと登って行く、お像の前は広い公園になっているが訪れる人もないのか草が生い茂っている。
 その 草むらの横に般若姫にまつわる謂れが記されていたが、汚れがひどく読みづらい部分もあった。


                     
        真名野長者(父親)                 般若姫(娘)                    玉津姫(母親)
 

  内山観音を後に清川村の畑に立ち寄ると南瓜が食べ頃に大きくなっていたので二つほどゲットして白水ダムへ、白水ダムが何処にあるのか判らないので車のナビで検索出来るかどうかわからないなりに検索すると検索できたのでナビに連れて行ってもらうことに。
 白水ダムは今まで見たこともないダムで、ダムの堤が水平でそこから落下する水がタイル状に張られたレンガ石?に当たり白い泡立ちとなって流れ落ちる様は素晴らしく、恭哉もさかんにDSのSDカードに写真を収めていた。元市会議員が訪れることを進めた理由が理解できた感がする。
 ダムの駐車場に次の目的地である白水の滝への案内標識が出ていたので案内に従っていくと道を間違えたのではないかと思えるほど道幅の狭い山奥へと登って行く、広い車道と交わった所にまたも指標が、その指標に従っていくとキャンプ場の駐車場に着いた。
 白水の滝はこの奥にあるらしいが車の進入は禁止、車道の突き当りから滝道に変わり直ぐに落差こそないが大きな二筋の滝が現れる、滝の名前は母滝と記されている、白水の滝はこの先5分と記され、整備された滝道を登って行くと三筋の大滝が現れ白水の滝と記されている。


    
 
  真っ白な水の流れ 真ん中に流木があり水が堰き止められている    横から見た水の流れ落ちる様 真ん中に流木が・・・
  滝への登りの途中対岸に遊歩道みたいな、また岸壁に長い梯子階段が架けられているのを見て対岸を一周出来るのかと思っていたら、対岸へ通じる橋が壊れ今は対岸への通行が禁止されていた。
 キャンプ場の食堂で遅い昼食に恭哉が「流しそうめん」と言うので「流しそうめん」を戴くことに、「流しそうめん」に使用する水はすべて湧き水で、水温は低く二分と水の中に手を付けていられない低さだ。
 


    
  白水の滝の謂れを記した能書き、要約すれば大滝を含めて岩の間から99の滝が出ている、これが100なら百滝となるが99のため百の上━が抜けて白になったと記されている。


    
 
             白水の滝メイン滝                        キャンプ場に架かるロープ橋 良く揺れるよ
 

                  
 岩の隙間や割れ目、至る所から水が流れ出ている
 
 昼食を終え竹田市街に向かっていると又も円形分水と記された標識を見つけ、5月に訪れた円形分水かと標識に従って車を走らせると全く違った場所の円形分水で、大きな駐車場があり円形分水は水を満タンにしながら三方に水を配分している。
 またも恭哉は写真に夢中になるが、私が不思議に思えるのはこの水量の水は何処から引っ張ってきているのか不思議でない、いま私たちがいる場所は多分標高500m地点ではないかと思えるからだ、周りにはそんなに高い山は無い、次同窓会に参加した折元市会議員に聞いて見たいと思う。


    

 竹田市街へと車を向けると宇佐の姉さんが映画「あなたへ」と言う映画で竹田城址のシーンがあったので何処から撮影したのか行って見たいと言うので「あなたへ」に出て来る竹田城址は大分県の竹田城址ではなく兵庫県朝来町の竹田城址だよ、と言うと、同じ名前の城跡があるのかと言ううので、シーンの中で雲海に浮かんだ城跡があっただろうと言うと、そう言えばあったと話しているうちに竹田城址に着く。
 恭哉は城跡なんかしょうもないと文句言っていたが、ここの城跡岡城址は滝廉太郎作曲の「荒城の月」がモデルになった城跡だよと言っても「荒城の月」なんかしらんとむくれぱなしだったが休憩所でソフトクリームを食べる段には機嫌を直し、姉さんも映画で見た撮影箇所を見つける事が出来ず、同じ竹田城址でも違う事に納得、そのあと映画に出た朝来の竹田城址(虎伏城)に連れて行けと言うが、尼崎にいる時ならともかく・・・
 


    
 
 竹田の岡城址へ

  竹田城址を後に家に帰る途中で温泉に入って帰るかと言うと、恭哉がすかさず別府と違う温泉に行こうと言うので、竹田から近い長湯温泉に浸かって帰宅、温泉は誰もいない平屋で源泉かけ流しの炭酸泉ですこぶる気持ちの良い温泉だが、村人が入る温泉のため温泉自体は小さいが設備は整っている(シャワーは無い)入浴料金大人200円・子供100円を備え付けの箱に入れるだけ。
 
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